2012年07月31日

職員に対し「お褒めの言葉」を頂いた

このブログの「コメント」欄に、漏水の件での投稿がありました。
皆さまもお読みになったと思います。

投稿のご意見は 
うちの職員が、訪問時にメーターが微妙に動いていることを
察知して、ご本人にお知らせしたのですが 

ご本人は、業者の方に依頼され 
水道を利用していない時の「メーターの動きはない」との
報告を受けられ、どのように対応してよいか?

企業団は責任を持って調査を!とのコメントを頂いておりました。


(写真:水道メーター)

 左下にあるのがパイロットで、水道メータの中を水が流れている時
 に回転しています。
 じゃ口が全て閉まっていて、水道を使っていないのにパイロットが
 回っている場合は、建物内配管などの「漏水」が考えられますので
 企業団の指定給水装置工事事業者にご相談ください。


当然、訪問して 
立会いの上で確認作業等を行ないました。

結果、ご本人より以下のメールを頂きました。
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昨日、御社の担当者にお越しいただき 
懇切丁寧に説明を受けました。

まだ、月間にして4トン程度の漏水があるようです
業者の方も漏水を認め、再度調査をするとの返事でした。

一度、漏水修繕を行ったにも関わらず
まだ、漏水があったとは・・・。

老朽化故でしょうか、誰を責める訳にもまいりません。

いずれにしても丁重な対応には感謝しています。
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原文そのままではありませんが 
以上のようなメールでした。

しっかりと対応してくれた職員を
誇らしく思います。
  


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2012年07月30日

簡易水道の検査「良好」

皆さんのお宅に、飲み水(水道水)を届けているのが上水道
その使った水を下水処理場まで運ぶのが下水道
これは、皆さんご存知のことだと思います。

では「簡易水道」とはどんな水道かと言えば
規模が小さくて原則的には水道の区域外の施設で
計画給水人口101人以上5000人未満がこれにあたります。

これより少なく、計画給水人口が50人以上100人以下は
佐賀県では、小規模水道といいます。

さて、平成18年の町村合併時に 
旧脊振村内の簡易水道等9か所を神埼市より
企業団が、一部業務の委託を受けています。

県の保健所による立ち入り検査が
毎年5月~6月に実施されています。

今回、検査対象のひとつである「岩屋簡易水道」は
今回も周辺はきれいに草刈がされていました。


(写真:岩屋簡易水道の配水池施設)

他の「サンライズヒル団地」や
「リバーサイド池の平団地」等の立ち入り検査の結果も
良好で指摘事項もなく、無事に終了しました。

地元の水道利用者や神埼市から
「東部水道企業団に任せれば大丈夫」の信頼が
企業団の将来をも確立すると信じたい。
  


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2012年07月27日

第36回「水の日」&「水の週間」について

毎年8月1日は「水の日」として、
また、その一週間(8/1~8/7)は「水の週間」として、
水の大切さや水資源開発の重要性に感心を持ってもらうため、
国土交通省や地方自治体を中心に様々な取り組みが行われています。

今年で第36回になる水の日、水の週間ですが、
当企業団の水源である江川・寺内ダムを管理する水資源機構でも
ダム施設の見学会を予定されていますので、簡単にご紹介いたします。


◆江川ダム施設見学会
 ・日頃は入れないダムのトンネル探検ができます。
 ・日時 8月5日(日)
     午前の部  9:00~10:30
     午後の部 13:00~14:30
 ・会場 江川ダム
 ・内容 ダム、トンネル見学
 ・問い合わせ先 江川ダム TEL0946-25-0113


(写真:江川ダムの紹介パネル)

江川ダムは、両筑平野用水事業の基幹施設。


(写真:水のふるさと「江川ダム」、現在は満水状態)

両筑平野用水事業については、後日ご紹介予定です。


◆大山ダム施設見学会
 ・現在は試験堪水中のダムを見学してください。
 ・日時 8月5日(日)
     午前の部 10:00~11:30
     午後の部 13:30~15:00
 ・会場 大山ダム建設所
 ・内容 ダム見学(事前予約必要)
 ・問い合わせ先 大山ダム TEL0973-52-3300


