2013年03月29日

H25年3月退職の職員さん「お疲れ様でした」

今年はお二人が退職されます。長い間お疲れ様でした。

古賀次長は、佐賀東部水道企業団の創設から組織の要として
総務、財政全般にわたり活躍されてきました。

 経理課長の時は、経費節減と事業の効率化を目指し、
 各部署と喧々諤々の議論をされてきたと聞いております。
 そのおかげで財政状況も好転し、料金値下げという形で
 利用者の皆様に還元することが出来ました。

 また、その後は総務課長、次長として歴代の企業長を支えられ、
 後進の指導にも余念がなく、企業団にはなくてはならない
 存在でした。

松本営業課長は、川副町の水道課時代から通算して
25年近くになる水道事業のエキスパートです。

 水道事業については、総務・財政から料金調定全般まで
 幅広い守備範囲ですが、企業団の水道事業統合により
 派遣職員として勤務された後も、引き続き企業団職員として
 地域の水道事業の第一線に立ち、先頭で利用者の方と
 接して来られ、その柔らかな人柄で多くのトラブルを
 解決して来られたと聞いております。

 地元の佐賀営業所をはじめ、神埼営業所、三養基営業所
 更には基山出張所でも活躍されてこられました。


お二人とも企業団のために大きな尽力を頂きました。
今後は残った私たちがその思いをしっかりと受け継ぎ、
次の世代に確実に引き継ぐことをお約束します。

  


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2013年03月28日

H24年度の振り返り

平成24年度も終わりを迎えています
そこで反省を含めた総括を簡単に報告します。

年度当初に
利用者の皆様あっての東部水道企業団
だから、「常に利用者目線で」が基本中の基本。

そのためには
「みんなで考え みんなで実行」
よって、「指示待ち」は駄目
個人プレーも駄目、チームで動いて欲しい
と求めました。

具体の仕事で大きな課題はふたつ
ひとつは「長期の財政計画の策定」
企業団総ががりで議論中です。

二点目は「危機管理」
危機の想定と対策、そこでの課題
これも順調に進んでいます。

先日、新年度予算確定のためのヒアリング時での
「いろいろな発見」シリーズを報告しました
随分と深い議論が出来たと思います。


(写真:ヒアリングの様子)

職員の創造性豊かな提案や
この企業団のなりたちを再確認して
現在の課題と向き合うことも出来つつあります。

反省材料も当然ありますが「前を向く」
まさに、企業団内部の最大の課題である
大量退職に伴う
「技術の継承」の具体論だと考えています。

  


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2013年03月27日

ブログ 1年がすぎました

この「企業長ブログ」を書き始めて
一年が過ぎようとしています。

企業団の事業内容や経営の状況
また、日頃の仕事や職員の仕事ぶりや悩み
私の思い等を利用者の皆様にお知らせする

それで、東部水道企業団が
日頃考えていることを知って頂きたい
と言う気持ちで毎日書いてきました。

当初、お約束しましたことが3点
1点は「決まった」ことのお知らせも大事だが
「途中の経過」をお知らせする
このことは「出来た」と思います。

2点目は「お役立ち情報」まだまだです
3点目は「地域の情報」今後も引き続き紹介します。

多くの方から、様々なご意見も頂きました
それらのご意見を糧に続けます。



(写真:2月に更新工事を完成した「基山浄水場」
    膜処理にて浄水処理を行います)


次年度の、このブログの目標はふたつ。

ひとつは、私たちの生活にとって欠かせない「水」
その恵みの水は 
多くの方々の手によって支えられ
浄水場で「飲料水」にして家庭に届けられます
水に携わる方々や地域の情報も数多く発信します。

もうひとつは
利用される家庭からの目線での情報発信を心がけます
来年度の企業長ブログの目標は
「NO 一方的な発信」です。
  


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2013年03月26日

電気自動車の試乗会

先日、当企業団の駐車場で
「一万人ローラー試乗会」が実施されました。


(写真:試乗受付の様子)

これは、佐賀県が低炭素社会に向け
電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)の
普及に向けた取り組みを進めていることを受け

平成23年度から3か年で、環境に負荷の少ないEVやPHVへの
理解を深めてもらう事を目的に、県内各所で、1万人を目標に
体験試乗が実施されているものです。


(写真:2台のEV、1台のPHVの試乗となりました)

