2015年02月20日

用水供給事業の「バイパス管新設」の報告

企業団エリアに給水するために
筑後川から取水し、北茂安浄水場で浄水した後は

山裾の県道佐賀川久保鳥栖線に埋設している
直径1200mmの幹線の送水管を通り
皆様の家庭に給水しています。

 ※基山町は
  別途基山浄水場から送水しています。

その幹線の送水管が地震・事故等で破損したら
給水がストップしてしまいます
そんな事態はあってはいけません。

そのためには、県道付近にある「川久保断層」から
出来るだけ離れたところにバイパス管を
設置する必要があります。

その計画を3年前から着手しました
その計画作りに手間取っています。

1年目は、自分たちで計画立案と意気込みましたが
そのバイパス管は、緊急時のみの使用か?
若しくは、日常的に利用するのか?
これの議論で終始しました。

 将来、現在の「単一水源」から「二元化(複数化)」に
 なった時の利用可能性等々ですが
 結論は「緊急時のみに使用」としました。

2年目の大きな課題は
バイパス管で「どこまで送れるのか?」でした
県道佐賀川久保鳥栖線のラインより
数百m南付近までが限度。

計算の結果、バイパス管の管径は600mmとなり
当初の想定より管径が大きく費用が大きい
との理由で、1年間の継続議論としました。

3年目の現在ですが
このバイパス管の目的は、緊急時に
出来るだけエリアの方々にご不自由を与えない。

そのためには、通常の水量の必要はない
「浅く・広く」配水を行う。

また、財源的には最少の費用で目的を達する
そのためには、専門のコンサルの意見も必要
今年度中には、基本的な設計が終わる目途がつきました。

来年度に職員の手において実施設計
再来年度に工事、となる予定です。

今後、バイパス管を新設する地域の皆様には
ご相談にあがらせて頂きますので
ご協力をお願いします。


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Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00 │企業団ニュース