(写真:平成20年に撮影。当時はまだ建設途中だった大山ダム)



(写真:建設がほぼ完了したダム。99mの高さは目もくらむよう)

現在は試験堪水中ですが、順調に行けば
平成25年4月からの運用開始が予定されています。


◆寺内ダム施設見学会
 ・ダムのトンネル見学又はダム湖巡視体験ができます。
 ・日時 8月5日(日)
     午前の部  9:00~12:00
     午後の部 13:00~15:00
 ・会場 寺内ダム
 ・内容 ダム操作室・トンネル見学(当日先着順)
     ダム湖巡視体験(事前予約必要)
 ・問い合わせ先 寺内ダム TEL0946-22-6713


(写真:石を積み上げたロックフィルダム形式の寺内ダム)

江川ダムと大山ダムは重力式コンクリートダムです。


(写真:ダムの監査廊(トンネル)内は階段で昇り降りします。)

ダムの状態を監査するため、トンネルが設けられており
各種のデータを収集解析してダムの管理に役立てられています。



ダム見学会は、事前予約等が必要な場合もありますので
詳しくは直接問い合わせ先に確認してください。



(記事は総務課)
  


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2012年07月26日

高機能ダクタイル鉄管の技術講習会を開催

高機能ダクタイル鉄管とは
NS形ダクタイル鋳鉄管等の耐震力に優れた管種で 
今回の東日本の大震災でも壊れなかったと聞いています。

道路が削り取られた場所や陥没した場所で
水道管が宙ぶらりんになっている光景を
目にすることがあります。

なぜ、水道管が切断することなく
繋がっているのでしょうか
それは、継ぎ手部分が伸縮したり、屈曲する
柔構造の継ぎ手と離脱防止機能をもっているからです。

その構造的な説明は省きますが 
地震に強い管です。

それを東部水道企業団も主要な管路には
更新にあわせ取り替えています。

今日はその管を製造販売している会社の
技術指導員をお迎えしての講習会の報告です。


(写真:技術指導員による実技指導)

講習会参加者は 
管工事組合の皆さんと企業団の職員。

製品が立派でも 
施工技術や施工管理が十分でないと
活かされない場合もあります。


(写真:接続した場所は、ゲージによりチェックを行う)

この日はあいにくの雨模様
その中で熱心に受講された業者のみなさん
風邪などひかれなかったでしょうか?

突発的な漏水事故は 
断水という利用者の方々にとって最も迷惑をおかけします。

このようなことがないように
着実に更新を行ない、災害に強い水道を目指します。
  


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2012年07月25日

中原調整池の「危機管理」と「公害対策」

みやき町の香田地区の小高い山の上にある
丸い大きなタンクに
お気づきになる方も多いと思います。


(写真:標高約100m地点にある中原調整池 16,845m3×2池)

このタンクに隣接して広域のゴミ処理施設があります。

建設当時「焼却炉から排出される
ばい煙に含まれるダイオキシンなどの有害物質が
混入する恐れがある」と訴えがありました。

飲料水の安全確保は
最も重要なことで排出基準の厳格化や

基準値を超えた場合の
即時操業停止を求めることは、住民の皆様にとっても
私たちにとっても当然のことです。

そこで、平成16年に
溶融資源化センター及びリサイクルプラザを運営する
鳥栖・三養基西部環境施設組合と東部水道企業団は 
安全確保のために協定書を取り交わしています。