EVとPHVの特徴は
【EV(電気自動車)】
 ・環境に優しい
  走行時に二酸化炭素を排出しない。
  エンジンがないため、走行中の振動や音が静か。
 ・燃費が安い
  ガソリンエンジンと比べて、約1/3~1/9のコスト。
 ・燃料費が安定している
  ガソリンに比べ、価格が安定している。
 ・エネルギー補給が手軽
  スタンドに行かず、家での充電が可能。

 ・ガソリン車に比べ、走行距離が短い
 ・車両価格が高い
 ・充電に時間がかかる
  通常充電で6~8時間、急速充電で30分。

【PHV(プラグインハイブリッド)】
 ・EVの性能を兼ねる
  電気のみの走行が可能。
  環境に優しく、燃料費も抑えられる。
 ・走行距離が長い
  EV走行できなくなっても、ハイブリッド車として走行できる。


(写真:試乗したEV)


(写真:軽自動車クラスのEVにも試乗しました)

試乗した職員の感想は
静か、パワーがある、普通に運転できる
と、乗り心地の面では概ね好評で

後は、充電1回あたりの短い走行距離と
充電時間、充電場所の問題でしょうか。


国と県の補助金もあり
だいぶ安く購入できるようにはなっているようですが

今後の普及は、どうなっていくのでしょうか?
  


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2013年03月25日

佐賀東部水道企業団のボトル水

当企業団では危機管理対策の一環として、
またおいしい水道水のPRも兼ねて、
北茂安浄水場で浄水処理した水を原材料とした
500mlのペットボトルウォーター
「筑後川のめぐみ のんでんしゃい」を製造しました。

災害時に必要な飲料水
どうしても水道管でお届け出来ない場合、
近隣事業体にも応援してもらい、給水車や給水タンク、
給水袋等をフル稼働して、皆様に命の水をお届けします。

その場合、手軽に使えるのがボトル水。
その備蓄を始めました。

また、水道水の安全性やおいしさについて
皆様のご理解を深めていただくことも目的としています。

ボトル水の製造本数は年間2,880本を予定。
一箱24本入りで、120箱。

北茂安浄水場や本庁の冷暗所にて保管しています。
販売はしませんが、浄水場への見学者の方には
試飲していただく予定です。


(写真:安心安全でおいしい佐賀東部の水)




(写真:ラベルはシンプルにネーミングと企業団説明等)

ネーミングの背景は水の広がりをイメージ。

佐賀東部水道企業団の水
筑後川のめぐみ
のんでんしゃい

もし、飲まれる機会がございましたら、感想などを
コメントとしてお寄せくだされば幸いです。






  


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2013年03月22日

H24年度水道モニター視察研修(その4)

海の中道奈多海水淡水化センターの各施設について
丁寧に説明していただきました。

次は恒例のきき水。普通のご家庭にお届けしている
水道水と出来たばかりの海淡水を飲み比べできます。


(写真:どちらが海淡水か皆さんおわかりでしょうか)

普段から水を飲まれている方が多いのでしょうか
ほとんどの方は正解でした。

海水淡水化の水は、いわゆる蒸留水、水の味はしません。
普通の水道水には、ミネラル分があり、
それが水のうまみとなっています。


(写真:皆さん正解でホッとされた様子)

濃縮された海水も味見していただきました。
けっこうしょっぱいです。

純粋な真水である海淡水は、福岡地区水道企業団の
ボトル水として以外は、ここでしか飲むことが出来ません。

海淡水は、一般家庭に届けられる前に、通常の方法で浄水処理された
水道水とブレンドされています。



(写真:パネルコーナーでは筑後川のことも紹介されています)



(写真:流域の市町村や福岡都市圏の紹介コーナー)

福岡地区水道企業団に関係するダム等の他、
流域市町村のパンフも置いてありました。


(写真:福岡地区水道企業団の水は多くの都市で大切に使われています)



(写真:海水淡水化センターの模型)

海水から真水(淡水)になる工程が分かりやすく表示されます。


(写真:最後に水道モニターの皆さんで集合写真)

海水淡水化センターの所長さんはじめ、
丁寧にガイドをしてくださった職員さん、
大変ありがとうございました。
お世話になりました。

さて、おなかも空いたので次は昼食です。


(写真:和白駅の近くにあるレストラン)



