2013年08月29日

円弧推進の現場視察

現場で「円弧推進工法をやる」と聞き
見せてもらいました。

国道を横断して水道の管を布設する
交通量が多く、通常の開削工事では交通に支障をきたす
そこで、車を通しながら水道管を布設する。

こんな場面は、良くあることです
過去、私も下水道工事に関わっており 
推進工法そのものには幾分の経験もありました。

ただ、工法が「円弧推進」
事前の説明でイメージは分かりましたが
「百聞は一見にしかず」です。


(イラスト:「工事のイメージ」使用機器パンフレットより)

現場は、2車線で交通量は多い
交差する町道を一時交通止めし、一方に斜面状態の立抗をつくり
専用の推進機械をセット

専用のヘッドを持つ導管を油圧の力で押す
その時の位置・方向がミソで 

ヘッドの角度と推進機を運転するオペレーターの腕で
「円弧」状態に導管をまず押す

水道本管の大きさまで導管の太さを変え 
滑材を注入し「穴の周辺」の土砂や地下水を安定させながら
布設を完了させる

簡単に言えば、こんな状態で無事国道横断工事は完了しました。

この間の所要時間は、5時間程度
計画通りの作業だったと報告を受けました。

工事の目的は、水道管を布設して各家庭に水道水を届けること
そのためには、日頃から手段についての研鑽が必要です。

担当者や現場の方々、ご苦労さまでした。
  


Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00企業団ニュース