「危機管理」と「公害対策」です。

 危機管理は、相互の施設事故や災害時の緊急連絡

 公害対策は、ばい塵等の大気汚染や
 ダイオキシン類の測定監視などを定め
 協定書を取り交わしています。

先月は、その連絡協議会が開催されました。

鳥栖・三養基西部環境施設組合、地元区長・協議会の方々 
鳥栖保険福祉事務所、みやき町からの参加と
東部水道企業団からは水道技術管理者が参加しました。

平成23年度の環境測定結果について
ダイオキシン類、水質試験、ばい煙・振動、特定悪臭物質等の
測定値が全て基準値以内にあることが報告されました。
  


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2012年07月24日

佐賀東部管工事協同組合との業務懇談会

管工事協同組合とは
「中小企業等協同組合法」に基づいた組織です。

単独での工事店では不足する経営資源を協同の組織により
相互に補完するのを目的につくられています。

言うまでもないことですが
業者の皆さんとの付き合い方には「作法が必要」

その作法は、支出する工事金は利用者の皆様の水道料金
これを忘れてのお付き合いは厳禁です。

工事の発注はお互いの契約
だから、契約についての問題や疑問
または、新しい提案等はどんどんして欲しい。

そうすることが
お互いのレベルアップにも繋がります。


そんな管工事協同組合との協議で
次のような問題点が明らかになりました。

ひとつは、業務懇談会の出席者は企業団の課長クラス
管工事協同組合は役員、それは各会社の代表者の方々。

 話し合ったことや課題が出席者のみの問題となって
 お互いの組織内で議論になっていない。

 極論すれば、年一回のセレモニーで終わっている
 これは改める必要がありそうです。

もう一点は、危機対応
大きな事故や災害があったら 
企業団の職員だけでは手が回りません。

 いろんな方の協力が必要です
 なかでも 水道工事のプロフェッショナルの力は必須です。

 日頃の課題解決に対する意思疎通はもちろん
 お互いの信頼がとても大事だと思っています。

 その「信頼」の元は、水道水が一時的にせよ
 「止まってはいけない」という理念の共有でしょう。


いろんなことを腹を割って
話すことが出来た有意義な会議でした。
  


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2012年07月23日

三企業団協議会「工務部会について」

筑後川を水源とする
 ・福岡地区水道企業団
 ・福岡県南広域水道企業団
 ・佐賀東部水道企業団   の三企業団によって

「筑後川水道三企業団協議会」が昭和54年に発足しています。

福岡地区水道企業団は
 福岡市をはじめ6市7町1企業団1事務組合より構成され
 福岡都市圏への水道用水の供給事業をされています。

福岡県南広域水道企業団は
 久留米市等8市3町1企業団への用水供給事業をされています。

同じ水源を利用する水道企業団
健全なる運営を図ることを目的で
調査研究等を行い切磋琢磨したい。

そんな思いで、最初は「水質部会」が発足し
順次「事務部会」「工務部会」が発足されました。

今会議は、年間の部会計画の検討だったようです。


(写真:当企業団で開催された工務部会の様子)

各部会とも単なる研修会ではなく
各部会合同の研鑽・研究の発表会がありますので
緊張感がある部会であるように思います。

なお、工務部会の事務局は佐賀東部水道企業団が担当です。

決まったことは、定例会を2回開催
 中身は
  ・技術研修会
  ・各事業体諸問題の討議
  ・事例及び工法紹介
  ・危機管理関連情報の共有   と聞きました。


  


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2012年07月20日

「河川の水質を守る」会議への参加

「筑後川・矢部川・嘉瀬川水質汚濁対策連絡協議会」という
ちょっと長い名前の会議に出席。

当日は、大分、熊本方面は「これまでに経験したことのないような大雨」と
気象庁が全国で始めて発表した日
会議の延期も検討されたのだろうが、予定通り実施された。


(写真:会議が行われた「国土交通省 筑後川河川事務所」久留米市)

会議の主旨は 
水質の実態把握と改善の実効をあげること。

80近くの関係機構が参加
主な内容は、昨年度の事業報告や今年度の計画。

大分・熊本・福岡・佐賀と広いエリアであり
河川ごと、流域ごとのワーキンググループからの報告。

ひとつ ふたつ紹介
筑後川中流域では、下水道の普及率が78%
合併浄化槽の設置も順調。

下流域では、有明海クリーン作戦への参加や
水生植物調査研究等が報告された。


(写真:会議の様子)

また、専門部会が四つ
なかでも「水質研究」での報告に注目。

まだ記憶に新しい、利根川水系での
「ホルムアルデヒド」の検出による水道水の断水事故。

断水は、野田市など5市で約36万戸におよんだ。

筑後川で、同様の事故が無いとは言いきれない。

発生を防ぐことは当然であるが、発生時においての
緊急対応・役割・情報の提供等を検討することが提案され 
当然大賛成。

最後に、環境省からの環境行政についての講演を聴き終了。

職場に帰ってから熊本や大分の惨状を知り
心が痛みました。
  


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2012年07月19日

朝のスピーチ(夏 高校野球)