(写真:バイキング形式で皆さんのんびりしていただきました)



(写真:途中基山パーキングでトイレ休憩)




(写真:みやき町中原庁舎前や神埼市役所前で順次降車)

皆様お疲れ様でした。有意義な視察研修になったことと思います。
一年間モニター活動ありがとうございました。
また今後もよろしくお願いします。







  


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2013年03月21日

H24年度水道モニター視察研修(その3)

UFろ過膜で海水をきれいにしますが、そのままでは
まだ塩分が残っており、飲むことはできません。

真水は通すが、塩分は通さない特殊な性質を持つ「半透膜」で
真水と海水を仕切ると、真水が海水へと移動する「浸透現象」が
起きるそうです。

一定のところでつり合いがとれ、水の移動は止まりますが、
この浸透現象を逆に利用し、強い圧力を海水側に与えると
海水中の水だけが真水側に押し出されます。
これを「逆浸透」といい、こうして海水が真水になります。


(写真:図で見ると分かりやすいですね)



(写真:高圧RO膜の構造説明)

三酢酸セルロース系中空糸型の高圧RO膜が使われています。


(写真:とても分かりやすい説明でした)



(写真:上の筒の中に多くの糸みたいな膜が入っています)

これ一本で一日50m3の真水を作ることができるそうです。
モニターさんのご質問にも丁寧に回答をしていただきました。


(写真:高圧RO膜はニ千本もあります)

単純に計算すると、50×2,000=100,000m3となりそうですが
取水された海水の全部が真水になるのではなく、一定の割合を利用し
後の濃縮された海水は、下水センターの処理水と混ぜ合わせて
環境に影響が少ないように配慮した上で、海中に戻されている
そうです。



(写真:三つ目の膜は、低圧RO膜)

ポリアミド系スパイラル型で、主に水質の調整用に使われています。


また、この海の中道の海水淡水化センターでは
世界でここだけに採用されている取水施設があります。

通常、海水を取水する場合は、海底に構造物を設置するのですが、
この直接取水方式ではなく、海底の砂の中に取水管を設置する
「浸透取水方式」という新技術を採用されています。


(写真:とても分かりやすい模型が展示)

これは「海の緩速ろ過システム」と呼ばれ、砂の層を利用して
海水をろ過するので、水質が安定し、ゴミや不純物が少ない
きれいな海水を取水できます。

また、海中に構造物が露出しないので、漁業への影響も少なく
海洋生物への影響も抑えることができるとされています。



(写真:集水親管は1800mmもの大きさ)

当然、普通の人より大きいです。
取水施設は、2万平方メートルもの広さで
海水淡水化センターの地下までは、ポンプを使うことなく
自然の水位でゆっくり流れ込んでいるそうです。

次で視察シリーズの最後になります。









  


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2013年03月19日

H24年度水道モニター視察研修(その2)

海水を真水にする。書くだけなら簡単ですが、実際は大変です。
ご家庭でもやかんでお湯を沸かすと、ふたの裏に水滴が付きます。

それは水が気化し、ふたで冷やされて再び水となったもので、
いわゆる蒸留水。
これは簡単ですが、大量のエネルギーを必要とします。

日本で最初の海水淡水化施設である池島炭鉱は、
炭鉱ということでエネルギーの確保は問題ありませんでしたが、
今日の社会では省エネ、温暖化防止は大きな課題です。

まみずピアでは、三つの膜を使う
省エネ型の逆浸透システムを採用されているそうです。



(写真:その一つ、UF膜ろ過装置の説明パネル)

実物のろ過膜を本に仕立てた分かりやすいパネル。
UF膜は、ポリフッ化ビニリデン系スパイラル型。

これは直接海水を真水にするものではなく、
処理の前に小さなウイルスやコロイドをろ過するもので、
海水のままきれいにします。


(写真:ろ過膜本体、バームクーヘンみたいなイメージです)

これは非常に汚れが付くので、数十秒毎に自動洗浄されているとか。


(写真:本を開いて読むイメージで丁寧な解説があります)



(写真:分かりやすく説明してもらいました)



(写真:そのUF膜が3060本)



(写真:UF膜の穴の大きさをイメージできる装置)

