2013年12月27日

今日で、通常の業務は終了です

今年10月に
宮城県石巻市での水道企業団の全国大会に参加しました。

「東北の現状を見る」も一つのテーマでの開催でした
「街がない」声がありませんでした。

見えるものは、当時の凄まじさを想像する物のみ
頭を下げ、祈るほかに所作がなく
伝える言葉さえない状況でした。

まだまだ、復興には長い時間が必要です
「がんばろう東北」「がんばろう日本」です。

さて、今年の企業団の課題は二つでした
「長期財政計画を全員でつくる」と「技術の継承」です。

節目ではお知らせしたとおり、シナリオは出来上がりました
来年からは、その具体の実現です。

また、職員の不祥事でご迷惑をおかけしました
失った信頼を取り戻すために、日々努力することを
職員一同で期しています。

年の瀬です
皆様もお忙しい日々をお過ごしだと思います
来る年が皆様方にとりまして良い年であることを祈って
今年のブログは終了します。
  


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2013年12月26日

議会終了「料金値下げ決定」

12月の定例議会が終わりました。

議案は8議案 
前年度の決算、今年度の補正予算
職員の不祥事に伴う私の給料減額等と共に
「水道料金の値下げ」案が今議会の大きなテーマでした。

了解を頂きました。

その値下げの内容は
10m3までの基本料金、現在1600円を「1300円」に
5m3未満の料金、1300円を「1150円」に

公民館や消防格納庫用の料金
1m3につき160円を「1m3につき130円」に
平均5.8パーセントの値下げとなる改正です。


(表:来年4月以降の検針より適用する新料金)

このことは、長期計画を策定する際の重要な課題のひとつでした
もちろん、議会に提案するに際しては十分な議論を重ねました
また、手続きも当然必要でした。

公表は、当然議会の議決事項であり
承認を頂きましたので、公表した
という段取りです。

ですから、議論の状況や手続きは議会終了まで伏せていました
後追いになりますが 
「料金値下げ」までの議論の推移を年明けから随時報告します。
  


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2013年12月25日

~ 初日の出 ~

職員の朝のスピーチの紹介です。

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おもしろい本を見つけた
今年発刊の九州密着「のぼろ」(西日本新聞社)という山の本。

全国には「●●富士」というのは色々とあるが
その本の秋号に、九州内の「●●富士」が載っていたので
その一部を紹介する。

薩摩富士(開聞岳)、豊後富士(由布岳)は有名だが
佐賀県内でも3つの山が「●●富士」と呼ばれている。

1つが、伊万里市にある「腰岳」(伊万里富士)
もう1つが、嬉野市にある「唐泉山」(肥前小富士)
いずれも、400m級の山。

そして、残りの1つが
東部水道企業団のエリア内にあり、職員誰でも知り
慣れ親しんでいる神埼市の「日ノ隈山」

神埼市の西郷地区にあるので、西郷富士と呼ばれ
標高148m、紹介されている山の中では最も低い。


(写真:奥に見えるのが「日ノ隈山」桜の名所でもあります)

その他、佐賀から近くには
福岡県と佐賀県の県境に位置する唐津市の浮嶽(筑紫富士)
島原半島には、名前もそのまま「富士山」もある。

本物の富士山には、30年前に五合目まで行ったことがあるが
この先一生のうち、富士山山頂で御来光を拝むことはないだろう。

であれば、せめて行くことが可能な近場で「初日の出」と
地元の●●富士で、御来光を拝むのも一興である。
  


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2013年12月24日

今年1年の振り返り

今年の執務の最後の週
ブログでの情報発信も同様です。

自分の机に積んでいる書類やメモ・切り抜きの整理中
1年間の仕事を振り返り反省やら課題の再確認中
この1年を振り返ります。

仕事始めには「皆んなで考え、皆んなでやる」と
「企業団の強みを発揮しよう」と訓示。

正月らしい飾りつけは一切ない職場
構わないが、年の初め「らしい」ことをしたい
実現したのが「ぜんざい会」
「笑う門には福来る」

また、基山の浄水場が新しくなりました
築30数年が経過し、設備の劣化が否めずに
「膜ろ過方式」という新システムに
これで、基山町の方々には安心して頂けます。


(写真:更新工事の完了した「基山浄水場」)