スピーチの彼は、20数年前の甲子園球児
名門のS商野球部のキャプテンで中軸バッター。

その時は、残念ながら一回戦で敗退
当時は、徳島の池田高やPLの時代。

卒業5年後に、S商野球部は私を含めた県民を
「興奮のるつぼ」としてくれた全国優勝を果たしました。


(写真:総務課 朝礼の様子)

現在も、ここ東部水道企業団野球部で
楽しみながら活躍中。

そんな彼のスピーチの紹介です。

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毎年恒例の夏の予選が始った
今年は母校の試合と休日が重なり、久し振りの応援。

球場内は大会独特のピリピリとした雰囲気が
全体を覆い、選手たちの緊張感が伝わってくる。

負けたら終わりのトーナメント戦
当時の自分を鮮明に思い出し、他人事ではない。

この緊張感は特別
「のまれるな」「平常心で戦え」と心に念じる。

応援団の席ではペットボトルを叩いての応援合戦が始まり 
いやがおうにも熱気を帯びてくる。

そんな中、バックネット後ろの中央スタンドには
帽子をかぶり、首にタオルを巻き、水筒持参の
50~60代のオジサン達が多く見られた。

一日3試合、朝早くから夕方まで
選手の好プレーに拍手を送り 
チャンス・ピンチに一喜一憂されている
高校野球ファンの方々の姿です。

私も自他共に認める野球バカ
「アー 子育てが終わった10数年後は
  こんなおじさんになるのだろうナー」
「いや 必ずなるはずだ」

羨ましい感じでスタンド裏に時どき目をやった。

筋書きのないドラマが感動を与える。

ますます高校野球が好きになった
皆さんも母校の応援に行かれてはいかがですか?
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そんな話でした
応援の結果は延長戦で負けたみたいです。
  


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2012年07月18日

松隈圧送所(吉野ヶ里町)の清掃について

佐賀東部水道企業団では
大部分の地区に自然流下方式で水をお届けしています。

しかし、自然流下では水圧が不足する一部の山間高所地区には
ポンプを備えた圧送所を設けています。

今回、吉野ヶ里町に設置している松隈圧送所(平成23年完成)の
貯水槽の清掃を行いましたので、ご紹介します。

松隈圧送所は標高約75mの場所に位置し
ここで一旦水を貯め、これより30mほど高い場所まで水をポンプ
で送り、67件の世帯に水を供給しています。


(写真:松隈圧送所の貯水槽清掃の様子)

清掃の日はあいにくの雨だったので
雨水が入らないようにシートで被い作業を実施しました。

貯水槽は30m3の容量があり
2槽式(15m3×2)としているため、片側系統ごとに清掃が可能で
断水をせずに、水を送りながら作業を完了しました。


(写真:貯水槽の内部)

作業工程は
 ・消毒のための次亜塩素酸ナトリウム溶液を噴霧
 ・30分放置
 ・水洗いを2回繰り返す

この日は9:00から開始し、16:30に終了しました。

(記事は工務2課より)  


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2012年07月17日

平成24年7月九州北部豪雨について

九州北部では7月11日から14日にかけて梅雨末期の
活発な梅雨前線により大雨となり
各地で死者行方不明者を含む30名以上の
大きな被害が出ており、
気象庁は「平成24年7月九州北部豪雨」と名付けました。

テレビやラジオのニュースでは、再三
「これまでに経験したことのないような大雨」という注意喚起が促され、
避難勧告や避難指示も多くの地域で出されました。

阿蘇市では降り始めからの雨量が750ミリ以上。
24時間雨量が500ミリ、1時間雨量100ミリ以上の観測史上初
の記録となりました。
その他の地域、八女市や日田市でも記録的な豪雨。


(写真:企業団庁舎横の水路も水かさが増してきました。)

佐賀市でも時間雨量91ミリと猛烈な雨が降り、
佐賀駅周辺や幹線道路沿いも冠水して随所で通行止めとなりました。


今回の被災地のひとつである福岡県八女市星野村は
水道施設が被災し、断水となり、
福岡県南広域水道企業団を通して応援資材の要請が
ありましたので、迅速に対応しています。

