2015年04月30日
棚卸
平成26年度の実地棚卸し
資産の価値を正しく把握し正確な決算とするため、
実地棚卸しが必要となります。
本来は年度末である3月31日付けで行うべきものですが
業務繁忙期に重なり4月に入って実地棚卸し
それまでの入出庫等を調整して
3月31日現在の帳簿と整合性を確認します。
職員が記事を書いてくれました。
業務の都合で4月14日は営業課の水道メーター
翌15日は三養基営業所での実地棚卸でした。
窓口での料金や加入金等の支払いに備えた
つり銭準備金の入出金の精査です。
営業課も三養基営業所のどちらの
現金も適切に管理されていました。

(写真:釣銭準備金)
住宅やアパートや等が新築された場合に
備えての在庫です。

(写真:水道メーターの在庫状況)
漏水修繕用の備蓄資材も
1個1個在庫を確認します。
漏水箇所に材料をボルトで締め付け
ゴムパッキンで止水する資材。
漏水箇所の材質や口径等により使い分けます。

(写真:樹脂製の袋ジョイント)
本庁舎の資材倉庫には
統合前からの引き継ぎ資材もあります。

(写真:継輪や曲管)

(写真:圧力を下げる減圧弁)
万が一の漏水事故があった場合
資材の手配に時間がかかります。
危機管理の一環として最低限の
数量を確保しています。
県内水道事業体どうしで在庫データを共有し
万が一の場合は相互融通する体制もあります。
新しい管理システムに変わっても
帳簿と実地の数量は合致していました。
今後は単に一致するだけではなく
不要な資材や必要な資材の検討も必要。
貯蔵品管理システムの
レベルアップも必要と思ったところです。
資産の価値を正しく把握し正確な決算とするため、
実地棚卸しが必要となります。
本来は年度末である3月31日付けで行うべきものですが
業務繁忙期に重なり4月に入って実地棚卸し
それまでの入出庫等を調整して
3月31日現在の帳簿と整合性を確認します。
職員が記事を書いてくれました。
業務の都合で4月14日は営業課の水道メーター
翌15日は三養基営業所での実地棚卸でした。
窓口での料金や加入金等の支払いに備えた
つり銭準備金の入出金の精査です。
営業課も三養基営業所のどちらの
現金も適切に管理されていました。
(写真:釣銭準備金)
住宅やアパートや等が新築された場合に
備えての在庫です。
(写真:水道メーターの在庫状況)
漏水修繕用の備蓄資材も
1個1個在庫を確認します。
漏水箇所に材料をボルトで締め付け
ゴムパッキンで止水する資材。
漏水箇所の材質や口径等により使い分けます。
(写真:樹脂製の袋ジョイント)
本庁舎の資材倉庫には
統合前からの引き継ぎ資材もあります。
(写真:継輪や曲管)
(写真:圧力を下げる減圧弁)
万が一の漏水事故があった場合
資材の手配に時間がかかります。
危機管理の一環として最低限の
数量を確保しています。
県内水道事業体どうしで在庫データを共有し
万が一の場合は相互融通する体制もあります。
新しい管理システムに変わっても
帳簿と実地の数量は合致していました。
今後は単に一致するだけではなく
不要な資材や必要な資材の検討も必要。
貯蔵品管理システムの
レベルアップも必要と思ったところです。
2015年04月28日
企業団の懇親会
企業団職員の懇談・懇親会を行いました
主旨は、退職者の方々の慰労・新人職員の紹介と
永年勤続者の表彰等が主な内容

(写真:全員での記念写真)
年に一回ですが職員全員が対象の「懇談会」
要するに歓送迎会です
退職の日から20日ほど経って
退職者の方々の一番変わったことは
「責任」という言葉が無くなった。
「肩の荷がとれました」
「電話の音で起きることがなくなった」
「まだ 新しい環境には馴染めないが徐々に慣れるでしょう」
そのとおりだと思います
新しい人生に皆さんが前向きでした。
新人の職員のコメントが好評
「企業団を背負う」との力強いコメント。
気持ちは大事だがまずは実力をつけること
先輩から「学ぶ」の姿勢があれば大丈夫でしょう。
20年と30年の永年勤続の表彰もしました
30年表彰は 名実共にリーダー
「組織の指揮者になる」とのコメント。
リーダーとは
気持ちよく仕事ができる
挑戦的な仕事を見守るボス。
「責任は私が・・」があれば人は集まります
要するに指揮者「頼みます」。
20年永年表彰は3名
もう若手ではなく中核です。
「将来の企業団の方向を
自分たちが中心になって決めてやる」
そんな気概を感じました。
いい 懇談会でした。
主旨は、退職者の方々の慰労・新人職員の紹介と
永年勤続者の表彰等が主な内容
(写真:全員での記念写真)
年に一回ですが職員全員が対象の「懇談会」
要するに歓送迎会です
退職の日から20日ほど経って
退職者の方々の一番変わったことは
「責任」という言葉が無くなった。
「肩の荷がとれました」
「電話の音で起きることがなくなった」
「まだ 新しい環境には馴染めないが徐々に慣れるでしょう」
そのとおりだと思います
新しい人生に皆さんが前向きでした。
新人の職員のコメントが好評
「企業団を背負う」との力強いコメント。
気持ちは大事だがまずは実力をつけること
先輩から「学ぶ」の姿勢があれば大丈夫でしょう。
20年と30年の永年勤続の表彰もしました
30年表彰は 名実共にリーダー
「組織の指揮者になる」とのコメント。
リーダーとは
気持ちよく仕事ができる
挑戦的な仕事を見守るボス。
「責任は私が・・」があれば人は集まります
要するに指揮者「頼みます」。
20年永年表彰は3名
もう若手ではなく中核です。
「将来の企業団の方向を
自分たちが中心になって決めてやる」
そんな気概を感じました。
いい 懇談会でした。
2015年04月27日
朝のスピーチ「なんじゃもんじゃの木」
職員の朝のスピーチの紹介です。
--------------------------------------------------------------------------
地元紙の小さな記事の紹介です。
私どもの給水区域内にある神埼市の大圓寺で
「なんじゃもんじゃ」が花の時を迎えています。
「なんじゃもんじゃ」はヒトツバタゴという
モクセイ科の落葉樹の別名
季節はずれの雪で覆われているような樹木を見た人が、
「何の木じゃ」といっているうちに
「なんじゃもんじゃ」という変わった名前がついたそうです。
私の母校にも
4本の「なんじゃもんじゃ」の木がありました。
先日、高校の恩師が
今年も見事に咲いた
「なんじゃもんじゃ」の写真を
送ってくれました。

(写真:グランドのなんじゃもんじゃ)
東京の明治神宮外苑ゆかりの木であり、
野球部育ての親といわれている伊丹安廣氏より
寄贈されたものです。
バックネット裏にある伊丹氏の記念碑を
守るように咲いています。
伊丹氏は戦後の日本学生野球協会の結成に参画
神宮外苑長を歴任された人物です。
外苑にある「なんじゃもんじゃ」の木を全国に無償で贈り
その一つが母校にも寄贈されたということです。
野球部では、夏の大会前に記念碑と
「なんじゃもんじゃ」の前で決意を固めていた
当時を思い出します。
「なんじゃもんじゃ」は今が見ごろです。
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地元紙の小さな記事の紹介です。
私どもの給水区域内にある神埼市の大圓寺で
「なんじゃもんじゃ」が花の時を迎えています。
「なんじゃもんじゃ」はヒトツバタゴという
モクセイ科の落葉樹の別名
季節はずれの雪で覆われているような樹木を見た人が、
「何の木じゃ」といっているうちに
「なんじゃもんじゃ」という変わった名前がついたそうです。
私の母校にも
4本の「なんじゃもんじゃ」の木がありました。
先日、高校の恩師が
今年も見事に咲いた
「なんじゃもんじゃ」の写真を
送ってくれました。
(写真:グランドのなんじゃもんじゃ)
東京の明治神宮外苑ゆかりの木であり、
野球部育ての親といわれている伊丹安廣氏より
寄贈されたものです。
バックネット裏にある伊丹氏の記念碑を
守るように咲いています。
伊丹氏は戦後の日本学生野球協会の結成に参画
神宮外苑長を歴任された人物です。
外苑にある「なんじゃもんじゃ」の木を全国に無償で贈り
その一つが母校にも寄贈されたということです。
野球部では、夏の大会前に記念碑と
「なんじゃもんじゃ」の前で決意を固めていた
当時を思い出します。
「なんじゃもんじゃ」は今が見ごろです。
2015年04月24日
九州地区水道企業団総会(視察その2)
「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」
世界遺産登録に向けた取り組みが行われています。
佐賀市では「三重津海軍所跡」が
遺産群のひとつとして位置付けられています。
ここ熊本県の宇城市においては、
構成資産候補として「三角西港」。
「幕末の西洋技術の導入以来
極めて短期間で飛躍的な発展を遂げた」
世界史的にも特筆されており
現在ユネスコの世界文化遺産として
推薦されています。
その中で三角西港は、明治の三大築港として
明治20年に開港、九州の一大集積地として栄えた
我が国初の本格的な近代港湾施設です。
この時期の港がそのままの形で残っているのは
日本ではここだけ。

