2013年10月28日

人口減少時代を迎える水道(2)

前回からの続きです。

今までは国の指導で良かったものが、自分自身で想像して投資する
その投資結果は、その時がくれば必ず分かる

だから「自己責任で投資し、結果責任を負う」
という難しい運営が待っているようにも思います。

さて、その具体的なシナリオです
新しい水道のビジョンでも、概略が示されているが
要は、国の指導一辺倒から、企業団自身で想像して投資する
「自己責任で投資し、結果責任を負う」

まず一般論ですが 
施設の更新時には、実給水量に即したスリム化や施設の統廃合。

ここでの視点は
東部水道企業団の場合、現状で日最大が水利権の8割
次の更新期に、これをどう捉えるのか?
「水利権は確保し、将来の必要量にそった設備とする」が常識。


(写真:稼働からまもなく30年を迎える「北茂安浄水場」)

しかし、不安もつきまとう
この不安解消策が、広域連携や統廃合
あわせて、余剰水利権の新たな需要開拓か

一朝一夕には、当然いかない
だからこそ、日頃からのお互いの議論と小さな連携議論が重要。

誰でもが経験したことがない時代が必ず来ると思います
それに対して、水道の関係者が共有して備える。

並行して、東部水道企業団も大いに議論して知恵を出す
50年後、100年後を目指して「公共の使命」と「企業の経営」を考える。

いずれにしても「生き残り」を賭けた競争の時代が
「やがてやってくる」ということでしょう。
  


Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00企業団ニュース