内容は、応急給水用の1トンタンクと
小分けして給水するための20リットルポリタンクです。


(写真:資材倉庫から搬出される1トンタンク)


福岡県南広域水道企業団を始め、近隣の水道事業体とは
災害時に相互に応援をするための協定を締結しており、
今回も迅速な対応を行っています。


今回の災害で被災された方々には
心からお見舞い申し上げるとともに、
一日も早い復旧、復興をお祈りいたします。
  


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2012年07月13日

沈でん池は職員で清掃

沈でん池とは、水の中のゴミや砂を沈めて
上澄みのきれいな水だけを取り出す施設です。


(写真:通常、沈でん池は常に満水しています。)

下に溜まった汚泥は、機械でかき寄せて処理していますが、
それでも年に一回は人力での清掃作業が必要です。

当企業団では以前はこの作業は委託に出していましたが、
現在は職員自らやろうということで浄水課だけではなく、
全部署から応援を受けて作業をしています。


(写真:撮影時には既にだいぶ作業が進んでいました。)

いつもだと、ここに30センチ以上の汚泥が溜まっています。
その汚泥をレーキで集めるのは大変で時間もかかります。

今回は水を抜いて準備していたところに大雨が降り
汚泥が自然に流れて、作業がやりやすかったそうです。

沈でん池はいくつかに区切られており、
それぞれホースを使って清掃しながら
溜まった汚泥を引き抜き槽に落とし込みます。


(写真:全員必ずヘルメットを着用しています。)

7月は労働安全週間です。安全には特に気を付けています。


(写真:階段の昇り降りにも必ず命綱を付けています。)

以前はハシゴの後ろの保護部分もなかったのですが、
安全第一ということで設置しました。
晴天の時は、ブルーシート等で休憩用の日陰を作っています。
幸い今回は曇り空で作業がやりやすいお天気でした。


(写真:すっかりきれいになった沈でん池)


沈でん池は全部で4池ありますので、
真夏や真冬以外の作業しやすい時期を選んで
順次清掃していきます。


(写真:沈でん池と管理本館)

これからも安全第一で清掃作業を行います。


(記事は事務局総務課)
  


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2012年07月12日

災害時の応急策のひとつ

災害に強い水道への変換が求められています
当然、耐震化や管の布設替え等、急ぎますが時間がかかります。

そこで「もしもの時の応急策」の準備も必要です
いま、二つのことを急ぎたいと思います。

ひとつは、断水等の場合の「水道水の確保」 
給水車や非常用飲料水袋(備蓄用水袋)での応急給水は当然行ないます。


(写真:非常用飲料水袋 6リットル 背負い式)


(写真:防災訓練での使用訓練の状況)

 併せて、東部水道企業団の施設に
 非常用の蛇口を設けることを検討するよう指示をしました。
 私のイメージは北茂安の浄水場と本庁です。


また、水道水利用の500mLのペットボトルの作成を検討します。

 販売目的ではなく、非常用飲料水として備蓄することで 
 災害時に対処します。

 また、水道水の「安全性」や「おいしさ」をPRして
 イメージアップを図りたいとの思いもあります。

 この水の賞味期限は約一年程度なので
 各構成市町の災害用の備蓄や各種イベント時に
 活用して頂きたいと考えています。

また、高齢者の一人暮らしや赤ちゃんのいる家庭などに
優先して水を届ける仕組みも同時に考えたい。

そんなことを今、議論しています。
  


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2012年07月11日

朝のスピーチ(健康診断行かなくちゃ)

7月になり佐賀県内も強い雨が降り続きました。

ここ数日、梅雨の晴れ間もありましたが
また今日も雨が降りそうです。

来週には梅雨も明けるでしょうが
大きな災害にならないことを祈っています。

さて、朝礼の際の「スピーチ」の紹介です
年齢50代
天気のよい日は自転車通勤を実行する筋肉質の職員です。

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先月、念願だった「心臓検査と脳ドッグ」を
久留米の某病院で受診した。