(写真:明治期当時のままの埠頭と正面の1号橋)
三角西港が栄えたのは10年間だけ、
東にある三角港に機能を移転され
使われなくなった。
それが改修されずにそのまま残った
大きな要因とのこと。

(写真:明治期の倉庫を利用した三角西港記念館)
往時の姿のままの700m以上に及ぶ埠頭は
NHKドラマの「坂の上の雲」で
ある時は横浜港、またある時は佐世保港
として登場したそうです。

(写真:当時は木製の桟橋があった埠頭)
山を削り海面を埋め立てて造られた
当時では想像を超えた大規模な工事で
近代的で大きな港湾都市が誕生しました。

(写真:三面石張りの排水路)
満潮時に海水を引き込み
干潮時に排水する。
天然の下水道の役割を果たし
当時の日本では珍しい曲線加工。

(写真:大正7年に建設された龍驤館(りゅうじょうかん))

(写真:館内の展示パネル)
三池炭鉱の石炭を中国に輸出して
貿易港として栄えた三角西港ですが
島原口之津港や三池港の整備
三角港への鉄道敷設で衰退していきました。

(写真:三角西港のジオラマ)
そのことにより往時のままの姿が残り
平成27年6月の世界遺産委員会で
登録されるよう取り組まれています。
教育委員会の職員の方は、
「登録されてもされなくても、
大切な歴史的資産として守り続けていきます。」
とのことでした。
次に紹介するのは轟水源のすぐ裏手にある
宇土雨乞い大太鼓の「大太鼓収蔵館」。

(写真:平成3年に建設の収蔵館)
新緑と白壁のコントラストが目に鮮やかでした。

(写真:ずらりと並ぶ圧巻の26基の大太鼓)
戦前までは各地区で雨乞い祭りが行われましたが
戦後の急激な社会変化によって衰退。
近年各地区で復興の動きが出て
神社や寺の片隅に放置されたり
朽ち果てていたものを修復 再生。
歴史と伝統を伝えるために
一堂に保管した大太鼓収蔵館。
ケヤキをくり抜いた太鼓では
この宇土が日本一の大きさ。

(写真:ケヤキをくり抜いて作るのも大きな特徴)

(写真:もっとも古いもので約350年前の太鼓)
毎年8月の第一土曜日には大太鼓フェスティバル
収蔵館では実際に太鼓をたたくこともできます。
現在、日本国内にはケヤキの大木はなく
あったとしてもそれを切り出す道を作るのに
数千万円から数億円の費用がかかるそうです。
これだけの大太鼓を一堂に見ることが
できるのはここだけではとのこと。
総会から視察まで二日間にわたり
開催地の上天草・宇城水道企業団の
皆さんには大変お世話になりました。
世界遺産登録に向けた取り組みが行われています。
佐賀市では「三重津海軍所跡」が
遺産群のひとつとして位置付けられています。
ここ熊本県の宇城市においては、
構成資産候補として「三角西港」。
「幕末の西洋技術の導入以来
極めて短期間で飛躍的な発展を遂げた」
世界史的にも特筆されており
現在ユネスコの世界文化遺産として
推薦されています。
その中で三角西港は、明治の三大築港として
明治20年に開港、九州の一大集積地として栄えた
我が国初の本格的な近代港湾施設です。
この時期の港がそのままの形で残っているのは
日本ではここだけ。
(写真:明治期当時のままの埠頭と正面の1号橋)
三角西港が栄えたのは10年間だけ、
東にある三角港に機能を移転され
使われなくなった。
それが改修されずにそのまま残った
大きな要因とのこと。
(写真:明治期の倉庫を利用した三角西港記念館)
往時の姿のままの700m以上に及ぶ埠頭は
NHKドラマの「坂の上の雲」で
ある時は横浜港、またある時は佐世保港
として登場したそうです。
(写真:当時は木製の桟橋があった埠頭)
山を削り海面を埋め立てて造られた
当時では想像を超えた大規模な工事で
近代的で大きな港湾都市が誕生しました。
(写真:三面石張りの排水路)
満潮時に海水を引き込み
干潮時に排水する。
天然の下水道の役割を果たし
当時の日本では珍しい曲線加工。
(写真:大正7年に建設された龍驤館(りゅうじょうかん))
(写真:館内の展示パネル)
三池炭鉱の石炭を中国に輸出して
貿易港として栄えた三角西港ですが
島原口之津港や三池港の整備
三角港への鉄道敷設で衰退していきました。
(写真:三角西港のジオラマ)
そのことにより往時のままの姿が残り
平成27年6月の世界遺産委員会で
登録されるよう取り組まれています。
教育委員会の職員の方は、
「登録されてもされなくても、
大切な歴史的資産として守り続けていきます。」
とのことでした。
次に紹介するのは轟水源のすぐ裏手にある
宇土雨乞い大太鼓の「大太鼓収蔵館」。
(写真:平成3年に建設の収蔵館)
新緑と白壁のコントラストが目に鮮やかでした。
(写真:ずらりと並ぶ圧巻の26基の大太鼓)
戦前までは各地区で雨乞い祭りが行われましたが
戦後の急激な社会変化によって衰退。
近年各地区で復興の動きが出て
神社や寺の片隅に放置されたり
朽ち果てていたものを修復 再生。
歴史と伝統を伝えるために
一堂に保管した大太鼓収蔵館。
ケヤキをくり抜いた太鼓では
この宇土が日本一の大きさ。
(写真:ケヤキをくり抜いて作るのも大きな特徴)
(写真:もっとも古いもので約350年前の太鼓)
毎年8月の第一土曜日には大太鼓フェスティバル
収蔵館では実際に太鼓をたたくこともできます。
現在、日本国内にはケヤキの大木はなく
あったとしてもそれを切り出す道を作るのに
数千万円から数億円の費用がかかるそうです。
これだけの大太鼓を一堂に見ることが
できるのはここだけではとのこと。
総会から視察まで二日間にわたり
開催地の上天草・宇城水道企業団の
皆さんには大変お世話になりました。
2015年04月23日
九州地区水道企業団総会(視察その1)
総会の後は宇土市民会館の
髙木館長さんの講演でした。
テーマは「現存する日本最古の上水道」
まさに我らの先人の歴史です。
翌日の視察で現地に行くことになっていたので
より一層興味深く拝聴いたしました。
宇土半島は熊本市よりも
降水量が2割程少ないとのこと。
地形的な影響だろうということでしたが
そのために水源を確保され、
城下町として発展しました。
資料では小田原早川上水が最も古く
我が鍋島佐賀藩の上水道は
1623年~と10番目に古いものです。

(写真:轟水源池)

(写真:轟水源は、毎分4200リットルの湧出量)
しかしながら現在も利用されている上水道では
1663年の轟泉(ごうせん)水道が最も古いものとされています。

(写真:轟泉(ごうせん)公園案内板)
当初は松橋焼きの瓦質製樋管だったものが
その後100年程して馬門石(まかどいし)の樋管
に交換されています。

(写真:5キロ程先の船場橋まで引かれている樋管)
この馬門石は阿蘇溶結凝灰岩で
普通は灰色~黒褐色です。
宇土市の岩層には
ピンク色のものが含まれているとのこと。
柔らかくて加工がしやすいことから
水道管として採用されたようです。
杜の木立の間から水がわき出ています。

(写真:水を汲みに来られている方)
現在でも100戸程の家庭で使われているそうですが
通常の上水道と併用されているところが多いとか。
利用される家庭も年々少なくなりつつありますとのこと。

(写真:轟泉水道最終地点の船場橋界隈)

(写真:最終地点の井戸 ピンク色の馬門石)
じゃ口は維持管理するための宇土市の上水道
当時の武家屋敷にはそれぞれ井戸があり、
その他はこのような共同井戸があったそうです。
現在の利用形態としては、
この井戸まで水が流れてくるので、
ホームポンプで家庭内の配管につなげてあるとか。

