2013年06月28日

私の「朝のスピーチ」

時々、職員の「朝のスピーチ」を紹介しています
私にも、当然順番がきます。

総務課は、私も含めて総勢14名
だから、2か月に3回ほど周ってきます。

企業長の朝のスピーチも紹介すべき
との、ありがたい「いやみ」も聞きますので
先日の私の話を紹介します。


(写真:総務課の朝礼とスピーチの様子)

それは「話の練習のお願い」を3つ
一点目は、視察の報告や業務の説明の際に
「できるだけ担当者」に説明機会の提供を

 課長が説明することが多いが
 「勉強をする」「理路整然と説明する」「人の前で話す」
 これは一朝一夕ではなかなか難しい
 要は「準備」と「慣れ」そこでの提案です。

二点目は、財政関係の決済時に、担当者自らの判断で
「企業長に直接説明をすべき」と思えば、即実施を

 自分がやっている仕事を「分かりやすく説明する」
 これもなかなか難しいことです
 私を実験台にした練習と
 本音は、私自身が「深く理解し切ってない」ことへの備えです。

三点目は、この朝のスピーチを「3分間」で
と、お願いしました。

 「3分間で話す」自分自身もこの点が今でも不得意
 要約して起承転結を意識して話す
 「経験が物を言う」世界だと思います。


この提案には訳があります
現在の企業団の大きな課題のひとつが「技術・経営の継承」
まずは「職員が今の仕事を深く理解する」
これを疎かにしての継承はあり得ません。
  


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2013年06月27日

三企業団の事務部会の報告

昨日は、「工務部会」の報告でしたが
今日は「事務部会」の報告です。

三企業団ではこの他に「水質部会」も活動中です。

その水質部会は、福岡地区水道企業団が担当
昨日の「工務部会」は、佐賀東部水道企業団が担当
この「事務部会」は、福岡県南広域水道企業団が担当しています。

開催場所は、各々持ちまわり
今回は、佐賀東部水道企業団の事務室で行なわれました。


(写真:三企業団「事務部会」の会議の様子)

本部会の今回の議題は「研修計画」
この三企業で行なう研修内容等が話し合われたようです。

大牟田市の「ありあけ浄水場」とか
「大山ダム」
先進地の視察を「横浜市水道」と決めたようです。

また、今年度からの新しい試みとしては
各企業団から10名程度の参加で 
講師を呼んでの問題解決研修を行いたい、と決めたようです。

これらのことは 
年度最終時期に各企業長出席の報告会で全て発表し合います
各々の成果発表が楽しみです。

当然、会議後は佐賀ん町の居酒屋に繰り出し
二次会では、福岡の方々の
「佐賀牛を食いたい」のリクエストで焼肉という
普段とは違うパターンで親交を深めた、と聞きました。

皆さん、お疲れさまでした。
  


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2013年06月26日

三企業団の工務部会の報告

筑後川を水源とする
福岡地区水道企業団、福岡県南広域水道企業団と
私たち佐賀東部水道企業団の三企業団は
情報共有のための取り組みを様々行なっています。

この「工務部会」もそのひとつです
年3回以上の会議を定期的に行なっています
今回は、ここ佐賀東部での会議となりました。


(写真:三企業団「工務部会」の会議の様子)

この部会では
水処理技術や水道施設の工事全般について
課題を持ち寄っての話し合いです。

今回の議題は「水道管布設後の水圧検査方法」
「大口径管の新しい漏水検知の方法」
「省エネルギーへの各企業団の取り組み」だったそうです。

「新しい漏水の検知方法って?」と聞いたら
水道管の中に、ソフトボール位の大きさのボールを入れて
水流で流れてきたものを回収

その間に、ボールは音(漏水していたら音が変わる)と
位置情報を発信
それで漏水箇所が分かると言うことでした
考え方は簡単

しかし、実際に漏水音はキャッチできるか?
ボールは流れつくのか?
等々の不安が会議の中でも発言され
「実際に見るのが一番」ということで見学会が決まったそうだ。

「そう、見て確認する」が一番大事
「現場100回の気持ちで」

会議が終わり
恒例の有志による居酒屋談議
「本音がポンポン」だったそうです。

工務部会の皆さん、お疲れさまでした。
  


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2013年06月25日

筑後川昇開橋の補修工事完了(通行再開)

