2013年01月17日

佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)

職員が地元の「ほんげんぎょう」作成を手伝うとのことで
記事をお願いした。

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地域の伝統行事であり、お正月の火祭りである「ほんげんぎょう」
以前は地区単位で子供たちが集まって竹やワラで小屋を作り
中で一晩過ごし、翌朝その小屋を燃やして餅を焼いて食べるという
風習だったようです。あまり昔のことで記憶が曖昧ですが。

現在は久保泉町全体の行事として小学校のグランドで開催。
それなりに大掛かりであり、手間がかかるので
7日正月が明けた次の土曜日に準備、日曜日が本番です。

お正月の火祭りは広く全国で行われているようで、
どんど焼き、鬼火焚きとも呼ばれています。

詳しくはわかりませんが、正月の締め飾りを燃やすことから、
締め飾りに付いた鬼を追い払うと言う意味もあるようです。
もちろん、餅を頂いて健康に過ごそうという意味も。

わが久保泉町では町民の殆ど?の方が見えられるので、
そこかしこで年始の挨拶をされる方が見受けられます。

佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)
(写真:小学校に近い竹林から孟宗竹を切り出します)

竹の長さは20m以上でしょうか。かなり重いです。
全部で9本。

佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)
(写真:三本を針金で一か所結び、クレーンで吊り上げます)


佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)
(写真:それを広げて行きます)

予め直径7m程の円を描いてそこに均等に置きます。

佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)
(写真:後は人力、根元を足で踏んで抑え大人数で一気に)

しっかり押さえておかないと上がりません。
9本をバランスよく配置します。

佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)
(写真:大量の材木が用意されていました)

とても重くて運べないので、これもクレーン車で。

佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)
(写真:燃えやすいよう井桁に組んでいきます)


佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)
(写真:風で崩れないよう竹に切り目を入れて固定)

ここらは我々の年代ではちと難しいです。
久保泉町は昭和30年台までは竹細工が非常に盛んで
年配の方は竹を扱うのに慣れてらっしゃいます。

佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)
(写真:ワラを中に入れて燃えやすくしています)



佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)
(写真:竹での固定も三か所で念入りに)


佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)
(写真:孟宗竹ではない真竹がトラックで何台も)

近くに竹林が豊富にあるので作業がスムーズ。

佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)
(写真:その真竹を立て懸けていきます)

この他に大量の女竹や笹を中や周りに配置。
倒れないように何重にもワラのロープで固定します。

佐賀市久保泉町の「ほんげんぎょう」(準備編)
(写真:朝8時からお昼過ぎまでかかります)

これで完成。お天気が気になるところです。
当日の様子は次の記事でご紹介します。



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Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00 │構成団体の情報