2016年06月22日

新たな展開⑳「3月議会報告の概要」

「今のままで運営したら」と
概算ではじいた50年先
20年間は大丈夫

しかし30年後から赤字が生まれ
50年後は屋台骨が折れるかも分からない

具体的には現状で更新が完了するのは75年後
耐用年数を考えれば
「平時に水道水が出ない」ことも想定される

これは企業団の存在価値を問われる由々しき事態
将来の不足財源は200億円超
人件費カットや民間委託のレベルとは「桁が違う」

そこで この50年計画
必要な施設や管路の更新を全て終える
その財源は用水事業のインフラを見直して

課題である水源の2元化も視野に入れる
理論的には十分に実現できる

その結果 50年間の経営の見通しがたった
もちろん 人口減少による収入減等や
水道料金の値上げも常識的な範囲で収まる

その具体は
送水本管は耐用年数からして50年後以降
水道管路は 75mm以上は全て計上

50mm以下については
基本は修繕対応
しかし30年後に
地域の人口状況等を検討し
必要ならば更新を行う

理由は人口動態等現状では想定できない
150mm以上の管路は全て耐震管に更新
ただし 危機管理上重要な施設への管路は耐震管とする

浄水場計画は新浄水場を大口送水先の
佐賀市付近で検討
既存の北茂安浄水場は30年後に縮小して全面改築

なお 新浄水場については佐賀市との連携協議を前提
先々の佐賀市の浄水場更新時に
「共同建設・共同管理」のイメージ

将来 議論になるであろう佐賀県一水道にも対応できるし
「連携や統合」が実現できればプラス効果として
利用者の皆さまに還元できる

説明に議員の皆さまも同意され
50年計画は承諾して頂きました


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Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00 │企業団ニュース