2014年06月03日

全国水道企業団協議会総会の報告

去る5月22日に、全国水道企業団協議会の総会が
岡山県倉敷市にて開催され出席をしました。

会長の小林八戸市長(八戸圏域水道企業団企業長)の挨拶が
「水道を取り巻く情勢と課題」を端的に言い表していましたので
紹介します。

 震災からの復興は「まだ道半ば」積極的に取り組む覚悟と
 本年3月に水循環基本法が国会で成立した
 水道界としても非常に心強いし環境が整ってきた

 また企業団は 
 広域水道の維持・発展を積極的に推進していくための組織であり
 このネットワークを起点に賛同の輪を広げよう
 広域水道の健全な発展をつなげよう
 との挨拶でした。

総会の内容は、
業務の報告や予算・役員改選・会員提出問題の処理等
すべて可決されました。

ここでは「会員提出問題」に対する
厚生労働省健康局水道課の宇仁菅課長の
「水道行政の現状と課題」の一部を紹介します。

 水道の普及率は、97.6%
 投資を行い隅々まで普及したが
 その施設の更新時期が到来してくる。

 現在の更新率は、0.77%
 単純に計算すれば 
 管路を更新するために約130年かかると想定される。

 一方、人口減少社会が到来する
 2010年がピークで、現在は減少時代に入った
 50年後には3割減少、100年後には7割の減少という数字が出た
 どう対応するか、が最大の課題
 課題克服には「広域化」等々しかない、という話でした。

東部水道企業団も状況は同じ
「今後のことを相談したい」旨をお話しすると同時に
多くの方々から、知恵や考え方・具体的な手法等のヒントを頂き
「心して」日頃の業務にあたることを再確認できた会議でした。
  


Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00企業団ニュース