2月には、水資源機構より恒吉上席審議役をお迎えしての
2回に分けての全職員参加の勉強会
テーマは「筑後川の水取得のルール」
多くの方々が努力されているお陰で「水を頂いている」を再認識。

3月は、この企業長ブログを始めて1年が過ぎ
また、危機管理の一環とPRも兼ねたペットボトル水
「筑後川のめぐみ のんでんしゃい」を製造。


(写真:佐賀東部水道企業団の水「筑後川のめぐみ のんでんしゃい」)

4月、「さが桜マラソン」がフルマラソンとして
吉野ヶ里までのコースに衣替え
東部水道企業団は「給水の役割」を担いサポートしました。

5月には、お客様から「水道の検針員かどうか分かりにくい」
とのご意見を頂き、皆様のお宅に伺う「検針員」の皆さんの
「黄色のジャケット」を新調。


(写真:新調した「検針ジャケット」)

6月には、新しい水道モニターが決まりました
水道に関する意見や要望やお叱りを頂き、改善する「重要な役目」
また「水安全計画」を策定
水源から水道水の製造、そして蛇口までの重要監視視点を特定して
継続的に監視・記録する
少しでも異常があったら、すぐ対策を講じる「お任せ下さい」

夏期で困ることが「渇水」
天気が良いのは大歓迎ですが、困ることが「水不足」
今年は「そろそろ今後の検討を・・・」と準備した時に恵みの雨が
降り過ぎも困ります、日照りも困ります
自然の力の前には無力さを痛感します。

9月は、今年の企業団の重点が「長期計画の策定」
40年先を見て、20年後の企業団を考える
2年間、議論をして「峠は越した」と思える月でした。

10月、一方の今年の重点は「技術の継承」
職員73名のうち、50歳以上が32名、うち55歳以上が21名
あと5年で、企業団の創設期を支えた職員が退職します
具体的なシナリオ、スケジュールも示し 
今後も「水道のけん引者」を目指します。

また、危機管理上の対応として「給水車」を配備しました
大規模な断水事故等の際に、緊急対応の一翼を担います。


(写真:配備した給水車)

11月には、職員による不祥事
皆様の信頼を失う結果となりました
再度「信頼」を得るために努力します
職員一同、懸命に努力中です。

まだ正式には発表できませんが
暮れには、利用者の皆様方全員に喜んで頂ける
報告ができる、と思います。

こんな1年でした
皆様方には、どうぞ風邪でもひかぬようにご自愛ください。
  


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2013年12月20日

H25年度上半期の業務状況の報告

水道事業の条例で
半期毎の業務状況の公表を規定していますので
ここで、概略を報告します。

上半期決算とは
今年度の4月から9月までの中間決算のことです。

まず、収入の柱である水量(有収水量)ですが
【用水供給事業(水道水の卸業)】
【水道事業(水道水の小売業)】ともに
送水量が増加し、安定した給水ができました。

収支では、前年上半期と比較して
 収益で、有収水量の増に伴う料金収入が増加しています。
 ・用水供給事業:有収水量 0.2%増(H24年度上半期比較)
 ・水道事業:有収水量 0.8%増(H24年度上半期比較)

 費用(支出)では 
 用水供給事業の建設時の借金(起債)の返済が順調で
 その支払い利息の減少等によって 
 前年度上半期を上回る利益がありました。

 一方水道事業では 
 配水管改良工事等の増加により若干支出が増加していますが
 用水供給事業と同様に、前年度上半期を上回る利益を計上しています。

用水供給事業、水道事業ともに下半期に向けて
冬場の送水量のピークとなる海苔加工用水の動向をみながら

上半期同様に
安定した給水と経営を目指し、努力していきます。
  


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2013年12月19日

朝の「工事説明」の一幕

入札のある日の朝一番の仕事は
その工事内容等の説明を聞くことです。

直属の係長や課長も同席ですが
原則「担当が説明」がルールです。

最近は、年度末完成に向けての入札が多く
週に数回の「説明・聞き取り」があります
今回紹介するのは、水管橋の塗装工事。

水管橋とは、河川や水路を横断する際に
橋の横に沿うように設置している水道管のことです。

その水管橋の材質や口径はいろいろ
今回は、佐賀市川副町の水管橋の塗装工事でした。

河川や水路は多数あり、それだけの水管橋が現存しています
その中で8か所を選んで、3か年で塗装工事を行なう
今年の設計は、そのうちの3か所分との説明を受けました。


(写真:水路を横断している水管橋)


(写真:サビないように、ナイロンコーティングされていますが
     そのコーティングが経年劣化により剥がれてきています)

その選定の理由は、幹線の管を優先
しかも、放置すれば管本体の劣化を進めることになる
よって、今回「塗装工事」を発注するものだ

との説明でした
もちろん、それ自体に問題はありません
ただ、気になる点が幾つかあって質問
8か所選定し、3年間かけてやる理由は?
他の地域の状況は?