筑後川昇開橋の補修工事が完了し
6月16日から通行が再開されました。


(写真:補修工事が完了し、可動できるようになりました)

筑後川昇開橋は
1935(昭和10)年に旧国鉄佐賀線の敷設とともに
筑後川に架設された東洋一の可動橋です。

国鉄佐賀線は、熊本と長崎を最短ルートで結ぶ
陸路の重要な交通手段でしたが

自動車の普及で、昭和62年3月廃線となり
平成8年4月に遊歩道として生まれ変わりました。

同年、貴重な近代土木以降として国の登録文化財へ
平成15年には、国の重要文化財に指定され
大川市と佐賀市諸富町の地域のシンボルとなっています。

滑車が故障し、可動不能で通行できなくなっていましたが
今回、修理が完了し通行が再開されました。

真夏を思わせる最高気温31℃の中
通行再開を記念したイベントが開催されました。

旧国鉄佐賀線沿線の「ゆるキャラ」達
大川・佐賀両市のキャンペンガール
渡り初めに多くの方々が参加されていました。


(写真:サガテレビのマスコットキャラクター「ミランバくん」)


(写真:イベントに花を添えた佐賀市のキャンペンガール)


(写真:イベントに花を添えた大川市のキャンペーンガール)


(写真:若津町の御用荷を運ぶ「人足」に扮する方々)

両市の園児達による「綱引き」も開催され
残念ながら1勝3敗で佐賀市が負けてしまいました。


(写真:佐賀市諸富町側からみた筑後川昇開橋)

関係者の皆様、暑い中お疲れ様でした。

  


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2013年06月24日

浄水場の「沈でん池」の清掃

北茂安浄水場の沈でん池の清掃に
職員も業者さんに加わり参加してきましたので
ご紹介します。

沈でん池は、筑後川から取水した河川水の中の
ゴミや泥を沈め、上澄みのきれいな水を取り出す
施設です。

池の底には、汚泥とよばれる堆積物が溜まるので
普段は機械でかき寄せて処理していますが
定期的に、人力での大掃除が必要となります。


(写真:水を排出し、堆積した汚泥が姿を現した「沈でん池」)

以前は、この作業の全てを委託に出していましたが
経費削減の一環として、全部署からの応援を受け
職員参加で作業を行っています。


(写真:命綱で安全確保をしつつ下りていきます)

転倒などの危険を伴う作業なので
ヘルメットを被り、安全確保に努めます。


(写真:ひざ下まで汚泥が堆積しています)


(写真:汚泥を排出口へ流し込んでいきます)


(写真:皆で協力し、効率よく作業を進めます)


(写真:清掃を終え、きれいになった「沈でん池」)

沈でん池は、4池あるので
時期をずらしながら順繰りに清掃を進めていきます。
  


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2013年06月21日

「水安全計画」を作成

当然のことですが
企業団では法令で定められた水質基準をクリアして
皆様に水道水をお届けしています。

しかし、水道水に悪影響をおよぼす可能性がある
リスクは存在します。

水道全般に存在する危害を抽出・特定し
それらを監視・制御してより安全な水道水を提供するのが 
この「水安全計画」の目的です。


(写真:「北茂安浄水場」の沈でん池と管理本館)

この効果は 
より安全な水道水、安全への説明責任 
関係者の安全に対する連携強化等々ありますが
分厚い計画書を読み、ここで書いていますが
正直、良く理解できない。

で、直接の担当者に聞いてみた
簡単に言うと何がどう変わり 
利用者の皆さんにはどうプラスになるの?
って

何がどう変わるのか?
「変わるではなく、現状に包括的なシステムをプラス」する

ウーン・・・、で具体的には?
「定期的な水質検査に加え 
水源から蛇口までに予想される危害を予測して
それを継続的に監視し、異常があれば、即対応する」

ウーーン・・・、まだ良く分からん、予想される危害って何?
「浄水場の思わぬ事故や工事での悪水等々」
そんなことは、常に予想しやっていることでは?
「ハイ、やっています」

再度聞くが「水安全計画」の目的は?
「全ての危害を予想し、事前に察知する
それをマニュアル化して、全ての職員が分かるようにする」
「オーッ」水道水への責任は浄水場だけの問題とは違う、ってこと?
「そのとおりです」