コーヒーフィルターの穴と比べると・・・
いや、実際行かれて体験されてください。
超桁違いに小さい穴で、細菌も通さないとか。


(写真:皆さん熱心に勉強されていました)



(写真:次の膜処理工程をイメージした通路)



(写真:施設の中心部分)

続きます。





  


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2013年03月18日

H24年度水道モニター視察研修(その1)

【海の中道奈多海水淡水化センター見学】

当企業団では水道モニター制度を設けており、
アンケートなどにより、極力、多くの方から
水道に対するご意見をお伺いすることにしております。

先般、その活動の一つとして、水道モニターさんと御一緒に
職員が海水淡水化センターの見学に行ってきましたので、
数回に分けてご報告いたします。

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平成25年3月7日(木)、企業団本庁を出発し、途中神埼市役所や
みやき町役場前で皆さんに乗車いただきました。



(写真:水道モニターさん13名、企業団職員5名の参加)



(写真:黄砂の影響か、なんとなく霞んだ福岡の空)

海水淡水化センターは、福岡地区水道企業団の施設であり、
平成17年度から稼働されています。

福岡地区水道企業団のメインの水源は、佐賀東部と同様
筑後川であり、江川・寺内ダムもその水源の一つです。

車中では、福岡地区水道企業団の歴史や海水淡水化センターの
建設に至る経緯等をご説明させていただきました。

また、九州最後の炭鉱、池島炭鉱が、九州で最初の海水淡水施設
だったことなどもご紹介しました。


(写真:海の中道にある海水淡水化センター「まみずピア」)



(写真:一本のトマト苗が水と少しの養分でここまで育つとか)

水の力はすごいですね。


(写真:一階ホールには福岡都市圏をかたどった大型パネルも)

建物は二階建て1万6千平方メートル、敷地は4万6千平方メートルとか。


(写真:まみずピアとキャラクターの真水(まみ)ちゃん、しおっぴー)



(写真:二階で施設の概要についてレクチャーを受けます)



(写真:施設概要についてビデオで紹介されました)

ここは日量5万トン、福岡都市圏25万人分の能力を持つ
日本最大の海水淡水化施設です。


引き続き、実際にセンター(工場)内を見学します。
もちろん実際に機械が動いている場所は危険性もあるので
見学専用の通路を歩きます。


(写真:海水淡水化センターの中央操作室)

AED設置のマークがありますが、
当企業団の北茂安浄水場にも、AEDは設置しています。

次回は海水淡水化のしくみなどについて簡単にご紹介します。







  


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2013年03月15日

富士しゃくなげ湖ウォークのご案内

平成24年3月、佐賀市富士町に完成した嘉瀬川ダム。
その竣工一周年を記念して、3月20日(水)の春分の日、
「富士しゃくなげ湖ウォーク with 記念植樹」が開催されます。

職員があらかじめルートを散策してきたのでご報告です。

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(写真:管理所前の広場、当日はここからウォーキングがスタート)

ただし、駐車場の関係で集合場所は古湯温泉の
佐賀市役所富士支所になります。
そこからシャトルバスでスタート地点まで送迎。

富士支所では8時~受付。8時過ぎても大丈夫ですが
混雑が予想されるので、早目に来られた方がとのこと。

9時からは開会式等、ウォーキングのスタートは9時半。


(写真:ダムの大きさを感じながら歩いてください)

ダムをぐるりと左回りに、一周約6.8kmだそうです。
のんびり歩いても2時間程度でしょう。


(イラスト:当日のコース説明図)

ダムの上の道路を渡って対岸に来ました。


(写真:ダム湖の名称は「富士しゃくなげ湖」)

木々の間から湖が見え、気持ちのいいコースです。


(写真:市道鷹の羽畑瀬線)

若干のアップダウンはありますが、日当たりのいい道路。
途中には展望台や食事処も。

スタート地点から、4キロ程で県道と交差しますが、
そこを左折して銀河大橋を渡ります。



(写真:富士しゃくなげ湖と銀河大橋)

みはらしの丘鷹の羽公園にはトイレもあるので
しばらく休憩してください。

ここまで来れば、後は2キロ程。
アップダウンもなく、緩やかな下りだけ。



(写真:ダムの駅「富士しゃくなげの里」)

