2013年12月16日

”めでたし、めでたし”の裏には

職員の朝のスピーチの紹介です。

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先日、気になる新聞広告を見ました。

子供の赤鬼が泣いている絵と
”ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました”
という文字。

思い浮かんだのは、金子みすずの「大漁」という詩
大漁の時、浜はお祭り騒ぎだけど
海の中ではお葬式であろう、という主旨

勝ち組は大いに喜び、負け組には敬意を払わない
そんな構図。

野球の日本シリーズでも、三振を取った投手が”ガッツポーズ”
三振したバッターは、その態度に憤慨

後日、そのバッターがホームランを打ち
二塁を廻ったところで、投手を挑発、投手も言い返す。
(オイオイ、子どもも見ているのに・・・)

サッカーでもゴールを決めた後、奇抜なダンスで
はしゃぐ選手もいます

それは、プロのパフォーマンスの一部と
見ることもできますが・・・。

かつて学生時代に所属していたラグビー部では
トライを決めた後は派手に喜んではいけないと
教えられました。

相手の立場に立って、大喜びせず
仲間と肩をたたき合い喜びを分かち合う程度
そこは騎士道精神に基づいた態度ということ。

激しく体をぶつけ合うスポーツなので
相手を挑発して感情的になってしまっては
ただの暴力集団になりかねない。

そんな配慮もあるのでしょう。

剣道でも同じように、一本決めても
ガッツポーズをすると取り消しとなります。

この新聞広告をみて”めでたし、めでたし”の裏には
”悲しみや苦しみ”があり、勝った者にはその人たちへの
配慮も必要なことであると改めて感じました。

みんなが笑い合える世の中になるように
全ての人に敬意を払える大人になることが理想ですが・・・

”めでたし、めでたし”の裏には
(イラスト:座禅でも組んで・・・)

なかなか難しい(ヤレヤレ)
それは人生の修行ということか!


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Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00 │企業団ニュース