(写真:イメージ図)
地元の管理組合でメンテナンス
水道料金は年間一万円程度
水質検査でも水質基準はクリア。
水道管のメンテナンスには「ガンゼキ」と呼ばれる
しっくいのようなものを使われています。
赤土、貝灰、食塩、松葉を煮た汁を昔ながらの方法で
餅つきの要領で混ぜ合わせるとか。
それらの伝統を地元の中学高校の生徒にも教えながら
大切に守りづけておられる轟泉水道の管理組合。
大変興味深いものでした。
次回は明治日本を支えた近代化施設の一つ
三角西港等を紹介します。
髙木館長さんの講演でした。
テーマは「現存する日本最古の上水道」
まさに我らの先人の歴史です。
翌日の視察で現地に行くことになっていたので
より一層興味深く拝聴いたしました。
宇土半島は熊本市よりも
降水量が2割程少ないとのこと。
地形的な影響だろうということでしたが
そのために水源を確保され、
城下町として発展しました。
資料では小田原早川上水が最も古く
我が鍋島佐賀藩の上水道は
1623年~と10番目に古いものです。
(写真:轟水源池)
(写真:轟水源は、毎分4200リットルの湧出量)
しかしながら現在も利用されている上水道では
1663年の轟泉(ごうせん)水道が最も古いものとされています。
(写真:轟泉(ごうせん)公園案内板)
当初は松橋焼きの瓦質製樋管だったものが
その後100年程して馬門石(まかどいし)の樋管
に交換されています。
(写真:5キロ程先の船場橋まで引かれている樋管)
この馬門石は阿蘇溶結凝灰岩で
普通は灰色~黒褐色です。
宇土市の岩層には
ピンク色のものが含まれているとのこと。
柔らかくて加工がしやすいことから
水道管として採用されたようです。
杜の木立の間から水がわき出ています。
(写真:水を汲みに来られている方)
現在でも100戸程の家庭で使われているそうですが
通常の上水道と併用されているところが多いとか。
利用される家庭も年々少なくなりつつありますとのこと。
(写真:轟泉水道最終地点の船場橋界隈)
(写真:最終地点の井戸 ピンク色の馬門石)
じゃ口は維持管理するための宇土市の上水道
当時の武家屋敷にはそれぞれ井戸があり、
その他はこのような共同井戸があったそうです。
現在の利用形態としては、
この井戸まで水が流れてくるので、
ホームポンプで家庭内の配管につなげてあるとか。
(写真:イメージ図)
地元の管理組合でメンテナンス
水道料金は年間一万円程度
水質検査でも水質基準はクリア。
水道管のメンテナンスには「ガンゼキ」と呼ばれる
しっくいのようなものを使われています。
赤土、貝灰、食塩、松葉を煮た汁を昔ながらの方法で
餅つきの要領で混ぜ合わせるとか。
それらの伝統を地元の中学高校の生徒にも教えながら
大切に守りづけておられる轟泉水道の管理組合。
大変興味深いものでした。
次回は明治日本を支えた近代化施設の一つ
三角西港等を紹介します。
2015年04月22日
九州地区企業団総会の報告
福岡地区企業団の和志武会長の課題は多い
とくに更新が大きな問題。
議論を深めたい国の予算も厳しい
応援団を増やす必要性も痛感する。で始まり
宇土市長の元松企業長より
水で苦労した時代が長かった。
球磨川の水を取水することができ助かっている
天草を満喫して欲しいと歓迎を受けた。
熊本県の川越環境保全課長は
先月県の水道ビジョンを作成した。一読を
岡本議会議長より
水道の財政状況は厳しい
今後の明るい展望を描いて欲しい
と激励されました。
議案は平成26年度の事業報告・決算
平成27年度の事業計画と予算について承認されました。
会員提出問題は3点
更新・再構築に対する国庫補助の
拡充等を提出することが決定。
それを受けて水道協会の渋谷課長から
国の水道予算は激減 来年は更に厳しそう
水道界あげて後押しを のコメント
特別会員として
前福岡地区企業長の岩崎氏が承認されると共に
次期開催地として山神水道企業団が決定して終了。
なお 総会の前には役員会を開催
総会に関する確認が主な内容でした。
その後 宇土市民館長の高木氏から
「現存する日本最古の水道 ―轟泉水道―」の講演が
これは 明日別途報告します。
上天草・宇城水道企業団の皆さま
お世話になりました。
とくに更新が大きな問題。
議論を深めたい国の予算も厳しい
応援団を増やす必要性も痛感する。で始まり
宇土市長の元松企業長より
水で苦労した時代が長かった。
球磨川の水を取水することができ助かっている
天草を満喫して欲しいと歓迎を受けた。
熊本県の川越環境保全課長は
先月県の水道ビジョンを作成した。一読を
岡本議会議長より
水道の財政状況は厳しい
今後の明るい展望を描いて欲しい
と激励されました。
議案は平成26年度の事業報告・決算
平成27年度の事業計画と予算について承認されました。
会員提出問題は3点
更新・再構築に対する国庫補助の
拡充等を提出することが決定。
それを受けて水道協会の渋谷課長から
国の水道予算は激減 来年は更に厳しそう
水道界あげて後押しを のコメント
特別会員として
前福岡地区企業長の岩崎氏が承認されると共に
次期開催地として山神水道企業団が決定して終了。
なお 総会の前には役員会を開催
総会に関する確認が主な内容でした。
その後 宇土市民館長の高木氏から
「現存する日本最古の水道 ―轟泉水道―」の講演が
これは 明日別途報告します。
上天草・宇城水道企業団の皆さま
お世話になりました。
2015年04月21日
「一年目の目標」三養基営業所長
今回は、新三養基営業所長の「1年の目標」としての
抱負をご紹介します。
------------------------------
4月1日に三養基営業所所長を
拝命しました藤田です。
三養基営業所は三養基郡上峰町
みやき町及び基山町を管轄しています。
営業所の日常業務は
特にお客様に密接する内容が多く
窓口には料金関係でお見えになるお客様
電話では転入転出による水道の使用開始や
中止の届け出が数多くかかってきます。
また漏水の連絡、蛇口の故障
水質についての質問等や道路掘削などの
いろいろな工事業者による埋設管の状況調査など
多岐にわたる内容の問い合わせをいただきます。
各方面にベテラン職員の多い営業所ですが
私自身長年水道の仕事に携わっていますが
特に料金関係の業務にはなじみが薄く
まだまだ戸惑うことが多々あります。
水は毎日の生活に欠かすことができません
蛇口をひねれば水が出ることが
当たり前のことであると思われています。
お客様にとっての水道とはそのプロセスではなく
当たり前に蛇口から出る水のことであると考えます。
この当たり前のことを当たり前にするために
先人が多くの苦労をしながら
現在に至っているとの思いを大切にするとともに
未来へ引き渡す貴重な財産を管理し
知恵を出し合いよりよい水道とすることが
使命であると考えています。
日頃からこのようなこころがけで業務に就き
営業所職員全員がお客様の疑問に
わかりやすく答えることができるようになることを目標に
営業所業務を遂行していく所存です。
抱負をご紹介します。
------------------------------
4月1日に三養基営業所所長を
拝命しました藤田です。
三養基営業所は三養基郡上峰町
みやき町及び基山町を管轄しています。
営業所の日常業務は
特にお客様に密接する内容が多く
窓口には料金関係でお見えになるお客様
電話では転入転出による水道の使用開始や
中止の届け出が数多くかかってきます。
また漏水の連絡、蛇口の故障
水質についての質問等や道路掘削などの
いろいろな工事業者による埋設管の状況調査など
多岐にわたる内容の問い合わせをいただきます。
各方面にベテラン職員の多い営業所ですが
私自身長年水道の仕事に携わっていますが
特に料金関係の業務にはなじみが薄く
まだまだ戸惑うことが多々あります。
水は毎日の生活に欠かすことができません
蛇口をひねれば水が出ることが
当たり前のことであると思われています。
お客様にとっての水道とはそのプロセスではなく
当たり前に蛇口から出る水のことであると考えます。
この当たり前のことを当たり前にするために
先人が多くの苦労をしながら
現在に至っているとの思いを大切にするとともに
未来へ引き渡す貴重な財産を管理し
知恵を出し合いよりよい水道とすることが
使命であると考えています。
日頃からこのようなこころがけで業務に就き
営業所職員全員がお客様の疑問に
わかりやすく答えることができるようになることを目標に
営業所業務を遂行していく所存です。
2015年04月20日
「一年の目標」営業課長
今回は、新営業課長の「1年の目標」としての
抱負をご紹介します。
------------------------------
4月1日付けで
営業課長を拝命いたしました田中です。
昭和60年に当企業団へ転職して30年になりますが
主に営業所の事務職を経験してきました。
営業課の職務は簡潔に言えば
お客様に水道を安心して使っていただき
水道料金を正しく請求して徴収することです。
実際には徴収するまでの苦労は
数知れずあります。
3月から4月にかけては
水道開始・中止の依頼が最も多くなり
電話や窓口対応に職員は大わらわです。
私が営業の仕事で大切に思うことは
お客様の対応をする職員が
まず元気であるということです。
元気でなければ
良い対応ができないと考えます。
私が考える良い対応とは
お客様の立場になって対応できることです。
具体的には、わかりやすく手短に話せることと
行動できる能力です。
昨今の激変する世界や国内情勢にも理解を深め
水道事業に携わる職員として
自信と誇りを持てるように精進していきます。
これからも、皆様に信頼される佐賀東部水道企業団を
めざして全職員で取り組んでいきますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。
------------------------------
水道事業に必要な経費は税金ではなく
お客さまに支払って頂いている水道料金です。
「お客さま窓口」として
検針から収納までの一切を引き受ける大事な部署
もっともっと信頼される企業団をお互いに目指しましょう。
抱負をご紹介します。
------------------------------
4月1日付けで
営業課長を拝命いたしました田中です。
昭和60年に当企業団へ転職して30年になりますが
主に営業所の事務職を経験してきました。
営業課の職務は簡潔に言えば
お客様に水道を安心して使っていただき
水道料金を正しく請求して徴収することです。
実際には徴収するまでの苦労は
数知れずあります。
3月から4月にかけては
水道開始・中止の依頼が最も多くなり
電話や窓口対応に職員は大わらわです。
私が営業の仕事で大切に思うことは
お客様の対応をする職員が
まず元気であるということです。
元気でなければ
良い対応ができないと考えます。
私が考える良い対応とは
お客様の立場になって対応できることです。
具体的には、わかりやすく手短に話せることと
行動できる能力です。
昨今の激変する世界や国内情勢にも理解を深め
水道事業に携わる職員として
自信と誇りを持てるように精進していきます。
これからも、皆様に信頼される佐賀東部水道企業団を
めざして全職員で取り組んでいきますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。
------------------------------
水道事業に必要な経費は税金ではなく
お客さまに支払って頂いている水道料金です。
「お客さま窓口」として
検針から収納までの一切を引き受ける大事な部署
もっともっと信頼される企業団をお互いに目指しましょう。
2015年04月17日
「包括民間委託」で課題解決になるの?
水道事業の「包括民間委託」のニュースが多い昨今です。
「包括民間委託」とは
主要な業務以外を民間に委託して
合理化を図るということでしょう。
その理由は将来の水道使用水量は減少し
経営の圧迫が懸念される。
安定継続のためには合理化の必要があり
部分的な委託では経費削減の効果小さい。
そこで包括的に委託をしたい
これが大体のストーリー。
表面的には「ああ・そうか」だが
よくよく考えれば「包括的委託」の内容は
料金徴収と施設の維持管理業務がメイン
「職員の代わりに安い人件費でお願い」のパターン
これで安心・安全で経営の圧迫懸念が解消すれば
「それはそれで善し」
しかし実態は違う
仮に当企業団の人員を半分にする委託を考えれば
「35名が不必要その人件費は約3億円で
委託費用を除いて1億円の縮減効果」と仮定して
10年で10億円の削減「大きい」と見えるが・・・
実態はそんなものではない。
東部水道企業団の今後には
更新が必要な管路が約700km残っており
巨額の費用が必要と試算しています。
超長期で想定の不足額の見込は
百億円単位となる計算です。
もちろん値上げも起債も必要ですが
全てを賄えません。
このことを簡単に言えば
管路の更新は50年後には完了させたい
その理由は
耐用年数を過ぎれば漏水の危険度が増す。
しかし、現在の計画は「70~80年の期間必要」
耐用年数を超えた管は破損しやすいと分かっているが
「財源が・・・」の課題がある
ちなみに「全国の試算では120年」と国は言う。
だから水道の将来の課題は
職員の給料カットや職員減等では根本的な解決とならない。
逆にこの難題を解決する能力ある職員が必要
と私は考えています。
「短期での収支はマァマァになった
しかし、地下では怖いことが進行中」
これに目を逸らしての議論がいただけません
話を戻します
「1年・1億円の削減どころの話ではない」
ということです。
東部水道企業団のシナリオは
常々報告している通りです。
「包括民間委託」とは
主要な業務以外を民間に委託して
合理化を図るということでしょう。
その理由は将来の水道使用水量は減少し
経営の圧迫が懸念される。
安定継続のためには合理化の必要があり
部分的な委託では経費削減の効果小さい。
そこで包括的に委託をしたい
これが大体のストーリー。
表面的には「ああ・そうか」だが
よくよく考えれば「包括的委託」の内容は
料金徴収と施設の維持管理業務がメイン
「職員の代わりに安い人件費でお願い」のパターン
これで安心・安全で経営の圧迫懸念が解消すれば
「それはそれで善し」
しかし実態は違う
仮に当企業団の人員を半分にする委託を考えれば
「35名が不必要その人件費は約3億円で
委託費用を除いて1億円の縮減効果」と仮定して
10年で10億円の削減「大きい」と見えるが・・・
実態はそんなものではない。
東部水道企業団の今後には
更新が必要な管路が約700km残っており
巨額の費用が必要と試算しています。
超長期で想定の不足額の見込は
百億円単位となる計算です。
もちろん値上げも起債も必要ですが
全てを賄えません。
このことを簡単に言えば
管路の更新は50年後には完了させたい
その理由は
耐用年数を過ぎれば漏水の危険度が増す。
しかし、現在の計画は「70~80年の期間必要」
耐用年数を超えた管は破損しやすいと分かっているが
「財源が・・・」の課題がある
ちなみに「全国の試算では120年」と国は言う。
だから水道の将来の課題は
職員の給料カットや職員減等では根本的な解決とならない。
逆にこの難題を解決する能力ある職員が必要
と私は考えています。
「短期での収支はマァマァになった
しかし、地下では怖いことが進行中」
これに目を逸らしての議論がいただけません
話を戻します
「1年・1億円の削減どころの話ではない」
ということです。
東部水道企業団のシナリオは
常々報告している通りです。
2015年04月16日
水道事業の予算
平成27年度当初予算の概要として
水道事業の有収水量については
人口は微減状況ですが世帯数は増加かほぼ横ばい
海苔水量が減少していることを鑑み
対前年度0.4%減としました。
○予算に定めた業務の予定量