当日は、車は乗り入れできません。
富士支所に駐車の上、シャトルバスをご利用ください。

富士しゃくなげ湖ウォークは、参加費千円(小学生500円)
ですが、当日会場付近で使える商品券500円分が付いています。

ゴールされた後は、特産品の買い物や食事をされ、
13時からの大抽選会に参加してくださいとのこと。

店内にはメニュー豊富なレストラン風樹(ふ~じゅ)もあるので
手ぶらでも参加できます。


(写真:昨年の11月に満水となった時の嘉瀬川ダム)



(写真:店内には新鮮な野菜や地元の食材が豊富に)


当日は嘉瀬川ダム周辺の清掃活動も兼ねており
皆さんのご協力をよろしくお願いしますとのこと。

イベントの詳しいことは、佐賀県のホームページから
「富士しゃくなげ湖ウォーク」で検索してください。

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もちろん当企業団でも参加を楽しみにしている職員がいます。
当日の様子はまたブログでご報告させていただきますので
よろしくお願いします。


  


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2013年03月14日

「水恵無限」嘉瀬川ダム

嘉瀬川ダムによりできたダム湖、その名称は
富士しゃくなげ湖


(写真:嘉瀬川ダム竣工記念 「水恵無限」)

水なしでは一日も暮らせない私たち。
現代の社会では、単なる飲料水だけではなく、
産業の多くの分野で水が必要とされています。

水はかけがえのない唯一無二の存在であり、
私たちの命そのもの。

そして水の恵みは無限です。
ダムによって恩恵を受ける地域もありますが
ダムによってふるさとを失った方々も。

さまざまな方々の熱い想いがこの文字に
込められているような気がしました。


(写真:ダムの諸元は、堤体の手前部分にありました)

有効貯水容量が6800万トン。
それまで佐賀県で最も大きいとされていた北山ダムが
2200万トンですから、いかに大きいかが分かります。

ダムの目的は、治水調節をメインに、河川環境の保全
都市用水の供給、かんがい用水の確保とされています。


(写真:ダムの上は歩道もあるので普通に歩けます)

今度の3月20日(水曜日:春分の日)には、
湖のまわりを歩いてダムや自然に親しむイベント
「富士しゃくなげ湖ウォーク with 記念植樹」が開催されます。



(写真:ダムの放流口の方を最初にご紹介)

江川ダムと同様の重力式コンクリートダム


(写真:高いです。97m)

高いので腰が引けてしまいます。


(写真:わずかに見える街並は古湯温泉郷)



(写真:発電施設は九州電力の嘉瀬川発電所)

発電能力は一般家庭換算で約5,000戸分だとか。


(写真:常用洪水吐予備ゲートの銘板がありました)

ここも高いです。


(その設備を横から見たところ)



(写真:嘉瀬川ダムの堤体全景)

佐賀県内にありながら、今までご紹介せずに
申し訳ありませんでした。

今後は機会ある毎に、季節毎、美しいダム湖の周辺の
風景や草花もご紹介出来たらと思います。




  


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2013年03月13日

ダムの駅富士しゃくなげの里と嘉瀬川ダム

ダムの駅「富士しゃくなげの里」に寄ってみました。
そこからダム湖の写真を撮影するため。


(写真:ダムの駅ってのは聞いたことがないですが・・・)

調べてみてもここ「富士しゃくなげの里」しか検索できません。
日本で最初ってことでしょうか。


(写真:佐賀市は日本一の恵比寿さんの街)

富士しゃくなげの里にも恵比寿さんが


(写真:漁業と商売繁盛の神様である恵比寿さん)

天然水は無料で利用できるとか。
地下水も大切な資源、皆さんの良識ある利用をお願い
したいですね。


(写真:中には地元の特産物があるようです)

また後日訪問する予定です。


(写真:食事処のように見えましたが・・・)




(写真:しゃくなげの苗もありました)



(写真:ダム堤体に来ました)



(写真:中央に少し出っ張っているのは選択取水設備)

季節や水位に応じて最適な位置の水を選択して
取水できる施設。


(写真:富士しゃくなげ湖の石板)

この石板の上に文字が彫られています。
続きます。






  


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2013年03月12日

嘉瀬川ダムと鷹の羽公園

ボトル水運搬(2月22日のブログ参照)が終わった後
帰庁する際、職員が嘉瀬川ダムを撮影してきました。
記事もお願いしています。

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ダムの上流側にある「銀河大橋」、橋の手前に公園があります。