分かった
水源から水道水の製造、そして蛇口まで
重要監視視点を特定して継続的に監視・記録する
少しでも異常があったら、すぐ対策を講じる。

それを企業団全体で行なう
また、専門職の仕事をマニュアル化して技術の継承を図る。

こういう目的の
「水安全計画」ができました。
  


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2013年06月20日

鳥栖・三養基西部環境組合連絡協議会

先日、鳥栖・三養基西部環境組合連絡協議会が開催され
職員が参加しましたので、内容をご紹介します。

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環境保全(公害防止)協定書に基づき、平成16年9月1日に
鳥栖・三養基西部溶融資源化センター及びリサイクルプラザを
稼働するにあたり、廃棄物の適正処理と地域の環境保全を
図るため、住民参加の協議会が設置されました。

協議会の委員は、
(1)香田区区長及び香田区から選出された者
(2)中原校区区長代表及び中原校区区長会から選出された者
(3)みやき町役場住民生活課長
(4)学識経験者
で構成されています。

企業団は(4)の立場での参加です。

会長は、香田区区長を
副会長は、中原校区区長代表をもって充てられています。

協議の内容は、
・鳥栖・三養基西部溶融資源化センター及びリサイクルプラザ
  の稼働に伴う公害監視に関すること。
・その他鳥栖・三養基西部溶融資源化センター及びリサイクル
  プラザに関することです。

定例会議が、年に2回開催されており、
今年度の第1回会議が、先日開催されました。


(写真:会議は資源化センターにて開催されました)

内容は、平成24年度の環境測定結果報告です。
検査項目として
 1.施設管理、煙突からのばい煙俳ガス、騒音・振動、悪臭
  水質汚濁
 2.環境中の大気の検査
 3.環境中のダイオキシン類の調査(大気・土壌・水質)
 4.モニタリング井戸の地下水(飲料水)ダイオキシン類検査
   (水質汚濁に係る環境基準健康項目)
 5.下流域住宅井戸(飲料用)の地下水水質検査
   (水道法に基づく検査項目39項目)
 6.河川等の水質検査(水質汚濁に係る環境基準健康項目)
 7.土壌の検査(土壌の汚染に係る環境基準)

もちろん、中原調整池大気の検査及び水質確認のための
ダイオキシン類の測定も行われています。

協定の基準よりはるかに低いレベルの結果報告でした。

平成25年度の実施計画も前年並みに行われる予定です。
会議後、施設内稼働状況について現地確認を行いました。
  


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2013年06月19日

送水管の劣化分析の必要性

話が専門的になりますが
(独)水資源機構の福岡導水路において
平成19年に漏水事故が発生しました。

この導水路には「ゴム製の可とう管」が使用されていました。

水資源機構では、その原因究明に
多角的な試験・分析・模型実験等を行い検証され

その結果
・微生物による天然ゴム成分の侵食
・老化防止剤の溶出によるゴムの硬化
・一部の金属の劣化
の複合的な要因でゴムの劣化が進み、漏水に至った
と結論づけられました。


(写真:「福岡導水」口径1,500mm
     鋼製の可とう管への取り換えの様子)

このことを聞き、当企業団の管路(送水管)について
工務担当者に尋ねました。

当企業団も、北茂安浄水場から各市町に
水道水を送る管路(送水管)に可とう管を使用しています。

当企業団の主要な幹線管路に使用している
可とう管の仕様は「鋼製のジャバラタイプ」で
ゴム製の可とう管は使用していませんでした。
(通常管路には使用している場所もあります)

ゴム製の可とう管を使わなかった理由は
「本管が鋼管、だから鋼製のジャバラタイプ
また、ゴム製に耐久的な不安もあった」

結果的に東部水道の送水幹線は
「ゴム製の可とう管使用を控え、現在のところ問題はない」
当時の先輩たちの決断のお陰で
幹線の配管に対する不安はない。


しかしながら施工して30年が過ぎた
管本体の現状やフランジ部分のゴムの状況を見てみたい。

工務の職員の意向もそう
チャンスをつくって確認作業をする時期だろう。
  


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2013年06月18日

「点滴岩を穿つ(うがつ)」

職員の朝のスピーチからです。

彼は草野球をこよなく愛し
東部水道企業団の野球チームのエースです。


(写真:「総務課」の朝礼とスピーチの様子)

