2015年11月24日

水道の人材確保「ひとつの意見」

日本水道新聞という水道を扱う業界の新聞に
「退職後の活動とアドバイス」の記事があり
気になってストックしていました
「気になった点」は
「人材はいるじゃない」の一点

今 水道界での大きな課題は
設備・管路の早期の更新の遅れと
人口減少に伴う収入減少
双方とも根本の課題は大きな財源の不足
この解消策の構築こそが喫緊の課題
解決への具体の手法として広域化・官民連携等々が議論されているが
いずれにせよ必要なことは「人」
それらを選択し実行する人材の確保が絶対に必要

佐賀東部も創成期を支えた人材がほぼ退職
新しい陣容で不安もあったが滑り出しは順調と思っている
これも職員の危機意識の中で
事前の技術・経営の継承に取り組んだことと併せて
種々の計画や将来の企業団のあり方・長期の展望の共有に
取り組んでくれたお蔭だと感謝している

これは水道の企業団であり
水道のプロを目指すとの明確な目標があったからこそ
しかし 全てに問題がないかと言えば
心配なことがいくらか残ります
将来計画での
既存のインフラ計画の根本部分の変更に伴う種々の協議や
広域化への連携協議
また 人口減少時代のインフラの縮小も準備が必要です
これらのこと全てにおいて
創成期の思想や企業団の役割・責任意識が必要です
理論は理解しても経験がない組織の弱さを
カバー・支援する人材

現在 退職後は本人の意思により
再任用や嘱託として再雇用し一定の効果をあげている
しかし 経営に参画する仕組みにはなってはいない
今後の数年が
佐賀東部水道企業団の長期的な将来を決めるという大事な時期
再任用での経営への参画
もしくはアドバイザー的な制度設計があれば
と最近考えている

このような悩み・課題はほぼ全国の水道事業体が持つ課題だとも思う
全国には水道をリタイアした
もしくはリタイアする方々がたくさんいらっしゃる
「自分の事業体のみ」の支援も必要だが
水道の共通の課題をサポートするような
人材の確保策はできないのだろうか


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Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00 │企業団ニュース