もちろん「答え」はありました。

しかし、今回の川副町の状況は企業団全体の状況
全体の方針議論が必要だ、ということや設備を長く持たせるための
「維持管理」法の議論の必要性を
お互いに認識する時間となりました。
  


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2013年12月18日

「1歩前に」三企業団の新たな目標

三企業団協議会「三部会報告会」の続きです。

事務部会からの報告は3件
1件目は「インソース研修(問題解決研修)」
 業務での問題発見・解決の研修報告でした。


(写真:研修参加者が報告を行います)

 日常の中でムリ・ムダ・ムラがないか
 気付いたら、即、原因や解決策について考える
 そして、関係者全員で話し合う。

 聞けば常識的なこと、しかし実施が難しい
 報告は、東部水道企業団の職員
 そこで「学んだことを、君はどう活かすか?」と質問

 「新年度から新たな業務が始まる
  現在整理中だが、話し合いながらマニュアルをつくる」
 でした、期待しています。

2件目は、横浜市への先進地視察の報告
 この目的は、職員提案制度

 改善活動が活発に行なわれていることに対して
 「我々も」との提案がありました。

 我々佐賀東部も「負けてはいない」とは思うが
 提案には参考になることが多く含んでいました。

 民間並みに、提案については「報奨金制度の是非は」との意見も
 有名な「トヨタの改善」は、1件の報奨金が5千円だそうです。

3件目は筑後川流域講座の参加報告
 「筑後川まるごと博物館運営委員会」が主催される勉強の場です

 毎年、20講座程度開催され。その報告でした
 とくに、若い職員の参加は有意義です。

 たくさんの人の努力があって筑後川が守られていること
 また、流域全体を知る意義や広い視野で今後の業務に携わる必要性
 等を学び「新鮮だった」との報告。


最後に福岡地区水道企業団の岩﨑企業長から講評を受けました。
 上手で素晴らしい「報告」ができた
 毎年、向上している
 しかし、考える時期にきた「この目的は何か?」を

 企業団の運営にどう活かすか?
 それぞれの役割は?
 「今後どうする? どうしたい?」の質問も多かった。

 もう1歩「前に進めよう」
 「根本にふれる」報告会にするために前に進めよう。

 例えば
 「学んだ報告」より「そのグループで話・実践したこと」
 を報告するのも、ひとつの方法。

 今、水道を取り巻く状況は厳しい
 「安心・安全・安定」は当然で「安価な水」を求められる
 それを具現化する議論と実践が大事。


(写真:岩﨑企業長の講評)

そんな講評でした
私も当然、同感です
「1歩前に」この三企業団の新年度の新たな目標です。
  


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2013年12月17日

三企業団協議会「三部会報告会」開催

筑後川に水道水の水源を持つ
三企業団の事業報告会を行いました。

今年の担当は、福岡県南広域水道企業団

 ここは、福岡県の南部に位置する
 久留米・大川・筑後・柳川・大牟田・八女・朝倉
 みやまの8市と大木・広川・筑前の3町と
 三井水道企業団で構成されています。

水質・工務・事務の三つの部会で1年間の研修計画を立て
その課題解決に取り組んでいます
今回は、その報告会でした。


(写真:開会の挨拶を行いました)