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朝日新聞の天声人語に
努力を表すことわざとして「点滴岩を穿つ(うがつ)」があると
陸上の男子100mになぞらえてあるのを読んだ。

国際陸上競技連盟ができたのが1912年
その時の世界記録は10秒6
現在の世界記録が9秒58

人類は1世紀をかけて1秒余を縮めたことになり
1年に約0.01秒縮めたことになる
まさに、岩をも穿つ思いの努力です。

日本は、と言うと日本記録が10秒台に入ったのが
大正14年(1925年)
88年を経て、今9秒台への期待が高まっている。

その期待を背負っているのが京都の高校3年生
桐生祥秀選手
まだまだ伸び盛りの17歳
がんばって欲しいです。

応援する側は「ガンバレ」だけでいいが
本人は想像を絶するほどのきつい鍛錬中でしょう
夢に向かって進んで欲しい。

個人的には陸上は疎いが
近い将来、ほぼ黒人選手が占める五輪決勝のスタートに
立つ日がくれば、と心から思う。

自分も企業団職員として、折り返し地点を過ぎたが
着実に1歩ずつ前進して行きたい
「点滴岩を穿つ」努力をしたい。

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でした
是非、双方ともがんばって欲しいものです。
  


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2013年06月17日

佐賀県農業大学校の訪問販売

月一回程度でしょうか 
農業大学校から、その時々の旬の野菜や
果物・花等の訪問販売があります。


(写真:「訪問販売の様子」今回はトマトが目玉の品でした)

現在、解体されて太陽光発電のパネルが
設置されている旧川副浄水場が、まだ運転中の
時代からのお付き合いです。

旧川副浄水場の近くに位置する農業大学校では
販売促進も授業の一環という事で販売依頼があり

東部水道企業団としても
農業後継者育成のお役に立てればという事で
訪問販売が続いています。


(写真:季節の花も人気の商品です)

だから、主旨にはもちろん賛成
先日がその日でした。

新鮮な果物や野菜、季節の花
職員の関心も高く、アッという間に売り切れました。
  


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2013年06月14日

基山浄水場の見学(福岡より)

福岡市水道局、福岡地区水道企業団より
基山浄水場へ見学に来られたので紹介します。

基山浄水場は、今年1月末に更新工事が完了し
セラミック膜を利用した「膜ろ過方式」による浄水処理を行っています。


(写真:基山浄水場の特徴について説明を行いました)

限られた既存敷地内での更新作業
既存施設を有効利用するための工夫
筑後川の河川水に対応可能かを探る実証実験
膜モジュールの特徴などを説明し、質疑を受けました。


(写真:「膜モジュール」の実物を使っての説明)


(写真:施設の運転状況を監視・制御する「中央監視室」にて)


(写真:「膜モジュール」が納められている浸漬槽
    1槽に528台の「膜モジュール」が設置されており
    計4槽を使用し、浄水処理を行っています)


(写真:地下のポンプ・ブロワ設備等を見学してもらいました)  


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2013年06月13日

お問い合わせ先(電話・FAX)の一部変更

お問い合わせ先(電話・FAX)を一部変更しました。

本庁舎の電話番号は
これまで本庁系(総務課、工務1課)と
営業所系(営業課、工務2課)の2系統に分けていました。


(図:東部水道企業団の「機構図」)

今回、業務内容により
電話・FAXの取り次ぎをスムーズにするため
見直しを行いました。

その結果、各部署(各階)毎に
代表番号を設けるスタイルとしました。

今後の連絡先は以下のとおりとなります。

【工務1課・工務2課(3階)】
 TEL 0952-30-6202  FAX 0952-31-8669

【総務課(2階)】
 TEL 0952-30-6151  FAX 0952-30-6154

【営業課(1階)】
 TEL 0952-30-6212  FAX 0952-30-6214


なお、三養基営業所、北茂安浄水場(浄水課)
については、変更はありません。

よろしくお願いします。
  


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2013年06月12日

筑後川の下流域「諸富周辺」

佐賀市諸富町は、大川市と並ぶ家具の町
筑後川に架かる旧佐賀線跡の赤い昇開橋は
重要文化財と機械遺産に指定。

大型船の航行時に 
橋の中心部が上昇して航路を確保するのが目的。


(写真:昇降式可動鉄橋である「筑後川昇開橋」 )