水道事業の年間有収水量は
前年度と比較し48,731㎥(0.4%)減の
10,831,320㎥を計上し
給水件数は、84件増の41,843件と微増。
主要な建設改良事業は
前年度と比較し20,386千円増の
361,140千円を計上。
○収益的収入及び支出の予定額

事業収益は
前年度と比較し13,271千円減の
2,726,749千円を計上。
その主な内訳は
・給水収益の減…△5,339千円
(有収水量 △48,731㎥の減)
・受託事業収入(諸富分)の減…△18,125千円
(諸富分の配水管改良工事の減等)
・長期前受金戻入の増…3,696千円
(H26補償金、分担金等の収入分による戻入額増)
・3条補償金の増…9,540千円
(他工事関連の仮設工事に係る補償金の増)
事業費用は
前年度と比較し489,006千円減の
2,699,518千円を計上。
その主な内訳は
人件費の減…△466,154千円
(支弁職員数の減△2名、
退職給付引当金等△437,719千円等)
修繕費の増…19,109千円
(国・県道道改良工事に伴う仮設工事11,200千円、
検満取替量水器の増3,675千円等)
受託事業費(諸富分)の減…△18,234千円
(諸富分の配水管改良工事の減等)
支払利息の減…△2,430千円
(既往債の支払利息)
消費税の増…6,000千円
(水道料金の仮受消費税の増に伴う納付税額の増)
以上の結果
税抜き後の収益的収支は49千円の
純損失を計上する見込みです。
○資本的収入及び支出の予定額

資本的収入は
前年度当初予算と比較し170,689千円減の
283,838千円を計上.。
その内訳は
・企業債…本年度は起債予定ありません。
・他会計負担金の増…2,350千円
(消火栓繰出分 本年度予定額16,550千円)
・補償金の増…8,692千円
(配水管の移設補償金 本年度予定額91,588千円)
・分担金増減なし
(依頼に伴う配水管布設の分担金 本年度予定額16,500千円)
資本的支出は
前年度と比較し18,511千円増の
470,034千円を計上。
その内訳は
・建設改良費の11,835千円増 本年度予定額381,626千円
配水管改良事業費の増…20,386千円
(配水管移設依頼等工事(財源:補償金、負担金等)
本年度予定額361,140千円)
宅地関連工事費増減なし
(業者等の依頼による配水管布設工事
(財源:主に分担金)本年度予定額15,000千円)
事務費の減…△10,177千円
(対前年度設計委託の減 本年度予定額1,126千円)
固定資産購入費の増…1,626千円
(給与システムソフト・公用車買替え等
本年度予定額4,360千円)
・企業債償還金の増…6,676千円 年間所要額 88,408千円
以上の結果
資本的収支の不足する額186,196千円は
損益勘定留保資金等で補てんする予定です。
今年度の水道事業(末端給水)予算の特徴は
需要水量の伸びにやや陰りが見えてきました。
昨年度の夏場の長雨による水需要の落ち込みが
大きく改善する見込みが立っていません。
海苔用水についても
海苔の売上高は比較的好調だったと聞きますが
海苔用水量としては落ち込んでいるのが実情です。
そこで今後の水需要の詳細な分析を行いますが
長期財政計画よりも0.5%程の落ち込みを見込んでいます。
前年度の会計制度変更に伴い
大幅な赤字を計上しましたが
今年度は赤字幅の大幅縮小で収支ゼロの見込みです。
建設改良事業については
下水道工事や道路改良等の他工事関連の工事や
宅地造成工事等に伴う配水管の布設がメインです。
今年度は
来年度以降の更新計画について
優先順位を明確にし管路の長寿命化や
耐震化の事業に取り組む方向性を
協議検討する年と位置付けております。
水道事業の有収水量については
人口は微減状況ですが世帯数は増加かほぼ横ばい
海苔水量が減少していることを鑑み
対前年度0.4%減としました。
○予算に定めた業務の予定量