特に気になる症状は無かったが、50歳超えした頃から
心臓と脳の精密検査を受けてみたいとずーっと思っていた。

その結果、心臓はかなり元気で相当な負荷にも耐えられるとの診断
今後も半時間程度の早歩きを毎日継続するように助言を受けた。

一方、脳ドッグでは動脈の硬さや詰まりも検査され 
正常範囲で若いという医師のコメントだった
が 「アンタの脳は奇形です!」と唐突に
大発見でもしたかのように声高く指摘された。

脳室は普通の人は4つあるそうだが 
私の脳は「透明中隔」とい脳室が1つ余分にあるそうだ。

「先天的なもので病気でないから気にしないで‥」と
医師に言われ、何故か納得してしまった。

正式な検査結果通知書が後日郵送されてくるが
300人に1人の割合で存在するという。

その時は納得したが、やはり気になる。

この2つの検査は保険適用ではない
だから、4万円程度の出費だったが 
還暦に近づき始めているので、2年後も受けてみようと思っている。

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そんな内容の話でした
これをお読みの皆さん、健康診断していますか?

そう言う私も、最近行っていません「行かなくちゃ」
  


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2012年07月10日

吉野ヶ里町「松隈・坂本地区の工事」

吉野ヶ里町の松隈・坂本地区の
最終の工事がほぼ完了しました。

この地域は
吉野ヶ里町の北部、旧東脊振村の山間の集落です。

旧施設は、昭和58年に設置されたものです。

高所地区であるため、圧送ポンプにより
当地区の58戸の皆様にお届けしています。

しかし、老朽化と圧送ポンプ起動・停止時の水圧変動の
繰り返しの影響により、配水管の漏水がたびたび起こり
地区の水道利用の皆様方に、ご迷惑をかけていました。

そこで、次のような抜本的な解消策を検討し
地元の皆様と話し合い工事を進めてきました。

水圧が一定で安定するインバーター式のポンプ場を
既存の場所より上流域につくる。
併せて管を耐久性に優れたダクタイル鋳鉄管に替える。

それに基づき、平成20年に新ポンプ場の用地買収
平成22年にポンプ場建設、平成22~24年で管の布設替
を計画し工事を行ってきました。


(写真:新設された松隈圧送所の外観)


(写真:松隈圧送所のポンプ設備)

ここまで順調に進捗しており
新ポンプ場の運転以来、現在まで事故や漏水はなく順調です。

総工事費は約5千万円でした 
投資額としては安価ではありません。

しかし、毎日、蛇口から出るのが当たり前の水道水
また、ひんぱんに事故や漏水があれば
それに係る人件費も多額になります。

地区の皆様は非常に喜ばれているとのこと
「担当者冥利に尽きる」と申しています。
  


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2012年07月09日

川副浄水場跡地のメガソーラーについて

旧川副浄水場敷地に建設中のメガソーラー(大規模太陽光発電施設)に
ついて、西日本新聞(夕刊)のコラム「潮風」に寄稿がありましたので
ご紹介いたします。

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メガソーラー

 わが家から目と鼻の先にある佐賀東部水道企業団所有の川副浄水場跡
地(佐賀市川副町)に、メガソーラー(大規模太陽光発電所)が新設さ
れることになった。佐賀県内でのメガソーラー設置は初めてとか。6月
21日に地鎮祭が行われ、今月下旬に着工。10月には完成の運びだ。

 この浄水場跡地の面積は1.7㌶。川副浄水場が1997年3月に廃
止されてから15年がたつ。この間、雑草ばかりが生い茂り、ほぼ放置
状態になっていた。もともとは、夏は稲、冬場は麦と、食物を育む田畑
だった。長年、見慣れた浄水場の建物がなくなるのは寂しくもあるが、
荒れ地同然だった広大な土地がようやく人々の注視を浴びるようになる
のだと思うと、わが事のようにうれしい。

 立派な浄水場が建てられたとき、私は中学生くらいだったろうか。
浄水場として実際に使用された期間はかなり短いはずだ。家庭用の太陽
光パネルの寿命はおおむね20年ほどと聞くが、大金を投じるメガソー
ラー施設には長く活躍してほしい。何となれば、太陽光パネルの山に、
雑草がはびこる光景は見たくないから・・・。