現在は、知る人ぞ知る「恋愛の成就スポット」
佐賀市側の入り口の金網には
願い事を書いた南京錠が「鈴なり」

理由は、橋の昇開部が
「向かい合って手を握り合う」姿から、とも。

「開運」と海運の語呂合わせとか
他でも良くある話ではあるが。


(写真:恋愛成就 の願いを込めた恋人たちの「愛錠(南京錠)」)

さて、この周辺は「エツ料理」が名物
筑後川の淡水と海水が混じる汽水域でとれる「エツ」

川舟でエツ料理に舌鼓を打ちながらの
舟遊びは、今からの風物詩。

もちろん、5月から7月の漁期限定
大川や諸富にエツを提供する店は多い。

この「エツ」
佐賀では、徐福伝説に起因している
「弘法大師」由来との説もあるが・・・。

その徐福伝説の「諸富編」を少しだけ紹介
「徐福」は中国の人、秦の始皇帝の命を受け 
不老長寿の薬を求めて日本を訪れました。


(写真:中国浙江省慈溪市から贈呈された徐福像)


(写真:徐福像の説明)

徐福一行は上陸地点を決めるために
大きな盃を海に浮かべて占ったと云われており
その故事にちなんだ「浮盃(ぶばい)」という地名が残っています。

盃が流れ着いたのが諸富町大字寺井津字搦(からみ)で
当時は、葦の原、上陸の際にその葦の片側の葉を払ったものが
水に落ち魚の「エツ」となった、との伝承が残っています。

また、不思議なことに 
この付近のみに「片葉の葦(あし)」が今でも生えています。


(写真:片側だけに葉をつける「片葉の葦(あし)」)

他にも、近くの新北神社には
徐福が植えたと伝えられる樹齢2200年の
「ビャクシンの木」があります。


(写真:新北神社の「ビャクシンの木」)

「徐福と佐賀」には、2200年前のロマンも含めて
数多くの物語がありますので
今後機会があれば、紹介したいと思います。
  


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2013年06月11日

水道モニター会議の浄水場見学会

事業の概要説明の後
北茂安浄水場の施設見学をしていただきました。


(写真:現地見学の前に、施設の概要説明を行いました)

見学中に、以下のような質疑応答がありました。

Q1)今までに一番困った事は?
A1)数年前に大きな台風が来た際に、停電対策で
   3日程泊まり込んだのが記憶に残っている。

Q2)漏水した時は、浄水場で分かるのか?
   管の維持管理はどうしているのか?
A2)大口径の管が、大きく壊れた際には分かるが
   通常の漏水程度では感知できない。
   管路は、工務1課、工務2課、三養基営業所にて
   パトロールを行っている。

Q3)浄水場には、何人の職員がいるのか?
A3)浄水関係に5人、水質関係に5人の職員を配置。
   夜間及び休日は、民間会社へ委託しており
   常時、人の目で監視している。


(写真:場所を移し、管理本館の「中央操作室」を見学)

中央操作室には、様々な情報が送られてきており
水処理過程や送水状況を一元管理しています。


(写真:分析機器が並ぶ「水質試験室」の様子)

浄水場では
河川から取水した原水に問題無いか?
浄水処理した水道水の安全性に問題無いか?
を日々確認しています。


(写真:筑後川から取水した河川水に水処理の薬品を
    混ぜる「急速混和池」、浄水処理のスタート地点です)

この後、「フロック形成池」、「沈でん池」、「急速ろ過池」を経て
水道水となります。


(写真:管理本館の2階ロビーに児童図画作品を展示しています)

水道モニターの皆さん、ご参加ありがとうございました
今後もよろしくお願いします。

  


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2013年06月10日

水道モニター会議での質疑(その2)

前回からの続きです。(水道モニター会議での質疑)


(写真:モニター会議の様子)