水道事業の年間有収水量は
前年度と比較し48,731㎥(0.4%)減の
10,831,320㎥を計上し
給水件数は、84件増の41,843件と微増。
主要な建設改良事業は
前年度と比較し20,386千円増の
361,140千円を計上。
○収益的収入及び支出の予定額

事業収益は
前年度と比較し13,271千円減の
2,726,749千円を計上。
その主な内訳は
・給水収益の減…△5,339千円
(有収水量 △48,731㎥の減)
・受託事業収入(諸富分)の減…△18,125千円
(諸富分の配水管改良工事の減等)
・長期前受金戻入の増…3,696千円
(H26補償金、分担金等の収入分による戻入額増)
・3条補償金の増…9,540千円
(他工事関連の仮設工事に係る補償金の増)
事業費用は
前年度と比較し489,006千円減の
2,699,518千円を計上。
その主な内訳は
人件費の減…△466,154千円
(支弁職員数の減△2名、
退職給付引当金等△437,719千円等)
修繕費の増…19,109千円
(国・県道道改良工事に伴う仮設工事11,200千円、
検満取替量水器の増3,675千円等)
受託事業費(諸富分)の減…△18,234千円
(諸富分の配水管改良工事の減等)
支払利息の減…△2,430千円
(既往債の支払利息)
消費税の増…6,000千円
(水道料金の仮受消費税の増に伴う納付税額の増)
以上の結果
税抜き後の収益的収支は49千円の
純損失を計上する見込みです。
○資本的収入及び支出の予定額

資本的収入は
前年度当初予算と比較し170,689千円減の
283,838千円を計上.。
その内訳は
・企業債…本年度は起債予定ありません。
・他会計負担金の増…2,350千円
(消火栓繰出分 本年度予定額16,550千円)
・補償金の増…8,692千円
(配水管の移設補償金 本年度予定額91,588千円)
・分担金増減なし
(依頼に伴う配水管布設の分担金 本年度予定額16,500千円)
資本的支出は
前年度と比較し18,511千円増の
470,034千円を計上。
その内訳は
・建設改良費の11,835千円増 本年度予定額381,626千円
配水管改良事業費の増…20,386千円
(配水管移設依頼等工事(財源:補償金、負担金等)
本年度予定額361,140千円)
宅地関連工事費増減なし
(業者等の依頼による配水管布設工事
(財源:主に分担金)本年度予定額15,000千円)
事務費の減…△10,177千円
(対前年度設計委託の減 本年度予定額1,126千円)
固定資産購入費の増…1,626千円
(給与システムソフト・公用車買替え等
本年度予定額4,360千円)
・企業債償還金の増…6,676千円 年間所要額 88,408千円
以上の結果
資本的収支の不足する額186,196千円は
損益勘定留保資金等で補てんする予定です。
今年度の水道事業(末端給水)予算の特徴は
需要水量の伸びにやや陰りが見えてきました。
昨年度の夏場の長雨による水需要の落ち込みが
大きく改善する見込みが立っていません。
海苔用水についても
海苔の売上高は比較的好調だったと聞きますが
海苔用水量としては落ち込んでいるのが実情です。
そこで今後の水需要の詳細な分析を行いますが
長期財政計画よりも0.5%程の落ち込みを見込んでいます。
前年度の会計制度変更に伴い
大幅な赤字を計上しましたが
今年度は赤字幅の大幅縮小で収支ゼロの見込みです。
建設改良事業については
下水道工事や道路改良等の他工事関連の工事や
宅地造成工事等に伴う配水管の布設がメインです。
今年度は
来年度以降の更新計画について
優先順位を明確にし管路の長寿命化や
耐震化の事業に取り組む方向性を
協議検討する年と位置付けております。
2015年04月15日
用水供給事業の当初予算
平成27年度当初予算の概要としては
水質検査設備関連機器等の更新(約5千万円)
北茂安浄水場の屋上防水塗装改修工事(約6千万円)他を計上。
福岡導水2次精算分の建設割賦負担金(水資源機構)の
繰上償還(約6千万円)も計上しています。
○予算に定めた業務の予定量

用水供給事業の年間総供給水量は
前年度と比較し92,100㎥(0.5%)減の
20,371,900㎥
主要な建設改良事業は
前年度と比較し190,671千円減の
103,857千円を計上。
○収益的収入及び支出の予定額

事業収益は
前年度と比較し6,164千円増の
2,804,644千円を計上
その主な内訳は
・給水収益の増…1,130千円
(うるう年による基本料金1日分の増等)
・他会計負担金の減…△1,538千円
(広域化・水源開発利息分の減)
・長期前受金戻入の増…5,531千円
(H26年4条収入分による戻入額増)
事業費用は
前年度と比較し449,969千円減の
2,613,874千円を計上
その主な内訳は
・委託料の増…11,079千円
(白壁ポンプ場の自家発点検・遮断器点検委託等)
・動力費の増…8,097千円
(電気料金値上げに伴う増)
・ダム等維持管理費用負担金の減…△8,121千円
(水資源機構への負担金)
・減価償却費の増…16,262千円
(北茂安浄水場耐震化工事分等による償却費増)
・支払利息の減…△32,305千円
(既往債の支払利息)
・昨年は、特別損失あり
(過年度分の退職給付引当金等△450,185千円)
以上の結果、税抜き後の収益的収支は
168,797千円の純利益を計上する見込みです。
○資本的収入及び支出の予定額

資本的収入は
前年度予算と比較し53,266千円減の
60,619千円を計上
その内訳は
・企業債…予定なし
・出資金(他会計負担金から受入科目変更)の減…△15,125千円
(広域化対策、水源開発の償還元金分 予定額52,734千円)
・補償金の減…△28,115千円
(送水管の移設補償金 予定額7,885千円)
・国庫補助金の減…△10,026千円
資本的支出は
前年度と比較し266,293千円減の
1,450,241千円を計上
その内訳は
・用水供給事業費の減…△190,671千円
本年度予定額92,838千円
その主なものは
国道385号線道路改良工事に伴う送水管布設替工事
17,032千円
北茂安浄水場高感度濁度計更新工事
13,770千円
北茂安浄水場薬品沈殿池汚泥引抜弁更新工事
15,336千円
電気防食電極及び装置更新工事
19,883千円 他
・両筑平野二期事業増減なし
(水資源機構への負担金 本年度予定額11,019千円)
事務費の増…104,585千円
(浄水場工事設計委託等 本年度予定額104,585千円)
固定資産購入費の減…△5,292千円
(水質分析装置・公用車買替え等 本年度予定額37,692千円)
・水利権の増…59,231千円
建設割賦負担金(福導元金分)年間所要額 65,471千円
(うち繰上償還分 62,280千円)
・企業債償還金の減…△51,289千円
年間所要額 980,562千円
以上の結果
資本的収支の不足する額1,389,622千円は
損益勘定留保資金等で補てんする予定です。
今年度の用水供給事業予算の特徴は
来年度以降に行う更新・改良事業について
じっくりと協議検討する年ということになります。
前年度が会計制度の変更に伴う
退職給与引当金の一括計上により
通常は利益を出している用水会計も赤字でした。
しかし今年度は約1億7千万円近くの
利益剰余金を見込んでいます。
建設改良事業については
定例の布設替え工事や機器の更新等が中心です。
水質検査設備関連機器等の更新(約5千万円)
北茂安浄水場の屋上防水塗装改修工事(約6千万円)他を計上。
福岡導水2次精算分の建設割賦負担金(水資源機構)の
繰上償還(約6千万円)も計上しています。
○予算に定めた業務の予定量

用水供給事業の年間総供給水量は
前年度と比較し92,100㎥(0.5%)減の
20,371,900㎥
主要な建設改良事業は
前年度と比較し190,671千円減の
103,857千円を計上。
○収益的収入及び支出の予定額

事業収益は
前年度と比較し6,164千円増の
2,804,644千円を計上
その主な内訳は
・給水収益の増…1,130千円
(うるう年による基本料金1日分の増等)
・他会計負担金の減…△1,538千円
(広域化・水源開発利息分の減)
・長期前受金戻入の増…5,531千円
(H26年4条収入分による戻入額増)
事業費用は
前年度と比較し449,969千円減の
2,613,874千円を計上
その主な内訳は
・委託料の増…11,079千円
(白壁ポンプ場の自家発点検・遮断器点検委託等)
・動力費の増…8,097千円
(電気料金値上げに伴う増)
・ダム等維持管理費用負担金の減…△8,121千円
(水資源機構への負担金)
・減価償却費の増…16,262千円
(北茂安浄水場耐震化工事分等による償却費増)
・支払利息の減…△32,305千円
(既往債の支払利息)
・昨年は、特別損失あり
(過年度分の退職給付引当金等△450,185千円)
以上の結果、税抜き後の収益的収支は
168,797千円の純利益を計上する見込みです。
○資本的収入及び支出の予定額