(写真:あいにくの天気ですが嘉瀬川ダムの銀河大橋)

この嘉瀬川ダムのダム湖は、「富士しゃくなげ湖」と
名付けられました。
新緑の季節は、またいい雰囲気でしょう。


(写真:公園の看板にはダムの全体写真と周辺の見所が)

公園の名前は、地名から「みはらしの丘鷹の羽公園」


(写真:モニュメントの上には羽を広げた鷹)

水没した各地元の様子をパネルにして展示


(写真:左から大野地区、栗並地区、大串地区の写真)

大野地区の方にはなにやら楽しそうな催し物が
銀河大橋から上流の地区のようです。


(写真:東畑瀬地区、西畑瀬地区、鷹の羽地区は大橋から下流)

懐かしいこれらの風景も今は湖の下



(写真:湖を眺める丘の上にモニュメントが配置)




(写真:ダム近くからの富士しゃくなげ湖)




(写真:ダムの取水施設や洪水吐ゲート施設)




(写真:嘉瀬川のこれまでのあらましの説明板)

水害や地盤沈下の影響を受けてきた佐賀平野


(写真:ダムの目的や概要が分かりやすく描かれています)

文字が読みにくいのはレンズに雨の水滴が・・・


(写真:ダムのメインの目的 洪水対策について説明)


さて、次はもう少しダムに近づいてご紹介していきます。



  


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2013年03月11日

予算ヒア・いろいろな発見5「物事の決定」

新年度予算策定がほぼ終わりました。

この予算策定の機会を捉え
「これまでの気づきや課題について」本音の議論をしたい
と思っていました。


(写真:ヒアリングを終え、予算策定を急ぐ総務課財政係の職員)

これまで「いろいろな発見」という形で
発信してきました。

なかでも 
最大の問題は「物事の決定のプロセス」と感じていました。

それを、企業長に対する
予算の「新規事業や懸案の課題」ヒアリングの際に
担当課の課長始め、職員と議論を重ねました。

この「決定のプロセス」とは
具体的には「指示待ち」の払拭です。

要するに
トップダウンではなくボトムアップの重要性です
もちろん、時と場合によっては「指示をする」も必要です。

しかし、職員の創造性や自主性を尊重したい
このことが 
企業団の大きな課題のひとつである「技術の継承」の
切り札になると確信するからです。


「予算を要求する」
これは来年1年間の自分たちの仕事を決定する
重要な業務です。
だからこそ、課の職員全体で討議をする
そこから「共通の認識」と「やる気」が生まれます。


昨年の予算ヒアリングにも関わりました
通常は、担当係長が
要求項目や要求額を検討し課長の判断で財政担当に要求する
その後に、課員に報告する
誤解のないように
この「やり方が間違っている」とかの問題ではありません。


現在、長期を見据えた計画を職員で策定中です
要するに全員で企業団運営に携わる
このことを
「東部水道企業団の文化」としたい
そんな思いに 
職員の皆さんも良く答えてくれました。

今後も、「日頃から全員野球を」が目標です。
  


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2013年03月08日

謝り方に思う

今回は、恒例の「職員の朝のスピーチ」からです。


(イラスト:ごめんなさい)

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女性アイドルグループの女の子が
肩まであった髪を丸刈りにした。

”恋愛禁止のルール”を破った謝罪ということ
そこまでしなくてもという思いが心を過る。

もう一つ
ある企業が、国会事故調査委員会に嘘をついて
調査妨害をした。

社長の答弁にあきれた
「嘘をついたのではなく、窓口担当者の勘違いで私は知らなかった」
無責任の極み。


対照的に米国では
オバマ大統領の2期目の就任式で、ある歌手が
国歌斉唱を”口パク”で行った疑惑
このことについての記者会見がお見事!