Q5)久留米市との料金格差があると聞くがどの程度か?
A5)久留米市の水道料金は、メーター口径13mmの場合
   ・基本料金 1,575円/2か月
   ・従量料金(1m3あたり)
    1m3~20m3まで 10.5円/m3
    21m3~40m3まで 157.5円/m3
    41m3~100m3まで 231.0円/m3
   となっており、2か月40m3使用の場合で4,935円
   当企業団は7,960円となります。

   料金の格差には人口密度等が影響
   佐賀県内での料金は中位だが、鳥栖市・佐賀市よりも高い
   今までも値下げして来たが、それでもまだ高い。

   理由は30年程前に出来た施設で比較的新しく、借金があるから
   借金が少なければ安くなる
   しかし、これは事業体側の理屈、使っている側には関係ない。

   企業団は将来的には佐賀市よりも1円でも安くしたい
   だが老朽化した施設の更新も必要なので貯蓄も不可欠
   貯蓄がなければ、少々の値上げでは対処できないといった
   大変な事態となる。

   そういった対策を職員全員で考えたい。

Q6)水を多く使ったら、電気料金のように安くなるのか?
A6)多く使っても安くはならない
   当企業団の料金設定は、家庭用も企業用等も単価は同じ。

   事業体によっては、用途別で単価が違ったり
   多く使った場合の料金単価を高く設定されているところもある。

Q7)水利権使用料に対して使用量が6割程度
   もっと売れれば安くなるのか?
A7)水利権10万2千m3の内、現在6万m3程しか売れていない。
   水利権分全部作れば、水道料金も安くできる。

   水利権を確保した時期は、約30年前
   その時代は、全ての事が右肩上がりの予想で見積もられた時代
   筑後川からどれだけ取水できるかのせめぎ合いで
   相当頑張って確保した結果と思う。

   佐賀県には
   将来的に県全体で水道事業をしたらという広域の構想もある
   しかし、水源を見れば筑後川、嘉瀬川、多布施川等限られている。

   そういう歴史もあり、将来的な事もあるので
   経営する側が頑張らなければならないと思っている。

最後に嬉しいお話がありました
職員の丁寧な対応で助かりましたとのことでした。

 知人で耳が不自由な1人住まいの方の家が漏水していた時
 「漏水しています。工事店に連絡してください。」と書いたメモを
 ポストに入れ、知らせてくださったので嬉しかったとのことでした。

これからの職員の励みになります
今後とも、よろしくお願いします。
  


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2013年06月07日

水道モニター会議での質疑(その1)

昨日の水道モニター会議の報告の続きです
質疑の内容報告です。

Q1)宅地内での漏水の発見方法は?
A1)水道メーターのパイロットを確認してください。
   全ての蛇口を閉めた状態で、パイロットが回っていれば
   漏水している可能性があります。
   指定給水装置事業者にご相談ください。


(写真:水道メーターの蓋を開け、上から見たところ)
  直径1cmほどの銀色の赤い羽根がついたものが「パイロット」です。
  少しでも水が流れていれば、パイロットが回ります。


Q2)浄水場見学をしたいが、どうすればよいか?
A2)事前に浄水課へご連絡ください。
   【浄水課(北茂安浄水場内) TEL 0942-89-5676】

Q3)テロ等により、毒物が投げ込まれる可能性は?
   もし、投げ込まれたらどうする?
A3)場内の境界には高いフェンスがある
   それを越えたらセンサーが感知し、警報がなり集中管理室で分かる 
   また、テレビカメラの設置もあり24時間監視体制にある。

   仮に投げ込まれたら、水道水の配水を止め、周知する
   当然、毒物の危害の程度も調査する。

Q4)PM2.5(微小粒子状物質)の影響はないか?
A4)PM2.5の検査はできないが、県の情報は出ている。
   医学的知識及び根拠があるわけではないが、水の処理量に対し
   上空から降ってくるPM2.5の量のバランスからすると
   人間に影響を与えるような量降っていないと考える。

   また、PM2.5が肺に入る場合と、胃で食べ物等と一緒に入った
   場合は、人体への影響が違うと考える。
   肺の場合は器官内に残るが、胃では消化されずに排泄される
   量が殆どと考えている。


次回へ続きます。

  