水質部会の報告は2件
ひとつは、水質の外部精度管理の実施報告

 水質調査の命は「信頼性」その条件は測定値の正確さ
 その正確性とは「精度管理」
 精度管理とは「誤差を小さくすること」

 事業体各々が取り組むことはもちろんだが
 周辺の水道事業体と共に
 検査の精度や技術者の能力をアップさせよう
 との目的で行なっています。

 参加事業体は 三企業団のほかに
 北九州市・福岡市・久留米市・佐賀市
 佐賀西部水道企業団の8事業体。

 詳しい内容は省略させてもらいますが
 結果は「全ての事業体で検査精度は満足する値」
 全国との比較においても「良好」との結果でした。

 これに対し 
 「人材育成や技術の継承が難しい」との報告があったが
 「その具体策は?」と質問

 「三企業体の更なる連携」との回答「納得でした」

ふたつ目は「日本水環境シンポ」への参加報告
 沖縄での開催であり「沖縄の水事情」の報告

 「赤土の海への流出」でのサンゴ等への環境破壊や
 全国ワーストと言われる河川水質汚染に対する水質改善への取り組み
 また、宮古島の地下水汚染の状況

 通常の業務では知りえない情報と
 現地での「それらを改善しようとする取り組み」を知った
 「水状況を大きく見る」必要性を改めて感じてくれたようです。


工務部会は私たちの「基山浄水場」の現地見学の報告
 「膜ろ過方式」という新しい施設と装置
 容易な維持管理のシステム
 環境に配慮した施設

 既存の施設の有効利用と耐用年数を少しでも長くとの「長寿命化」
 その点を誉めてもらいました。


長くなりました
残りは明日とします。
  


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2013年12月16日

”めでたし、めでたし”の裏には

職員の朝のスピーチの紹介です。

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先日、気になる新聞広告を見ました。

子供の赤鬼が泣いている絵と
”ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました”
という文字。

思い浮かんだのは、金子みすずの「大漁」という詩
大漁の時、浜はお祭り騒ぎだけど
海の中ではお葬式であろう、という主旨

勝ち組は大いに喜び、負け組には敬意を払わない
そんな構図。

野球の日本シリーズでも、三振を取った投手が”ガッツポーズ”
三振したバッターは、その態度に憤慨

後日、そのバッターがホームランを打ち
二塁を廻ったところで、投手を挑発、投手も言い返す。
(オイオイ、子どもも見ているのに・・・)

サッカーでもゴールを決めた後、奇抜なダンスで
はしゃぐ選手もいます

それは、プロのパフォーマンスの一部と
見ることもできますが・・・。

かつて学生時代に所属していたラグビー部では
トライを決めた後は派手に喜んではいけないと
教えられました。

相手の立場に立って、大喜びせず
仲間と肩をたたき合い喜びを分かち合う程度
そこは騎士道精神に基づいた態度ということ。

激しく体をぶつけ合うスポーツなので
相手を挑発して感情的になってしまっては
ただの暴力集団になりかねない。

そんな配慮もあるのでしょう。

剣道でも同じように、一本決めても
ガッツポーズをすると取り消しとなります。

この新聞広告をみて”めでたし、めでたし”の裏には
”悲しみや苦しみ”があり、勝った者にはその人たちへの
配慮も必要なことであると改めて感じました。

みんなが笑い合える世の中になるように
全ての人に敬意を払える大人になることが理想ですが・・・


(イラスト:座禅でも組んで・・・)

なかなか難しい(ヤレヤレ)
それは人生の修行ということか!
  


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2013年12月13日

「筑後川流域講座」受講

福岡県久留米市にある久留米大学にて
「筑後川流域講座」を受講してきた職員からの報告です。

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「筑後川流域講座」とは
筑後川の上流から下流の自然や歴史
密接に関わる流域の生活について

机上だけでなく、現地学習までを含めた総合的な講座で
年間を通じ、十数回にわたって開講されています。

今回は「筑後川の水資源について」という内容の講義(座学)
講師は、(独)水資源機構筑後川局の松尾次長でした。


(写真:講義の様子)

教室に入って現役の学生と机を並べるのは、
最初戸惑いましたが、数十年ぶりの学生気分は
気恥ずかしさと緊張で複雑な気分でした。

昭和36年に制定された筑後川水資源開発基本計画から
河川に建造されたダムの種類、役割から
農業用水や洪水、渇水への効果等
多岐にわたる「筑後川の水利用」のわかりやすい講義でした。

講義の最後に、平成24年度竣工の大山ダムにおいて
日田市出身の漫画家諌山創氏の
人気漫画「進撃の巨人」を再現したイベントが開催され
1000人を上回る人が詰め掛け、大変賑わったとの紹介でした。


(写真:大山ダムでのイベントの様子
    【写真提供:(独)水資源機構大山ダム管理所】)

