2015年08月26日

「施設計画」検討委員会の報告③

既存計画を見直しの検証と費用の算出の委員会報告の続きです
四つの浄水場候補地の全てで
200億円以上の縮減効果が見込まれると確認できました
コスト縮減額以外での議論の一部も併せて報告します

企業団としての課題のひとつに災害時の危機管理があります
仮に送水幹線が災害や事故で破損すれば
水道水を送ることが出来なくなります

その補完のためのバイパス管の新設を計画中ですが
それが完成しても神埼・吉野ヶ里・上峰
およびみやき町の高所地区(県道佐賀川久保鳥栖線以北)は
給水不能となります
その解消のために
ポンプ圧送方式も取り入れ危機時に備える

また 新規の送水本管の管径は700mm
この管を新規に施工する費用と
既設の1200mm管を「さや管」として利用する費用は
「ほぼ同額」と判明

結果 既存の管の撤去費用分はプラス効果
このプラス分の費用は算定せず
これが実現できるのも浄水場の分散効果

「分散効果」での効果として費用には計上は出来ないが
危機管理上は「ふたつの水源」となり
大きな安心を得られる点は 言うまでもない効果です

さて 既存のインフラ計画を見直した結果
将来の不足する財源の確保の目途はつきましたが
「検討がここで終わり」ではありません
新規の浄水場は 東部水道企業団単独での計画ですが
一方では周辺との連携協議も進めています

「連携協議」の今後次第で
「更なる縮減効果」や「プラス効果」が想定されます

明日に続きます


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Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00 │企業団ニュース