資本的収入は
前年度予算と比較し53,266千円減の
60,619千円を計上
その内訳は
・企業債…予定なし
・出資金(他会計負担金から受入科目変更)の減…△15,125千円
(広域化対策、水源開発の償還元金分 予定額52,734千円)
・補償金の減…△28,115千円
(送水管の移設補償金 予定額7,885千円)
・国庫補助金の減…△10,026千円
資本的支出は
前年度と比較し266,293千円減の
1,450,241千円を計上
その内訳は
・用水供給事業費の減…△190,671千円
本年度予定額92,838千円
その主なものは
国道385号線道路改良工事に伴う送水管布設替工事
17,032千円
北茂安浄水場高感度濁度計更新工事
13,770千円
北茂安浄水場薬品沈殿池汚泥引抜弁更新工事
15,336千円
電気防食電極及び装置更新工事
19,883千円 他
・両筑平野二期事業増減なし
(水資源機構への負担金 本年度予定額11,019千円)
事務費の増…104,585千円
(浄水場工事設計委託等 本年度予定額104,585千円)
固定資産購入費の減…△5,292千円
(水質分析装置・公用車買替え等 本年度予定額37,692千円)
・水利権の増…59,231千円
建設割賦負担金(福導元金分)年間所要額 65,471千円
(うち繰上償還分 62,280千円)
・企業債償還金の減…△51,289千円
年間所要額 980,562千円
以上の結果
資本的収支の不足する額1,389,622千円は
損益勘定留保資金等で補てんする予定です。
今年度の用水供給事業予算の特徴は
来年度以降に行う更新・改良事業について
じっくりと協議検討する年ということになります。
前年度が会計制度の変更に伴う
退職給与引当金の一括計上により
通常は利益を出している用水会計も赤字でした。
しかし今年度は約1億7千万円近くの
利益剰余金を見込んでいます。
建設改良事業については
定例の布設替え工事や機器の更新等が中心です。
2015年04月14日
今年度は計画の年「動き始めました」
ここ数年で長期のシナリオの骨格が見えてきました
浄水場の分割案です
既存のインフラ思想が全て変わる計画です。
それにより
財政の確立と危機管理の弱点が解決できるはずです
今年度は「計画の1年」としています。
多くの計画が目白押しですが
全ての計画は、当然「将来計画」が基本になります。
まず、この肉づけや検証・課題の抽出等が必要です
併せて「企業団全員でやろう」もテーマです。
その具体的なストーリーや段取りについて
工務関係の中堅職員が汗を流し始めました。
まずは、新しい骨格の検証作業から始まるでしょう
その「動き」と「段取り」に注視です。
一方では、総務課の企画管理係を中心として
同じような「今後の展開シナリオ」を思案中
将来の企業団運営をつかさどる主管の部署
当然といえば当然のこと。
お互いの「たたき台」で議論・調整すれば良いこと
「人任せ」じゃない展開が・・・
私までワクワクするような1年になる予感がします。
浄水場の分割案です
既存のインフラ思想が全て変わる計画です。
それにより
財政の確立と危機管理の弱点が解決できるはずです
今年度は「計画の1年」としています。
多くの計画が目白押しですが
全ての計画は、当然「将来計画」が基本になります。
まず、この肉づけや検証・課題の抽出等が必要です
併せて「企業団全員でやろう」もテーマです。
その具体的なストーリーや段取りについて
工務関係の中堅職員が汗を流し始めました。
まずは、新しい骨格の検証作業から始まるでしょう
その「動き」と「段取り」に注視です。
一方では、総務課の企画管理係を中心として
同じような「今後の展開シナリオ」を思案中
将来の企業団運営をつかさどる主管の部署
当然といえば当然のこと。
お互いの「たたき台」で議論・調整すれば良いこと
「人任せ」じゃない展開が・・・
私までワクワクするような1年になる予感がします。
2015年04月13日
「一年の目標」浄水課長
新年度の人事異動に伴い
五つの課で新しい課長が誕生しました。
各課の新課長から「一年の目標」としての
抱負をご紹介していきます
まずは、新浄水課長の紹介です。
主に水質部門を担当してきた新課長です。
「水質」から見た浄水場の運営に期待しています。
------------------------------
4月1日付で
浄水課長を命じられました野田です。
現在、浄水課には
浄水処理設備の維持管理、運転を担当する浄水係
処理状況を監視し、お届けする水道水の安全を
検査により確認する水質係
安全を担保するために行う水質検査の
精度維持を図る品質管理係があります。
これらの係が連携し
常に安全でおいしい水をお届けできるよう動いています。
私自身も、水質係、品質管理係の創設時期から
水質畑を主に勤務してまいりました。
浄水課では、昨年度末
水質検査の信頼性を高めるために平成23年1月に取得した
日本水道協会の水道GLPの更新を行いました。
このことにより企業団が実施する水質検査結果に対し
良好との評価を頂くことができました。
更に、今年度は新たに
かび臭の原因となる物質を高感度で測定する専用機器を導入し
薬品の適正注入とおいしい水づくりの向上を目指していきます。
また、稼働後30年を迎える北茂安浄水場では
平成28年度からは受配電設備の更新
平成29年度からポンプ設備の更新と大きな工事が予定され
今年は詳細計画の準備の年です。
更に、長期的には企業団の50年後を見据えた中での
浄水場更新(建設)の計画作りもあります。
50年後と言っても
浄水場の更新(新設)には時間が必要であり
工程づくりは近々の課題です。
このように、日常の業務、近々の設備更新
長期的な更新計画の検討と仕事は山積みですが
創設以来の企業団の進路を決めるこのような時期に
浄水課で勤務でき幸運だと感じています
と同時に不安もありますが
他職員同様、浄水課職員も
長年水道で勤務した技術屋の集団です。
今後も全職員で協力して事に当たり
進んでいきたいと考えています。
五つの課で新しい課長が誕生しました。
各課の新課長から「一年の目標」としての
抱負をご紹介していきます
まずは、新浄水課長の紹介です。
主に水質部門を担当してきた新課長です。
「水質」から見た浄水場の運営に期待しています。
------------------------------
4月1日付で
浄水課長を命じられました野田です。
現在、浄水課には
浄水処理設備の維持管理、運転を担当する浄水係
処理状況を監視し、お届けする水道水の安全を
検査により確認する水質係
安全を担保するために行う水質検査の
精度維持を図る品質管理係があります。
これらの係が連携し
常に安全でおいしい水をお届けできるよう動いています。
私自身も、水質係、品質管理係の創設時期から
水質畑を主に勤務してまいりました。
浄水課では、昨年度末
水質検査の信頼性を高めるために平成23年1月に取得した
日本水道協会の水道GLPの更新を行いました。
このことにより企業団が実施する水質検査結果に対し
良好との評価を頂くことができました。
更に、今年度は新たに
かび臭の原因となる物質を高感度で測定する専用機器を導入し
薬品の適正注入とおいしい水づくりの向上を目指していきます。
また、稼働後30年を迎える北茂安浄水場では
平成28年度からは受配電設備の更新
平成29年度からポンプ設備の更新と大きな工事が予定され
今年は詳細計画の準備の年です。
更に、長期的には企業団の50年後を見据えた中での
浄水場更新(建設)の計画作りもあります。
50年後と言っても
浄水場の更新(新設)には時間が必要であり
工程づくりは近々の課題です。
このように、日常の業務、近々の設備更新
長期的な更新計画の検討と仕事は山積みですが
創設以来の企業団の進路を決めるこのような時期に
浄水課で勤務でき幸運だと感じています
と同時に不安もありますが
他職員同様、浄水課職員も
長年水道で勤務した技術屋の集団です。
今後も全職員で協力して事に当たり
進んでいきたいと考えています。
2015年04月10日
さが桜マラソン2015
平成27年4月5日(日)
「さが桜マラソン2015」が開催されました。
フルマラソンにリニューアルされて3回目となる大会
今年も当企業団は給水活動に協力しました。
前日夜半まで激しい雨音が聞こえていましたが
当日の朝には、なんとか雨は収まっていました。
競技開始は午前9時、早朝からボランティアの皆さんと
給水ポイントの設営作業を開始しました。

(写真:給水ポイントの設営作業)

(写真:給水ポイントで使用する水を給水車で運搬)
受け持ちの給水ポイントは、25.1km地点
先導車が通過し、先頭のランナーが
折り返し地点の吉野ケ里公園を目指します。

(写真:先頭のランナーが間もなく通過します)
折り返しを終えたランナーが
いよいよ給水ポイントに到着、忙しくなります。

(写真:給水ポイントにランナーが到着しだしました)

(写真:続々と通過していくランナー)