この受講によって、聞いたことがあった断片的な事柄が
系統的に整理され、全体像を把握できました。

ダム建設により故郷を離れた方たちの思いや
「限りある水資源」の管理に日々努力されていることを思いながら
今後の業務に取り組みたいと思いを新たにしました。
  


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2013年12月12日

朝一番の仕事「設計担当からの説明」

工事の入札を、週に1~2回実施しています
入札日の朝一番は、設計担当者による工事内容の説明を聞きます
ここ2年半、恒例になりました。

担当者の手により設計書が作成され、工事の契約のために
設計図書一式が「決裁」という形でまわってきます
事前に、工法の検討や内容は上司のチェックが済んでいます。


(写真:設計書・設計図・契約書を綴った工事ファイルの一部
    年間百数十件の工事を発注しています)

きっかけは、契約担当の「企業長に内容の勉強を」と
担当者の「説明能力の向上」をという配慮だったと思います
最初の半年間は、まさに私の勉強でした。

最近は、一歩進んだ議論が多くなってきました
設計書とは、何らかの工事を業者の皆さんに
請負って実施してもらうための基本的な資料です。

当然、設計の内容が重要です。

しかし「一歩進んだ議論」とは、その工事が果たす役割や
全体に及ぼす影響、全体計画との関係等々
単にひとつの工事の設計の良し悪しではなく

企業団の「工務関係職員」として当然必須と思える将来展望や
課題の克服の観点での「ひとつの工事設計書」と捉え
質問や議論を行なっています。

担当の職員も、それを予想した説明がみられますし
朝の短時間ではありますが、予期しない質問にも答える
質問する私も、的確に問う。

これを繰り返すことでも、課題のひとつでもある
職員力のアップの一助になっていくと考えています。
  


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2013年12月11日

「問題解決研修」に参加して(その2)

昨日の続きです
もう1名の参加職員からの報告の紹介です。

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今回の研修は、若手職員向けの研修で
職場の問題点を解決する方法の紹介でした。


(写真:研修会の様子)

事前に
各々の職員の意見を取りまとめての参加が今回のルール。

研修は身近な事例を参考に
職場における「簡単な問題点を解決する方法」

自分なりに重要と感じたことは
人の意見を否定せず、まず受け止めること
その上で自分の意見を発言すること。

人の意見を聞き、とりあえず真似してみることで
解決できる可能性が十分あるかもしれない。

問題には自分一人でなく、問題意識を共有すること
一人で考えるより多面的に考えることができる。

問題に共通する原因とは 
コミュニケーション不足が大いに関係していること
具体的にいえば挨拶がないこと。

確かに挨拶をしない人がいることもあるが
コミュニケーションをとる一つのツールとして大事。

今回の研修は、若手職員向けの研修で
講師の方は管理職向けの講習もされていると聞く
話のなかでは、若手職員が感じている職場の問題の多くは
管理職の方も同じように感じられている、と言う。

問題解決できないのは、やはりコミュニケーション不足
問題解決の方法としては、やはり挨拶。

個人的には、あともうひとつ感謝
ありがとうと口にだすのは、やはり大事なこと。

コミュニケーションをとって
少しでも問題を少なくしたいと実感した研修でした。

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内容は常識的なこと
しかし「その常識が大事だ」とのこと
我が身にも言えることです。
  


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2013年12月10日

「問題解決研修」に参加して(その1)

筑後川から水を取水している
・福岡地区水道企業団
・福岡県南広域水道企業団
・佐賀東部水道企業団
の三つの水道企業団が合同で職員の研修を行っています。

今回は、民間から講師を招き「問題解決」という内容で
福岡県南広域水道企業団で研修が行われました。

参加した職員のうちの2名に報告してもらいました
まず、1名の報告を紹介します。

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問題解決に向けてのプロセスを
5~6人のグループ班に別れ、討議をしながら学びました。


(写真:研修会の様子)

問題とは何か?
「真の原因を探し出し、除去すること」からはじまり
解決するためのポイントを学び

ポイントに沿って各々が持つ問題点について考え
グループ内で全員が発表
時折、共通の課題を協議し、全体で発表しました。

ポイントの詳細、学習内容は記載しませんが
例を上げれば「コミュニケーションが不足している」という
共通の課題について要因の図式化を行い
グループ毎の発表を行いました。

この要因として、点在する職場、飲みにケーションの不足
年齢の違い、上司次第、情報の共有不足などがあがりました。


(写真:グループ毎に討議を行いました)