                   (九州文学同人 富崎喜代美)

2012年(平成24年)7月2日
 西日本新聞(夕刊)コラム「潮風」から引用
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(写真:現在、施設取壊し中の浄水場跡地)

長い間放置状態で地元の方々にはご迷惑をおかけしました。
今回、太陽光発電の起工式が終わり、
7月末までには跡地の建物を撤去して整地が完了する見込みです。


(写真:進む解体作業)

工事の進捗状況については、今後も随時お知らせする予定です。
  


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2012年07月06日

「ドキッ」とする休日の電話

(工務2課長の休日より)

突発的な事故や故障の報告はそのつど聞く。

その際「電話の音にドキッ」とするのはよく聞くはなし
一例を紹介します。

今年の5月の連休は珍しく休日の電話がなく
ゆっくりとした連休を過ごした。

その反動か
次の週の土、日、月は連続での時間外の連絡。

土曜は法事でお酒が入った午後3時
水管橋からの漏水の連絡。

担当に連絡とも思ったが近くでもあり
妻の運転でまず現場へ。

老朽化からだろう、ピンホール漏水で道路に噴出し中
通行に支障をきたすと判断し持参のアルミシートを被せ応急処置。


(写真:老朽化した水管橋からの漏水状況)

担当とバトンタッチし修繕当番の業者さんに依頼し
午後7時に本修理が完了。

日曜は午後7時半ごろ、連絡を入浴中でキャッチできず
別の職員に連絡がまわってしまった。

受水槽のポンプの故障で業者紹介の依頼
たまたま対応可能な業者さんがなく
ようやく5番目の業者さんで依頼を受けてもらった。

「対応が遅い」とのお叱り
でも、敷地内は「お客さま」の管理となっており
理解されない場合も多い。

水道の職員としては「水が出ない不自由」は十分承知
「一刻の猶予もなくなんとかしたい」も限界はある。

月曜は早朝の6時過ぎに漏水の電話
即、担当に出勤連絡、一方連絡者に箇所や状況の確認。

担当にその内容を伝えると共に当番業者への手配
その後、現地での安全確保のためセーフティコーンの設置。

担当職員二人と引継ぎ後出勤
現地より緊急断水に伴う応急給水の依頼、その手配。

なんとか、午前中に修繕を完了。

年間での工務関係の時間外連絡は200件前後
その半数が「漏水」

この一連のことで、いくつかの課題がみえる。

例えば、漏水の可能性が高い管の布設替え
対応する業者さんの連絡体制
自宅から現場、その場合の自家用車利用のリスク。

解決に向けて知恵を絞りたい。
  


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2012年07月05日

水道管のこと

浄水場に川の水(原水)を取り入れ 
水質基準にあった水(飲める水)をつくり 
各家庭の蛇口まで送り届けるその役目が「水道の管」

横道にそれますが、東部水道にはふたつの役目があります。

ひとつは「水の卸問屋」としての役目
佐賀市にも「卸売り」をしています。

一方は水道事業、卸売りに対して「小売り」です。

北茂安の浄水場でつくった水を
途中の中継ポンプ場を経て
標高100mの中原調整池までポンプで強制的に上げ
あとは自然流下で水道の管を通って各家庭にお届けしています。


(写真:中原調整池 16,845m3×2池)

一番遠い所は佐賀市東与賀町、直線距離で30km
この自然流下方式は東部企業団の「ウリ」のひとつ。

自然の力によって必要な水の供給を保ち
家庭に届ける訳ですから「エコ」そのもの
当然、維持・管理費は割安です。

ちなみに東部エリアの水道管の全延長は約1000km
佐賀から静岡までの距離に相当する管が
主に道路に埋まっています。


さて、今回は水道の管のはなし
企業団では水道の管について、卸売りの送水管と
そこから分岐した水道管(配水管)に分けて管理しています。

分岐した水道管は最大40cm、最小は3cmで管種もそれぞれです。

早い時期に水道管を布設した地区には
石綿セメント管がまだ残っています。

当時、安価だったため全国で普及しましたが
地盤の変化に対し「もろく」また、石綿=アスベストであり
工事で切断した時に飛散する粉塵によって健康被害が
生じる恐れがあり、現在、製造は中止されています。 
既存の管がまだ残っていて更新を急いでいます。

