2014年06月30日

浄水場の施設について(その6)

今回から北茂安浄水場の浄水施設を
2回に分け紹介します。

●着水井(ちゃくすいせい)
 沈砂池から送られてきた原水の
 水位の揺れ動きを静めて安定させ水量を調整して
 急速混和池に水を導きます。

●急速混和池
 着水井から受けた原水に
 ・凝集剤の「PAC(ポリ塩化アルミニウム)」
 ・消毒剤の「次亜塩素酸ナトリウム」
 ・pH値を調整するためのアルカリ剤として「苛性ソーダ」
 上記薬品を注入し、フラッシュミキサ(急速攪拌装置)で
 短時間で均等に撹拌させます。

●フロック形成池
 フロキュレータ(緩速攪拌装置)と呼ばれる装置で
 ゆっくり撹拌し、沈でんしやすい大きなフロックにします。

浄水場の施設について(その6)
(写真:北茂安浄水場「フロキュレータ」
    点検のため水を抜いた状況、通常は水中にあります
    大きな羽根が、ゆっくり回りながら水をかき混ぜます)

 フロックは、ゆっくりかき混ぜることで
 お互いにぶつかりあいながら
 だんだん大きな塊になっていきます。

 あまり速くかき混ぜると
 フロックが壊れてバラバラになるので
 速度を調整しながら、ゆっくりかき混ぜます。


続きます。


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Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00 │企業団ニュース