(写真:グループ毎に代表者が発表)

業務に関する問題点の一番の要因を
講師の方は、コミュニケーションの不足と考えられたようで
今回、他の企業団の方とグループを作り、討議することで
かなりコミュニケーションの練習になったようです。

職場でのコミュニケーションで大事なことは
挨拶、ほうれんそう(報告・連絡・相談)

私自身、遅れたり、しなかったり、
反省する点が多々あるなと感じました。

また、自分のみの考えで業務を進めるのではなく
声を上げて周りに聞き、進めることの大切さを痛感しました。

私達のグループを含め、ほとんどのグループは
最後に考えた業務に関する問題が大きすぎ
対応策までには至りませんでしたが、
時間いっぱいまで密度の高い研修でした。

講師の方を初め、お世話いただいた
福岡県南広域水道企業団の皆様
ありがとうございました。
  


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2013年12月09日

冬模様「気持ちに感謝」

この企業団敷地も冬模様に衣替え中です
10数本あるイチョウが葉を落とし始めました
南京ハゼやアメリカフーも真っ赤に色づき、太陽の光に輝いています。


(写真:葉の少なくなった敷地内のイチョウ)

例年のように、実をつけたギンナンを少し頂きました
使い古しの封筒に入れ、レンジでチン
酒好きの私 
日本酒大好きだが、最近は肥満防止のため焼酎のお湯割り


(写真:収穫したイチョウの実「銀杏(ギンナン)」)

頂いたギンナンの殻の中は、鮮やかな緑色
ひとつ口に入れたら
懐かしい香りと同時にある光景を思い出した。

昔昔のことだが
火鉢の火で、小さなフライパンで炙りながら
冷酒を飲んでいた親父の姿と重なり
懐かしくも不思議な感触を味わった。

同時に
食べるまでの手間ひまをかけて下さった方のことも思い浮かぶ。

食べる側は「美味しかった」の一言だが 
それまでの手間ひまは大変
銀杏の実を拾って洗い、皮をむき、日陰干しをする。

季節のものを頂き、それを美味しく食べる
何てことはない一つの日常だが
ひと粒のギンナンが、豊かな食卓にしてくれたことに「感謝」です。
  


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2013年12月06日

筑後川水道三企業団協議会の先進地視察

筑後川水道三企業団協議会の視察研修に参加した
職員からの報告をご紹介します。

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筑後川水道三企業団協議会の
事務部会の研修として、当企業団、福岡地区水道企業団
福岡県南広域水道企業団の各1名で

先進地である横浜市に視察へ行き
横浜市水道局で業務改善への取り組みについて聞いてきました。

改善推進体制として、まず各課からテーマを募集して
応募のあったテーマを審査します。

テーマを決め、メンバーを募集し
水道局内の課を超えた横断的なメンバーにより

水道事業に係る施策の調査や
立案を行う施策研究会にて議論されていました。


(図:「改善推進体制」フロー)

効率的な仕事がよりよいサービスになり
それがお客様満足に繋がり
職員満足になるというよい循環を果たしていました。

横浜市水道局西谷浄水場隣接する
横浜水道記念館も見学してきました。


(写真:横浜水道記念館)


(写真:展示されていた「木桶水道」)


(写真:西谷浄水場の水が飲める水飲み場)

横浜市の水道は
近代水道として日本で一番最初にできたこともあり
非常に高い技術力、また職員の方の業務に対する意識や
能力の高さを感じました。

お忙しいところ対応いただきありがとうございました。

  


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2013年12月05日

管工事協同組合「総会」へ出席

水道管の更新や修繕、また日頃の維持・管理等
24時間体制で水道管を見守っている方々の団体が
「管工事協同組合」です。

その「総会」に呼んで頂き、ご挨拶をしました
歴史を重ね、今回は33回の通常総会

また、昨年新しく理事長になられた田中氏はじめ役員の皆様に
「日頃からの協力と努力」にお礼を申し上げ
次のような話をしました。

 東部水道企業団は、短期的には順調に経営も事業も進んでいる 
 しかし、長期的な視点での経営には一抹の不安もあった
 そこで、2年をかけて「長期計画の策定」を行なった