(写真:コスプレしたランナーも)
昼には天候が回復し汗ばむ陽気となりました
ランナーの皆さんお疲れ様でした。
関係者の皆さんお世話になりました
来年も協力を続けたいと思います。
「さが桜マラソン2015」が開催されました。
フルマラソンにリニューアルされて3回目となる大会
今年も当企業団は給水活動に協力しました。
前日夜半まで激しい雨音が聞こえていましたが
当日の朝には、なんとか雨は収まっていました。
競技開始は午前9時、早朝からボランティアの皆さんと
給水ポイントの設営作業を開始しました。
(写真:給水ポイントの設営作業)
(写真:給水ポイントで使用する水を給水車で運搬)
受け持ちの給水ポイントは、25.1km地点
先導車が通過し、先頭のランナーが
折り返し地点の吉野ケ里公園を目指します。
(写真:先頭のランナーが間もなく通過します)
折り返しを終えたランナーが
いよいよ給水ポイントに到着、忙しくなります。
(写真:給水ポイントにランナーが到着しだしました)
(写真:続々と通過していくランナー)
(写真:コスプレしたランナーも)
昼には天候が回復し汗ばむ陽気となりました
ランナーの皆さんお疲れ様でした。
関係者の皆さんお世話になりました
来年も協力を続けたいと思います。
2015年04月09日
新年度は「計画の年度」
新年度は、計画づくりの1年にします
もちろん、通常の業務は例年通りきちんと行います。
企業団の給水開始から約30年経過し
大きな施設の耐用年数から考えれば折り返しの時期。
課題だった各事業も「ひとくぎり」ついた今
このタイミングで「計画の年」にします
具体的な計画は4点。
1点目は
東部水道企業団の全体計画の枠組みを見直します。
50年後を見た長期計画では
当企業団の経営に赤信号が見え
屋台骨が折れかねません。
原因は、数百億円の財源不足
その解決シナリオは、浄水場を分散化することで
主要パイプラインの更新時の口径縮減。
その効果額は数百億円
不足する額を補うはずです。
でも、まだこれは机上の空論
シナリオをつくり、実行プラグラムにとりかかります。
2点目は
水道管の更新・耐震化の「優先順位づけ」です。
現在は主に下水道計画にそって
更新・耐震化を進めていますが
下水道計画もそろそろ終わりに近づきました。
今後は
危機管理上での優先順位となるはずです。
現在の予定では
更新に係る期間は70~80年と想定されますが
管種によっても違いますが
40~50年間で更新を完了させたい
その計画も策定します。
3点目は
平成28年度から浄水場の電気・機械設備等の
更新に着手します。
総額60数億円の費用を要する大きな仕事です
維持管理や省エネ等
後世に悔いを残さぬよう計画します。
4点目は
バイパス管の新設やポンプ施設の更新です。
全てが大きな事業です
これらを全職員参加で取り組みます。
もちろんコンサルタントも必要ですが
共に計画を作りたい。
その結果、この企業団の課題である
「技術の継承」「経営の継承」につながり
「職員力アップ」になると期待しています
もちろん、通常の業務は例年通りきちんと行います。
企業団の給水開始から約30年経過し
大きな施設の耐用年数から考えれば折り返しの時期。
課題だった各事業も「ひとくぎり」ついた今
このタイミングで「計画の年」にします
具体的な計画は4点。
1点目は
東部水道企業団の全体計画の枠組みを見直します。
50年後を見た長期計画では
当企業団の経営に赤信号が見え
屋台骨が折れかねません。
原因は、数百億円の財源不足
その解決シナリオは、浄水場を分散化することで
主要パイプラインの更新時の口径縮減。
その効果額は数百億円
不足する額を補うはずです。
でも、まだこれは机上の空論
シナリオをつくり、実行プラグラムにとりかかります。
2点目は
水道管の更新・耐震化の「優先順位づけ」です。
現在は主に下水道計画にそって
更新・耐震化を進めていますが
下水道計画もそろそろ終わりに近づきました。
今後は
危機管理上での優先順位となるはずです。
現在の予定では
更新に係る期間は70~80年と想定されますが
管種によっても違いますが
40~50年間で更新を完了させたい
その計画も策定します。
3点目は
平成28年度から浄水場の電気・機械設備等の
更新に着手します。
総額60数億円の費用を要する大きな仕事です
維持管理や省エネ等
後世に悔いを残さぬよう計画します。
4点目は
バイパス管の新設やポンプ施設の更新です。
全てが大きな事業です
これらを全職員参加で取り組みます。
もちろんコンサルタントも必要ですが
共に計画を作りたい。
その結果、この企業団の課題である
「技術の継承」「経営の継承」につながり
「職員力アップ」になると期待しています
2015年04月08日
県への提言
佐賀県が「佐賀県総合計画2015」の策定に際し
意見聴取を行ったのを機に
東部水道企業団としての提言を行いました。
「佐賀県が主導する水道事業の連携・共同化」
という下記のような内容の提言です。
これからの水道界を遠望すると
人口の減少、財政力の下降、技術者の減少
急速な施設の老朽化など
あらゆる面で
これまで経験したことのない時代に向かいます。
上記の水道界を取り巻く現状は
東部水道企業団にとっても大きな脅威であり
課題でもあります。
●東部水道企業団の課題
1)人口減に伴う収益の減少(財政力低下)
2)水道施設及び老朽管路の更新
3)水道施設及び管路の耐震化
4)水道技術者の減少
5)水道技術の継承
東部水道企業団が抱える諸課題は
近隣水道事業体もほぼ同じであると想定され
近隣事業体との連携・共同が可能となれば
東部水道企業団だけではなく
近隣事業体にも大きな効果を生み出すと想定されます。
この思想により、平成26年7月に近隣事業体
佐賀市上下水道局、佐賀西部広域水道企業団
西佐賀水道企業団企との連携協議を開始しました。
結果、課題については皆さん認識されており
「水道事業体の将来は厳しい」
との確認はなされました。
今後は、「連携・共同化」できる部分
できない部分の協議を進めていく予定でおります。
この協議が整うことでの第一の効果は
「経営の安定化」であり
複合効果として「水源の安定化」が発生し
渇水等の危機管理上
大きな複合効果をもたらすと想定しています。
しかしながら、今後連携協議を進めていくには
どうしても
佐賀県のリーダーシップが必要と考えております。
特に佐賀県は、昭和52年に
「佐賀県広域的水道整備計画」を策定され
佐賀県内に3つの水道企業団を創設し
将来は佐賀県広域水道企業団として
一本化する計画があります。
このことを考えますと、佐賀県の役割は大きく
将来の佐賀県内水道事業体が
抱えるであろう諸問題解決に対して
リードしていただきたいと思うとともに
「佐賀県1水道」を目指した
思想を実現させるべきと考えます。
意見聴取を行ったのを機に
東部水道企業団としての提言を行いました。
「佐賀県が主導する水道事業の連携・共同化」
という下記のような内容の提言です。
これからの水道界を遠望すると
人口の減少、財政力の下降、技術者の減少
急速な施設の老朽化など
あらゆる面で
これまで経験したことのない時代に向かいます。
上記の水道界を取り巻く現状は
東部水道企業団にとっても大きな脅威であり
課題でもあります。
●東部水道企業団の課題
1)人口減に伴う収益の減少(財政力低下)
2)水道施設及び老朽管路の更新
3)水道施設及び管路の耐震化
4)水道技術者の減少
5)水道技術の継承
東部水道企業団が抱える諸課題は
近隣水道事業体もほぼ同じであると想定され
近隣事業体との連携・共同が可能となれば
東部水道企業団だけではなく
近隣事業体にも大きな効果を生み出すと想定されます。
この思想により、平成26年7月に近隣事業体
佐賀市上下水道局、佐賀西部広域水道企業団
西佐賀水道企業団企との連携協議を開始しました。
結果、課題については皆さん認識されており
「水道事業体の将来は厳しい」
との確認はなされました。
今後は、「連携・共同化」できる部分
できない部分の協議を進めていく予定でおります。
この協議が整うことでの第一の効果は
「経営の安定化」であり
複合効果として「水源の安定化」が発生し
渇水等の危機管理上
大きな複合効果をもたらすと想定しています。
しかしながら、今後連携協議を進めていくには
どうしても
佐賀県のリーダーシップが必要と考えております。
特に佐賀県は、昭和52年に
「佐賀県広域的水道整備計画」を策定され
佐賀県内に3つの水道企業団を創設し
将来は佐賀県広域水道企業団として
一本化する計画があります。
このことを考えますと、佐賀県の役割は大きく
将来の佐賀県内水道事業体が
抱えるであろう諸問題解決に対して
リードしていただきたいと思うとともに
「佐賀県1水道」を目指した
思想を実現させるべきと考えます。
2015年04月07日
三回目の4者会議
近隣の4つの水道事業体での会議の報告です
その第三回が開催されました。
一回目の会議内容はH26.8.6~8.7の
二回目の会議内容はH26.11.6の
このブログで紹介しています。
この会議の主旨は、不安な将来の水道事業について
近隣の水道事業体が協議し対応策を考えよう
ということです。
第一回、第二回と不安な将来について
確認しながら、整理してきたところですが
将来に対する不安材料ばかりの会議ではなく
どうやって生き残っていこうか、との会議です。
会議で当企業団は
最大課題である老朽施設更新の費用負担を軽減する
シナリオを提案しました。
まずは、この懇話会の内容を
各事業体職員に周知徹底しながら
4事業体で取り組める業務、取り組めない業務等の
検証作業を始めよう、となりました。
大正5年に佐賀市の水道事業が創設通水
昭和28年に西佐賀水道企業団が設立
昭和50年に佐賀東部水道企業団が設立
昭和61年に佐賀西部広域水道企業団が設立されて
それぞれの先人たちから営々と受け継がれてきた
水道事業をこれからも変わりなく未来につなげることが
今の水道に携わる我々の大事な仕事のひとつです。
3月末で退職となられた
西佐賀水道企業団の相川事務局長
佐賀西部広域水道企業団の南川事務局長
佐賀県の水道事業に長い間ご尽力いただき
ありがとうございました
今後も後輩に叱咤激励をお願いします。
その第三回が開催されました。
一回目の会議内容はH26.8.6~8.7の
二回目の会議内容はH26.11.6の
このブログで紹介しています。
この会議の主旨は、不安な将来の水道事業について
近隣の水道事業体が協議し対応策を考えよう
ということです。
第一回、第二回と不安な将来について
確認しながら、整理してきたところですが
将来に対する不安材料ばかりの会議ではなく
どうやって生き残っていこうか、との会議です。
会議で当企業団は
最大課題である老朽施設更新の費用負担を軽減する
シナリオを提案しました。
まずは、この懇話会の内容を
各事業体職員に周知徹底しながら
4事業体で取り組める業務、取り組めない業務等の
検証作業を始めよう、となりました。
大正5年に佐賀市の水道事業が創設通水
昭和28年に西佐賀水道企業団が設立
昭和50年に佐賀東部水道企業団が設立
昭和61年に佐賀西部広域水道企業団が設立されて
それぞれの先人たちから営々と受け継がれてきた
水道事業をこれからも変わりなく未来につなげることが
今の水道に携わる我々の大事な仕事のひとつです。
3月末で退職となられた
西佐賀水道企業団の相川事務局長
佐賀西部広域水道企業団の南川事務局長
佐賀県の水道事業に長い間ご尽力いただき
ありがとうございました
今後も後輩に叱咤激励をお願いします。
2015年04月06日
水道水質検査精度管理に関する研修会
水道水質検査精度管理に関する研修会が
厚生労働省で開催され
当企業団からも職員が参加しました。
参加した職員からの報告です。
----------------------------
この研修会は
簡単に言うと「水質検査」というテストがあり
その反省会が開催されたということです。
このテストは、厚生労働省が
全国の水道検査機関に同一のサンプルを一斉に配布し
検査機関はこれを検査し提出します。
今回はマンガンと1.4ジオキサンという物質について実施され
全国の400を超える機関が参加しました。
また、このテストの厳しいところは
数値だけではなく測定した機械の詳細な設定や
分析の操作マニュアルまで提出する必要があり
答(数値)が正解でも、過程が間違っていたら不合格となる
不合格だった場合は大変で、是正処置の提出や
厚労省による実地調査を受ける場合もあります。
当企業団は、H26年度は「合格」でした。
研修会(反省会)の内容については
ブログには不向き(専門的)なので省略しますが
「水質試験」が向かうべき方向性は
客観的に分析を行いそして評価することだと感じました。
これは熟練技術者を養成して試験の信頼性を上げるのではなく
技術者の教育から結果の評価までを
トータル的に標準化し信頼性を上げる方法です。
この方法は前者と比較し時間も費用も多くかかりますが
当企業団では
水道の基本原則である清浄(安全)な水の供給には
不可欠なことだと考えています。
おわりに
研修会は厚生労働省(東京)で行われ
ここのセキュリティーには驚かされました。
複数ある入り口には
必ず4~5人の警備員が配置されチェックされていました。
私もキョロキョロしてたので職務質問を受け
ここは日本の中枢なんだなと実感することができました。
厚生労働省で開催され
当企業団からも職員が参加しました。
参加した職員からの報告です。
----------------------------
この研修会は
簡単に言うと「水質検査」というテストがあり
その反省会が開催されたということです。
このテストは、厚生労働省が
全国の水道検査機関に同一のサンプルを一斉に配布し
検査機関はこれを検査し提出します。
今回はマンガンと1.4ジオキサンという物質について実施され
全国の400を超える機関が参加しました。
また、このテストの厳しいところは
数値だけではなく測定した機械の詳細な設定や
分析の操作マニュアルまで提出する必要があり
答(数値)が正解でも、過程が間違っていたら不合格となる
不合格だった場合は大変で、是正処置の提出や
厚労省による実地調査を受ける場合もあります。
当企業団は、H26年度は「合格」でした。
研修会(反省会)の内容については
ブログには不向き(専門的)なので省略しますが
「水質試験」が向かうべき方向性は
客観的に分析を行いそして評価することだと感じました。
これは熟練技術者を養成して試験の信頼性を上げるのではなく
技術者の教育から結果の評価までを
トータル的に標準化し信頼性を上げる方法です。
この方法は前者と比較し時間も費用も多くかかりますが
当企業団では
水道の基本原則である清浄(安全)な水の供給には
不可欠なことだと考えています。
おわりに
研修会は厚生労働省(東京)で行われ
ここのセキュリティーには驚かされました。
複数ある入り口には
必ず4~5人の警備員が配置されチェックされていました。
私もキョロキョロしてたので職務質問を受け
ここは日本の中枢なんだなと実感することができました。
2015年04月03日
自衛消防訓練
先日、職場の自衛消防訓練を実施しました。
消防法により、年1回以上の
消防訓練を実施するよう定められています。
今回、本庁1階からの出火を想定し
佐賀消防署の職員立会いのもと
訓練が開始されました。

