2015年02月02日

浄水課 予算ヒアの課題(1)

現在、来年度の予算策定のため
各課・係とのヒアリングを行っています
今回は、浄水課との検討・審議内容を報告します。

来年度の浄水場の重点課題は
「水質検査の強化」と
「電気の受配電とポンプ設備等の更新計画」の二つです。

まず、水質検査の強化に対しては
「工程管理用のカビ臭測定機器」の購入が要望されました。

 「カビ臭」を除去するためには、活性炭投入が有効ですが
 その「量の決定」と「効果の確認」の迅速性が課題で
 その迅速性強化のために
 新規に「ガスクロマトグラフ質量分析装置」を購入したい
 という要望でした。

現在も当然ですが、毎日3検体で測定を行ない
カビ臭除去のために投入する活性炭注入量と
効果の確認は行います。

しかし、迅速性に対する課題や
故障時・メンテナンス対応時等に課題がありました。

新規の機器と従来の機器の複数設置で
それらの課題は解消すると同時に
原水の水質状態に対しての瞬時の薬品量対応が可能となり

試算では、年間の効果額は200万円
新規機器の購入費用は1700万円、耐用年数は10年であり
年に換算すれば170万円

機器の維持管理費用を考慮しても、費用的には問題がなく
原水の水質悪化時の的確な対応ができ 
結果的には利用者の皆様に利益をもたらすと考えます。

また、水質試験の「データ管理システム」の導入費用として
480万円が要望されました。

 データ管理は、中央監視室に直結しているデータと
 各試験室で試験をするデータがあり
 これは別に水質係で管理しています。

 試験室稼働当初より自作で簡易データベースを作成し
 市販の表計算ソフトを利用して
 入力・格納・出力等を行ってきました。

 しかし、専用のデータ管理ソフトではないため
 使用するパソコンのOS及び市販ソフト更新時の対応 
 また、水質試験項目・検査方法・使用機器等の
 変更時の対応に苦慮してきました。

 そこで、様々な対応が可能で
 水質試験結果に付随するデータの一元管理が
 可能なソフトを導入し、作業の効率を図るものです。


続きます。


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Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00 │企業団ニュース