2013年03月21日
H24年度水道モニター視察研修(その3)
UFろ過膜で海水をきれいにしますが、そのままでは
まだ塩分が残っており、飲むことはできません。
真水は通すが、塩分は通さない特殊な性質を持つ「半透膜」で
真水と海水を仕切ると、真水が海水へと移動する「浸透現象」が
起きるそうです。
一定のところでつり合いがとれ、水の移動は止まりますが、
この浸透現象を逆に利用し、強い圧力を海水側に与えると
海水中の水だけが真水側に押し出されます。
これを「逆浸透」といい、こうして海水が真水になります。

(写真:図で見ると分かりやすいですね)

(写真:高圧RO膜の構造説明)
三酢酸セルロース系中空糸型の高圧RO膜が使われています。

(写真:とても分かりやすい説明でした)

(写真:上の筒の中に多くの糸みたいな膜が入っています)
これ一本で一日50m3の真水を作ることができるそうです。
モニターさんのご質問にも丁寧に回答をしていただきました。

(写真:高圧RO膜はニ千本もあります)
単純に計算すると、50×2,000=100,000m3となりそうですが
取水された海水の全部が真水になるのではなく、一定の割合を利用し
後の濃縮された海水は、下水センターの処理水と混ぜ合わせて
環境に影響が少ないように配慮した上で、海中に戻されている
そうです。


(写真:三つ目の膜は、低圧RO膜)
ポリアミド系スパイラル型で、主に水質の調整用に使われています。
また、この海の中道の海水淡水化センターでは
世界でここだけに採用されている取水施設があります。
通常、海水を取水する場合は、海底に構造物を設置するのですが、
この直接取水方式ではなく、海底の砂の中に取水管を設置する
「浸透取水方式」という新技術を採用されています。

(写真:とても分かりやすい模型が展示)
これは「海の緩速ろ過システム」と呼ばれ、砂の層を利用して
海水をろ過するので、水質が安定し、ゴミや不純物が少ない
きれいな海水を取水できます。
また、海中に構造物が露出しないので、漁業への影響も少なく
海洋生物への影響も抑えることができるとされています。

(写真:集水親管は1800mmもの大きさ)
当然、普通の人より大きいです。
取水施設は、2万平方メートルもの広さで
海水淡水化センターの地下までは、ポンプを使うことなく
自然の水位でゆっくり流れ込んでいるそうです。
次で視察シリーズの最後になります。
まだ塩分が残っており、飲むことはできません。
真水は通すが、塩分は通さない特殊な性質を持つ「半透膜」で
真水と海水を仕切ると、真水が海水へと移動する「浸透現象」が
起きるそうです。
一定のところでつり合いがとれ、水の移動は止まりますが、
この浸透現象を逆に利用し、強い圧力を海水側に与えると
海水中の水だけが真水側に押し出されます。
これを「逆浸透」といい、こうして海水が真水になります。
(写真:図で見ると分かりやすいですね)
(写真:高圧RO膜の構造説明)
三酢酸セルロース系中空糸型の高圧RO膜が使われています。
(写真:とても分かりやすい説明でした)
(写真:上の筒の中に多くの糸みたいな膜が入っています)
これ一本で一日50m3の真水を作ることができるそうです。
モニターさんのご質問にも丁寧に回答をしていただきました。
(写真:高圧RO膜はニ千本もあります)
単純に計算すると、50×2,000=100,000m3となりそうですが
取水された海水の全部が真水になるのではなく、一定の割合を利用し
後の濃縮された海水は、下水センターの処理水と混ぜ合わせて
環境に影響が少ないように配慮した上で、海中に戻されている
そうです。
(写真:三つ目の膜は、低圧RO膜)
ポリアミド系スパイラル型で、主に水質の調整用に使われています。
また、この海の中道の海水淡水化センターでは
世界でここだけに採用されている取水施設があります。
通常、海水を取水する場合は、海底に構造物を設置するのですが、
この直接取水方式ではなく、海底の砂の中に取水管を設置する
「浸透取水方式」という新技術を採用されています。
(写真:とても分かりやすい模型が展示)
これは「海の緩速ろ過システム」と呼ばれ、砂の層を利用して
海水をろ過するので、水質が安定し、ゴミや不純物が少ない
きれいな海水を取水できます。
また、海中に構造物が露出しないので、漁業への影響も少なく
海洋生物への影響も抑えることができるとされています。
(写真:集水親管は1800mmもの大きさ)
当然、普通の人より大きいです。
取水施設は、2万平方メートルもの広さで
海水淡水化センターの地下までは、ポンプを使うことなく
自然の水位でゆっくり流れ込んでいるそうです。
次で視察シリーズの最後になります。