(写真:訓練前に火災警報装置と
管内放送設備の使い方を再確認)

(写真:非常持出品を抱えて避難)
各課ごとに役割分担を行い
避難誘導係の指示に従い避難しました。
屋外への避難を終えた後
各課の人数確認、問題点の総括を行いました。
その後、消火器の使い方を
佐賀消防署職員の方より教わりました。

(写真:消火器の使用方法について)

(写真:実際に火は使わないので
訓練用の水消火器を使っての訓練)
消防訓練は命を守る大切な訓練です
今後も、定期的に続けていきます。
消防法により、年1回以上の
消防訓練を実施するよう定められています。
今回、本庁1階からの出火を想定し
佐賀消防署の職員立会いのもと
訓練が開始されました。
(写真:訓練前に火災警報装置と
管内放送設備の使い方を再確認)
(写真:非常持出品を抱えて避難)
各課ごとに役割分担を行い
避難誘導係の指示に従い避難しました。
屋外への避難を終えた後
各課の人数確認、問題点の総括を行いました。
その後、消火器の使い方を
佐賀消防署職員の方より教わりました。
(写真:消火器の使用方法について)
(写真:実際に火は使わないので
訓練用の水消火器を使っての訓練)
消防訓練は命を守る大切な訓練です
今後も、定期的に続けていきます。
2015年04月02日
将来計画「プロの目の検証」
佐賀東部水道企業団の50年後という
長期のシナリオを議論中です。
課題は、50年間の長期財政計画ではっきりした
財源の不足、その額も数百億円。
大まかなシナリオは
現在、単一の浄水場から
大口径の管路で送水している形態を
浄水場を2か所に増やして分散することで
必要となる管路口径を縮小し
管路更新費用の大幅な縮減を行う。
その縮減額は数百億円となり不足財源を賄う
併せて近隣の事業体と連携して効果の上積みをする。
このシナリオに対する
プロの目(コンサル)による検証をお願いしていました。
その検証と提案を聞きました
いろいろな示唆を頂きました
このシナリオに対する課題も整理されていました
ステップ構想も提案されました。
基本的には
このシナリオで今後作業を進めていきます。
今後の検討ストーリーは3点
1点目は、今後50年間の
長期財政計画の収支の密度を高める。
2点目は、工務・浄水関係を中心として
内部で課題を抽出し工程表を作成する。
3点目は、
周辺の事業体との連携協議を継続する。
併せて第三者の検討会を発足させ
その実現に向けての多種多様な方々のご意見と
将来の協力体制の準備を行う。
また、県や国との情報交換も必要でしょう
忙しい1年になりそうです。
長期のシナリオを議論中です。
課題は、50年間の長期財政計画ではっきりした
財源の不足、その額も数百億円。
大まかなシナリオは
現在、単一の浄水場から
大口径の管路で送水している形態を
浄水場を2か所に増やして分散することで
必要となる管路口径を縮小し
管路更新費用の大幅な縮減を行う。
その縮減額は数百億円となり不足財源を賄う
併せて近隣の事業体と連携して効果の上積みをする。
このシナリオに対する
プロの目(コンサル)による検証をお願いしていました。
その検証と提案を聞きました
いろいろな示唆を頂きました
このシナリオに対する課題も整理されていました
ステップ構想も提案されました。
基本的には
このシナリオで今後作業を進めていきます。
今後の検討ストーリーは3点
1点目は、今後50年間の
長期財政計画の収支の密度を高める。
2点目は、工務・浄水関係を中心として
内部で課題を抽出し工程表を作成する。
3点目は、
周辺の事業体との連携協議を継続する。
併せて第三者の検討会を発足させ
その実現に向けての多種多様な方々のご意見と
将来の協力体制の準備を行う。
また、県や国との情報交換も必要でしょう
忙しい1年になりそうです。