記者会見の冒頭、全員起立させて
その歌手がアカペラで国歌斉唱、記者の度肝を抜く。

この後質問に答えた
「そうよ、口パクよ。それは悪い事なの?
 充分なリハーサルもなしにやるのは、リスクがあったのよ
 もし途中でとちったら大変なこと。

 私のコンサートでの失敗なら、私が全面的に批判を受けるけど
 大統領就任式は、大統領の責任が問われることになる
 そんなリスクは避けるべきと判断したのよ」、という主旨。

謝り方にも、いろいろあって
お国柄もあるだろうけど
戦略的に謝るということも必要と感じた。

願わくば、謝罪の記者会見などしなくていいように
まずは、綱紀粛正に努めるべし。

  


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2013年03月07日

予算ヒア・いろいろな発見4「活きる金に」

佐賀市兵庫町渕に設置されている
減圧弁の改良の必要性が議論にあがりました。

 減圧弁とは、水道管の管路上に設置し
 高い水圧を、必要な圧力まで減圧する装置です。

渕の減圧弁は、標高約100m地点にある
みやき町の「中原調整池」から佐賀市の南部の町に
送水するための管路上に設置されています。

 佐賀市の南部の町は、標高数mの有明海に面した
 平野で、途中で減圧して給水する必要があるため
 渕に減圧弁が設置されました。

渕の減圧弁が協議にあがったのは、下記の理由からです。

 昨年、定期のオーバーホール時に
 減圧弁を挟んだ上・下流の仕切り弁から漏水しました。

 その修理のための「漏水補修バンド取り付け」作業時に
 新たな漏水事故が発生し、補修整備の必要が生じました。


(写真:「兵庫町渕の減圧弁施設」修理中の様子)

この「渕の減圧弁」は
長年にわたって「心配な点」がありました。

 減圧弁が本来の役割を十分に果たしていない
 その原因は、深夜流量が少量のため 
 圧力調整にブレが生じていることでした。

 少し技術的な話になりますが、ご容赦を
 「最大流量に対しての口径決定であるため
  最小流量に対しての動作が追従していない」
 が、企業団職員の一致した見解でした。

 その追従不足でどんな現象が起こるかといえば
 圧力の変動(ブレ)が大きく発生し
 水道管に異常な圧力がかかります。

 現に、平成8年には
 下流側の送水管路で漏水も発生しました。

そんな状況の中での再度の今回の事故でした
補修整備の方法論はふたつあります。

ひとつは、現在のままでの修理。

もうひとつは新たな方法での実施
減圧弁周りの管路を2系列に分け
小型の減圧弁を2基設置し、流量変化に柔軟に対応させる。

もちろん 
どちらも工法的な選択としては正しいことです。

ここで、はっきりしていることは
現在のままでの修理では心配ごとは消えない
しかし、費用は安い。

一方の2系列案は、費用が僅かに高い
しかし、事故の心配はなくなる。

当初の提案は、現在のままでの修理でした
悩みながらも「費用が安い」方を選択した
と、苦渋の表情でした。

そこで、関係部署合同の議論になり
結論は、「2系列案」で決定しました。

理由は、これまでの「最小流量に対する動作追従不足」を
解消することで送水管路に負荷がかからない。

あとひとつは、費用は割高になるが
減圧弁の機能が100%発揮され安定することで
利用者の皆様に安心・安全を提供できると考えました。

この一連の議論で大切なことは
「活きた金の使い方」について 
みんなと意思が統一できました。
  


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2013年03月06日

「幸福の木」のものがたり

職場には鉢植えの植物が多くある
聞けば、頂き物らしい。

一階のホールには大型の観葉植物の鉢がいくつもあるし
各職場の鉢植えも
お客様や職員を癒してくれている。

古い物は30年を越えるのもあるという
ホールにあるひとつがドラセナ、通称「幸福の木」
この植物の物語を職員から最近聞いた。

 この企業団が佐賀駅北口の近くにあった頃の20年程昔
 集中豪雨で一帯が浸水したらしい。

 急な浸水で事務所周辺や道行く人の
 緊急的な一時避難所に企業団がなった。

 そのことで、お一人の方から
 お礼のお手紙を添えられた「幸福の木」を頂いたと言う
 それは、小さい鉢に植えられたものだったそうだ。

 そのお気持ちが嬉しくて職員で可愛がり
 大きく育て、根を分け 
 今では大鉢仕立てが3個までになったそうだ。


(写真:本庁舎1Fホールの観葉植物
    葉っぱの長い三鉢が「幸福の木」)

