2012年10月15日

水道の歴史と今年の工事「旧千代田町」編

旧千代田町(現神埼市千代田町)では
昭和34年までは、ほとんどの家庭が
川やクリークの水を飲料水として利用されていました。

しかし、保健衛生上の観点から上水道への要望が高まり
随時、地下水による簡易水道が建設され
当面の生活用水は確保されました。

それでも、年々地下水の水質が悪化していき
東部地区では地下水が飲料不適となるにまで至り
町内を流れる田手川からの水利使用を得
それまでの簡易水道を統合して上水道としてスタートしました。

しかし、必ずしも将来的に安定的な水源ではなかったため
筑後川総合開発に伴う新規都市用水に水源を求め 
東部水道企業団に参画され現在に至っています。

水道の歴史と今年の工事「旧千代田町」編
(写真:神埼市千代田支所の「千代田庁舎」)

さて、千代田町の水道の課題は
「管の老朽化」と「水の出の悪さ」

原因は、古くて管径が小さい
昭和40年代の前半布設の石綿セメント管。

当時は「一家に、蛇口1個」の時代
生活環境が変り、水道使用は飛躍的に増加したが
「管は当時のまま」

水圧の低下により一部ご迷惑をおかけしていますが、
東部水道企業団が事業を引き継いだ後は
段階的ではありますが、積極的に更新事業に取り組んでいます。

今年度終了時点で
千代田町の約5割の地区の水道管が新しくなります
残りの地区の方には申し訳ありませんが、今しばらくお待ちください。



さて、今年の千代田町内の工事は
黒津・詫田西地区が終了し「嘉納地区」を着工します。

既存の管径は5センチ、これを7.5センチに替え
(管の断面積は、約2倍となります)
延長は約500メートルの工事となります。

工事中の通行規制や断水などでご迷惑をおかけしますが
ご協力をお願いします。


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Posted by 佐賀東部水道企業団  at 10:00 │企業団ニュース