2014年10月22日

視察の報告(2) 八戸の広域連携に学ぶ

昨日の続きです
テーマの2点目「広域連携」の現状です。

現在でも八戸圏域水道企業団として
広域で事業の展開がなされていますが
将来は県をまたいでの連携を模索されています。

その理由は、全国の水道が直面している
少子化・過疎化による人口減少

また、更新・耐震化等の財源確保
及び団塊世代の退職や職員の人事異動などによる
職員の技術力や専門知識の不足があります。

こうした課題は、個々の水道事業体単独では限界があり
相互に情報を交換し連携していくことが重要です。

もちろん私たちも同じ課題と展望を持っています
そこで青森・岩手と県境を越えて考えられている
「北奥羽地区水道事業協議会」の考え方や
進展具合を知りたくての訪問でした。

平成19年に、22の水道事業体で第一歩が踏み出され
今年度に「八戸圏域周辺地域における新たな広域的水道基本調査」
を実施されています。

この中で4つの基本的視点の合意をみました
その4つとは
「施設の共同化」「施設管理の共同化」
「水質データ管理の共同化」「システムの共同化」です。

それらを具体化するための専門部会が設置され
スケジュールも示されていました。

今後の展開には注視して行きますが 
課題が明確であり、その対処方針がシンプルで分かりやすく
多いに刺激を頂いたところです。

広域連携や広域化を避けては通れません
私たちが今議論していることが
正しい道だとの確信を得ました。

八戸圏域を十分に意識したうえで
東部水道企業団や周辺水道の未来を語り
「良かれ」のシナリオを描いていきたいと考えます。


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Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00 │企業団ニュース