私も植物大好き人間、ライフワークのひとつはガーデニング
だから、育てやすい部類の観葉植物とはいえ
鉢物の管理の大変さは十分承知。

頂いた方の「心根」を忘れない
日頃の管理のたまものだろう
そんな一面も持っている企業団です。


この「幸福の木」は5年毎くらいに花が咲き
甘い香りの蜜を出します。

ですが、当企業団では
この花が咲くと渇水が発生するジンクスがあります。

今年はツボミがついていないので
安心していますが・・・。
  


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2013年03月05日

予算ヒア・いろいろな発見3「皆で議論、結果を確認」



減圧弁の更新計画の議論を行いました。

【減圧弁とは】
 用水供給の送水管は
 高い圧力(8kg/cm2以上)で水を送っています。

 その送水管から、各家庭に給水するための配水管に
 水が供給されます。

 家庭で使用するには、水圧が高すぎるために
 適正な圧力(3~4kg/cm2程度)に減圧する必要があります
 この役割をするのが減圧弁です。


(写真:管路上に設置された「減圧弁」)

減圧弁は状況に応じて
「送水管」にも「配水管」にも設置されています。

しかし、企業団の組織は
・送水管を扱うのは、工務1課の用水係
・配水管を扱うのは、工務1課の改良係・配水係
 工務2課、三養基営業所
というように、複数の部署が絡んでいます。

問題は「減圧弁更新」に対して
「考え方の統一ができているか?」でした。

それには、関係者が
同じテーブルで議論するしかありません
予算ヒアの機会を捉えて議論しました。


基本的なことは違いませんが
更新の時期、製品の優劣、過去の故障時の対応等に
意見の違いがありました。

意見の違いは 
正しいとか正しくないとかの問題ではありません
「企業団としての統一的な見解をまとめる」という作業です。

結果、今後の更新の方針が確認されました
もちろん、「文書で残す」もセットです。

「一枚岩となって問題に対処し解決する」の具体策です。
「みんなで考え、みんなでやる」の具体であり
「技術の継承」作業のひとつです。
  


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2013年03月04日

九州地区水道企業団の役員会

先日、久留米市で
「九州地区水道企業団協議会」の役員会が開催されました。

九州には15の水道企業団があります
情報交換や国への要望等が目的であり
年に数回その役員会が開催されます。

今回の議題は
事業報告や決算・来年度の予算等の審議
それに、田川地区水道企業団の新規入会も承認されました
新しいお仲間ともども更に発展させたいものです。

また、それに先立って
「筑後川水道三企業団協議会」の総会も行ないました。

これは筑後川の水を水源とする三企業団
福岡地区(福岡市他5市・7町・1企業団・1事務組合)と
福岡県南(久留米市他7市・3町・1企業団)と佐賀東部です。

この三企業団は日頃から連携を密にし
お互い切磋琢磨しながら
水道の共通課題に議論しあっています。

今回も様々な議論ができました
特に「危機管理の相互応援の充実」「水質検査での連携」や
「薬品等の共同購入」が話題になり
岩﨑・村上両企業長の 
何事においても「積極的で柔軟」な対応のお陰で
物事がすぐに決まります。

この三企業団の連携が結果的には
それぞれの利用者の皆様に
「プラス」に作用すると確信します。

最後になりましたが
沖縄の南部水道企業団の多和田企業長と
大津菊陽水道企業団の冨田事務局長が3月で退任されると聞きました
多和田氏は
一昨年の佐賀での大会から何かと縁を感じていました。

また、冨田氏は
水道一筋で九州の水道をリードされたと聞いています
お二人ともお疲れさまでした。

皆さんお世話になりました。
  


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2013年03月01日

定期の敷地内清掃

先日、本庁舎の敷地内清掃を行いました。

毎年、6月の水道週間の時期と
年末の2回、定期的に行っています。

今回は、年末の清掃予定日が雨だったため
時期を変更し実施したものです。

今回の作業は
「敷地内の側溝の清掃」、「敷地周辺の清掃」を行いました。


(写真:敷地内の側溝には、多くの落ち葉や泥が溜まっています)


(写真:全部の側溝を清掃すれば、かなりの量になります)

冬場の清掃は、落ち葉集めが主となります
多くの職員の参加で、短時間で綺麗になりました。


(写真:庁舎の外回りの清掃も行いました)

職員の皆さん
次回の協力もよろしくお願いします。
  


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