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2013年06月06日

水道モニター会議

新しい水道モニターの皆さんとの
第一回の会議の報告です。

モニター制度の目的は水道に関する
意見や報告、要望やお叱りを頂き改善すること。

今年も、新しいモニターの皆さんと
親しくお話をする機会を頂きありがとうございました。

最近の特徴は、自ら応募された方が多く
積極的な活動やご意見を頂くことができ
職員一同有難く思っています。

今年もたくさんのご意見を頂きました
このことは、明日改めて紹介させてもらいます。

ここでは 
昨年のモニターの皆さんからのご意見と
企業団の対応の状況をお知らせします。

「浄水場に、直接水道水を飲める施設がない」
との指摘がありました。

年間1千人の見学者を受け入れ、なお且つ水道水をつくる場所
そこで水が飲めない!
即、対応しました。


(写真:浄水場1階ロビーに「水飲み場」を新設しました)

家庭内の出水不良や漏水の情報も頂きました
当然、素早く対応しています。

また「蛇口からの水の出が悪い」との通報もあります
企業団でもその情報は把握しており
計画的に布設替えを行なっていますが
まだ改善していない地域があります
スピード感をもって対処中です。

「水道料金が高い」という声は多くあります
近隣地域との料金差があります
一昨年の料金値下げで、大分縮まりましたが
あと1回の料金値下げの可能性を模索していきます。

さらには「人口減少もあり新たな需要開拓を」
との指摘には 
職員による訪問の実施や
新たに企業等に対する広報誌の配布
また、このブログによって情報の発信を行なっています。

「言いっぱなし」「聞きっぱなし」は無しを心がけています。

また、職員に対してお気づきのことは
優しく叱ってください
皆様の期待に添う職員を目指しています。
  


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2013年06月05日

庁舎周辺清掃を実施しました

6月1日から7日まで水道週間となっていますが
それに先立ち、庁舎周辺清掃を実施しました。

雨の心配もありましたが、何とかこの日は降ることもなく
作業をするにはちょうど良い気候でした。

今回の作業内容は
側溝清掃、草取り及び敷地周辺の清掃。


(写真:蓋を外して側溝の清掃を行います)

冬場に落ちた枯葉が
溜めマスの中に溜まっており、流れを悪くしていましたが
あっという間に掻き出してしまいました。


(写真:溜めマスの清掃の様子)

また、草や枯葉なども十数袋集まり30分程度で終了。


(写真:かなり草が茂っている場所もありました)

声を掛ければみんなが参加する
職員の団結力を感じました。

次回は12月末の予定です
また職員全員でがんばります。
  


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2013年06月04日

メーター検針にご協力を

検針員が、皆様の敷地内に設置されている
水道メーターを2か月に一度、検針しています。

しかし最近、犬に噛まれるなどの事例があり
検針に支障が生じる場合があります。

そこでお願いです。

■犬は必ずメーターから離してつないでください。



■メーターボックスの上に物を置かないでください。



【ご注意ください】
 「使用水量等のお知らせ」を見せて
  現金を請求することはありません。


皆様のご協力とご理解をお願いします。  


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2013年06月03日

水道週間(6/1~6/7)

6月1日から6月7日の期間
「水道週間」が開催されています。

国(厚生労働省)と都道府県が主催
毎年開催され、今回で55回目となります。

今年のスローガンは
「復興の 未来と生命(いのち) 照らす水」です。


(写真:今年の水道週間案内ポスター)

日本の水道は、ほとんどの国民が利用できるまでに
普及し、健康で文化的な国民生活や社会経済活動を
支える必要不可欠な生活基盤となっています。

一方で、総人口が減少に転じ、給水収益は減少
水道事業の運営・経営は厳しくなっています。

その反面、老朽化しつつある施設の更新、地震等の
災害対策の推進、安心・快適な水の供給の確保等
水道に求められる水準は一層高まっています。

特に東日本大震災を教訓にして、災害に強い水道づくりや
被災地への広域応急給水・復旧体制整備など、災害対策
危機管理面は、抜本的な強化が必要です。

こうした状況を踏まえ、水道の現状や課題について
理解と協力を得るために「水道週間」を設け、広報活動等を
重点的に実施することとされています。


東部水道企業団でも、水道を身近に感じていただこうと
構成市町の小学校22校の5年生に対して
「水道週間 児童図画」への応募をお願いしています。  


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