一番多いのは、塩化ビニール管
比較的強く、施工性にも優れていますが
過去に埋設した管は経年劣化が心配されています。
現在は改良された高品質管を使用しています。

鋼管は腐食しやすく赤水の原因とされているので、
内外に種々のライニングを施したものを使用。

最後は鉛管です
道路から宅地内に引き込み管として使われてきました。

平成になって鉛の溶出による健康への影響が心配され
現在の使用はありません。

しかし、一部では使用中であり更新の作業を急いでいます。

鉛管や石綿セメント管については
もう少し具体的な情報を提供します。
  


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2012年07月04日

6月の雨量と7月3日の筑後川

今年の5月の筑後川流域の月間雨量は、51ミリ程度で
平年の25%程度しかありませんでした。

6月上旬に梅雨入りしてからも、まとまった降雨がなく
筑後川の流況が悪化してきたので、
6月13日には江川・寺内ダムから補給を開始しました。

13日までの月間雨量は21ミリと平年の5%。
田植えやしろかき時期を迎え、
このまま雨が降らないと渇水の心配も出てくるところでした。

その後、17日からは本格的な降雨があり、
結果的に6月は平年より20%以上多い500ミリの雨量でした。

雨は7月に入ってからも断続的に降り続け、
7月3日、瀬ノ下地点(久留米市の水天宮西側)では、
一時は水防団待機水位の3.5mも、
はん濫注意水位の5mも超えました。



(写真:みやき町にある河川敷ゴルフ場も冠水 7月3日11時)

雨が降らずに渇水になるのも困りますが、
降りすぎると洪水になり多くの被害が起きてしまいます。

洪水の後の流木やゴミの処理も頭を痛める問題だそうです。



(写真:毎秒約三千トンが流下した筑後大堰 7月3日10時)

6月13日には筑後大堰で毎秒30トン以下の水量でしたから、
その100倍以上の水が流れていることになります。


7月4日の午前9時現在では、「はん濫注意水位」を下回っていますが、
本日も断続的な降雨が予測されています。

また例年は、梅雨末期に大雨になることが多く、
今後も引き続き注意が必要です。

流域のダムや筑後大堰では、洪水に備えた万全の管理をされ
情報発信も含め、被害が大きくならないよう対応されています。

筑後川ダム統合管理事務所、筑後川河川事務所、水資源機構筑後川局等
関係各位の御努力に感謝し、お礼申し上げます。



  


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2012年07月03日

お隣さんとの「協調」会議

他の水道事業者との情報交換は大事なことです。

筑後川を水源とする、福岡地区や福岡県南の企業団とは
長い「お付合い」の歴史があります。

一方、お隣りの佐賀市上下水道局とは
通常の連携等はありましたが、共通の課題を「双方で解決する」とか
「将来の水道についての協議」等の機会は「薄い」と感じていました。

そこで、定期の協議会が発足
先日は、私(企業長)も上下水道局長も参加する定例会議でした。 



(写真:水のイメージが鮮やかな佐賀市若宮の上下水道局庁舎)

※佐賀市は平成24年4月から下水道事業を水道局に組織統合し、
「上下水道局」を新設しました。


協議のテーマは盛りだくさん
しかし、事務協議での進展がない、その原因は「協議不足」
その理由は「意思疎通の不足」

お互い独立した組織、原則論も当然必要 
だが、大事なことは「解決しよう」という意志。

本音でぶつかり合い議論する「風土」の不足
お互いの成り立ちも違う、歩んで来た道も違う
双方、企業を背負っている自負もある。

でも、同じ水道「利用者の視点」があれば
停滞するはずがない、双方の責任だ。

一朝一夕には行かないだろうが
酒を酌み交わし、ワァーワァー議論するのもアリ。

上下水道局長も私も「そのような提案をする」という
ちょっとかわった会議でした。

夕方からは懇親会
酒を飲んで何か良いことがあるか?との声も聞く

いや、「効果あり!」「無駄ではない!」と確信します。
  


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