2014年06月05日

始めの仕事は「お隣同士のおつきあい」

倉敷市での水道企業団協議会総会の報告(6月3日ブログ参照)
でも触れましたが、水道事業が抱える課題
特に将来の「水道運営」にかかる課題は「広域での連携」です。

ここ東部水道企業団は、2市4町での運営であり
用水供給・水道の両事業を行っている全国でも稀な企業団です。

しかし、20年後の長期計画では「見通し」は立っていますが
その後は心配な点もあります
現在、施設の全面改修の時期が来る40年後を議論中です。

今日は、東部水道企業団の現状と課題のおさらいです
水道に限らずに公共施設の過渡期にあります
造ったものは必ず維持管理が必要で、更新作業も必須です
拡張整備した施設を、現在は「維持・管理」しています。

人口減少は必ず訪れます
施設の更新は必ず必要です
人口が減れば、
水道料金の収入は「値上げ」しない限り減収します。

一方では、人口が減っても更新は必要です
つまり「収入減少下における大量投資」の時代が来る
ということです。

この解決策は「効率性のアップ」以外には考えられません
・水の融通による効率化
・老朽施設の統廃合化
・稼働率アップ化

そして、危機管理的な視点での水源の多系統化や
主要管路のループ化

これらの実現には、大きな課題が山積していますが
始めの仕事は「お隣同士のおつきあい」
もう始まっています。
  


Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00企業団ニュース