2014年04月11日

「五ヶ山ダム」の見学

3月の後半に、吉野ヶ里町と福岡県那珂川町に隣接する
五ヶ山ダムを見学・視察しました。

直接のユーザーのひとつである福岡地区水道企業団の
岩﨑企業長のお誘いで、福岡県南広域水道企業団の
村上企業長との同行でした。

今まさに、ダム本体のコンクリート打設に着手
24時間フル稼働で、2年間の工期が必要とのこと
最新の土木工法で現場は活気に包まれていました。


(写真:ダム本体工事が始まった五カ山ダム)

このダムの役割は、流域である那珂川町・福岡市・春日市の
洪水時の調整・水道用水・渇水期の補給が目的

過去、那珂川流域ではたびたびの大洪水に悩まされてきたし
福岡都市圏での渇水被害もあり
長期間の給水制限も記憶には残っている。


(写真:ダムは大きいため、大型の重機も小さく見えます)

それらを解消するためのダム建設
しかし一方では、吉野ヶ里町の小川内地区の集団移転や
環境破壊への危惧等が問題にもなった。


(写真:現地視察前に、ダムの概要説明を聞きました)

今回、説明を受け現場を案内していただき
それらに対する配慮もなされ
環境に十分に配慮されていることも分かった。


(写真:両企業団の企業長と)

このダムが周辺の道路等を含めて完成するのは
平成30年頃らしい

完成すれば、多くの人への享受もあるが 
犠牲になった方々への感謝の念も忘れてはいけない
との思いも抱き、現場を後にしました。
  


Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00企業団ニュース