 40年後を見越して20年後の企業団の姿を見るもの
 結論は「大丈夫です」 
 で、皆さんに関係が深いことを2点

 1点目は「鉛製給水管・石綿管」更新の平成32年完了を
 目指しているが、今後は前倒しして早期の更新を予定

 2点目は、直接皆さんに関係するのが今後の管更新に掛ける予算で 
 年4億円ベースを続ける
 お互い切磋琢磨しあい「水道」をよりよいものにしていきましょう

 また、職員の不祥事でご迷惑をおかけした事を詫び
 水道事業の両輪として
 利用者の方々から信頼されるよう努力する

そんな内容の挨拶をさせていただきました。


総会の後は「懇親会」に出席
もちろん会費制の懇親会です。

この懇親会には、管工事協同組合の賛助会員として
メーカーや代理人の方が多く参加されます。

その方々とは、工務の業務では当然お世話になっています
しかし、私が直接「お話をする機会」は少なく
機会を持ちたいと常々思っていました。

多くの方々とコンタクトがとれました
今後、メーカーとして、代理人の立場として東部水道企業団の
「今後のあり方」等々の議論や情報の交換ができるものと思います
お世話になりました、また、今後もお世話になります。

この席でも挨拶が求められ
思いのたけの一端をお話させて頂きました
一部、紹介します。

懇親会なので少々の飛躍はご勘弁を、との注釈付で

 たくさんの水道企業団や事業体がありますが
 設立当時は、全国で最初に用水供給事業と水道事業の
 二つの事業を一つの企業団で行う事業体として注目されました

 しかし、現在の状況は残念ながら「昔の名前で出ています」程度

 今後、人口減少が進み、当然収入も減少
 民間への委譲とか連携・合併の気運がますます高まる

 で、東部水道企業団の生き残り策として
 「用水供給事業・水道事業」をやっているのは当然「強み」

 企業団ですので、職員が水道の専門家も「強み」
 この強みを発揮する、西の佐賀東部水道企業団の復活を目指す

少々「ホラ気」もありますが、大真面目で頑張りたい
も本音です。
  


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2013年12月04日

幹事会の報告

定例の議会の前に行なうのが定例の幹事会
構成市町の副市長・副町長がメンバーです。

12月議会に提案する提出議案の事前の説明が主な内容です
今回は議案が多く、8つを予定しています。

H24年度の決算、H25年度の補正予算が主たる案件ですが
それに加えて今回は、「水道用水供給条例」の用水料金
「水道事業給水条例」の水道料金について
「料金値下げ」の検討経緯と考え方を説明しました。

「値下げ」についての議論は議会終了後に
議論の経過を含めてご報告します。

なお、冒頭には職員の不祥事を詫び
処分の内容や再発防止等を説明し、「利用者の皆様の信頼」を
再び得るための努力を職員一同、肝に銘じ
日々努力することをお約束してご了解を頂きました。
  


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2013年12月03日

インターネットのトラブル

先日、企業団本庁のインターネットが
使えなくなり、不便な状況となりました。

インターネットとの接続を集中管理している機器に
不具合が生じたのが原因で、復旧に一日弱かかりました。

インターネットを通じた情報発信や
メールを用いた情報交換、連絡が全て使えなくなりました。

普段は何気なく利用していたものが使えなくなり
こんなに不便なものかと困惑した次第で
また、こんなにも依存しているのか、と再認識しました。

幸いにして短時間で復旧できたのですが
長時間にわたり使えない状況を想定した場合
どのように対応できるのか考えさせられました。

メールの停止中に緊急で連絡を行う必要があった
関係の皆様、大変ご迷惑をおかけしました。

危機管理対策上、外因、内因に対する
二重、三重の安全対策の必要性を痛感しました。
  


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2013年12月02日

給水車を導入

10月、東部水道企業団に給水車が配備されました。


(写真:納車された給水車)

赤色灯、サイレンを装備した「緊急自動車」として
災害時、緊急時に活躍が期待されます。


(写真:飲料水を運ぶため、ステンレス製のタンクです)

普通免許で運転できるように
タンクを1,800リットルとして利便性をよくしました。

企業団の大動脈である送水管が漏水した場合
水道水の供給がストップします。

影響が広範囲に及ぶ場合
他事業体や自衛隊からの応援が必要ですが
最低限の緊急対応として購入にいたりました。


(写真:操作方法の説明を受けました)

もちろん
通常の計画的な断水工事の対応としても使用します。

しかし、いざという時に問題なく使えるように
職員の研修を進めていきます。
  


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